三国志の名言21

誡むるは面従にあり

【現代語訳】最も警戒すべきことは、表面だけの服従である。

<曹操>

表面上は良い顔をしていたとしても、それは決して本心ではありません。

腹の中では背いている状態かもしれないので、十分注意しましょう。


三国志の名言22

大事を済すには必ず人を以って意図をもって本と為す

【現代語訳】偉業を成し遂げるためには、何よりも人が基本である。

<劉備>

劉備(りゅうび)は若い頃から武芸が達者で、コミュニケーション力も高く、仁義にも厚かったと言われています。

そのような人柄なので、たくさんの優秀な人材が劉備の周りには集まってきたのです。


三国志の名言23

強弩の末、勢い魯縞をも穿つあたわず

【現代語訳】強い弓から放たれた矢も、勢いを失えば絹をも通さぬ

<諸葛亮>

これは、長い遠征を敢行する曹操軍の疲弊ぶりを比喩した諸葛亮の言葉です。

物事は短期集中でこなした方が成果も出しやすいのです。


三国志の名言24

これ大事なり。倉卒にすべからず。

【現代語訳】重要なことは慌ただしくやってはいけない。

<劉備>

重要な部分を失敗すると、全てが水の泡になってしまいます。

最後まで慎重にやり抜きましょう。


三国志の名言25

人の国を伐ちて、以て歓を為すは、仁者の兵にあらざるなり

【現代語訳】他国を攻めて喜ぶのは、仁者の戦ではない。

<龐統>

これは、戦に勝って浮かれている劉備に対して、龐統(ほうとう)が言った名言です。

この頃から「戦わずして勝つ」という兵法の考え方はあったので、「戦って勝つのは二流だ」と言いたかったのでしょう。


三国志の名言26

他人の商度、人の意の如きは少なし

【現代語訳】他人の意見ほど、いい加減なものはない。

<曹操>

他人の意見を信じて兵を進めた曹操は、失敗を悟りました。

やはり自分の目で見て、自分で経験して、自分の耳で聞いたことが一番信頼できるのです。


三国志の名言27

四目両口あるに非ず、ただ智多きのみ

【現代語訳】目を四つ、口を二つ持っているわけではない。ただ知恵が多いだけだ。

<曹操>

これは自分のことを評価した曹操の言葉です。

知恵とは、経験が伴った知識のことです。

それが多い人ほど成功できる確率が高まっていくのです。


三国志の名言28

法を制して自らこれを犯せば、何を以て下をひきいん

【現代語訳】法律を定めて自分がこれを破ったのでは、下の者が付き従うはずがない。

<曹操>

リーダーは組織をまとめるためにルールを決めるはずです。

しかしそのルールを自分が破った場合、なんとなくあやふやにする人は多いと思います。

それでは部下がついてこないので、お互いを律するためにも、きちんと処罰することが重要だと思います。


三国志の名言29

敵の我を犯さざるを恃まず

【現代語訳】敵軍が自国に侵入してこないことを期待しない

<沈行>

敵軍が自国に侵入してこないのを期待するより、敵軍の侵入を阻止できるような防衛体制を作ることが先決です。

神頼みするのでなく、目の前のできることから始めていきましょう。


三国志の名言30

進むは易く、退くは難し

【現代語訳】進むのは簡単だが、退くのは難しい。

<黄権>

これは黄権(こうけん)が劉備に進言した名言です。

何でも同じですか、始めるのは簡単でも、辞めるタイミングは難しいのです。




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