三国志の名言11

天の与うるを取らざれば、悔ゆとも追うべからず

【現代語訳】せっかく天がくれたものを受け取らないと、あとで後悔しても間に合わない。

<孔融>

この言葉は、孔融(こうゆう)が劉備に送った名言です。

せっかくのチャンスを袁術に譲ろうとする劉備に対して、孔融はこの言葉で説得したのです。


三国志の名言12

その肉を飽かしむべし。飽かざれば人を噛まんとす

【現代語訳】虎を飼うなら、腹一杯の肉を与えるべきである。さもなければ人に牙をむくだろう。

<陳登>

この名言に出てくる「虎」とは呂布(りょふ)のことです。

呂布は自分が仕えた主人を二人も殺した百戦錬磨の猛将です。

有能な人材を手に入れたいなら、それ相応の待遇が必要なのです。


三国志の名言13

方今は英雄を収るの時なり。一人を殺して天下の心を失うは不可なり。

【現代語訳】今は英雄を受け入れなければならない時だ。その英雄一人を殺して天下の人心を失ってはならない。

<曹操>

この言葉は、臣下から劉備の暗殺を進言された時に、曹操が答えた名言です。

冷血なだけでなく、知恵の働く人物だったことが伺えます。


三国志の名言14

兵多けれども分画明らかならず。将驕りて政令一ならず

【現代語訳】兵士の数は多いけれど、組織がしっかりしていない。将軍たちは威張り散らして自分勝手な命令を出している。

<曹操>

この言葉は、曹操が袁紹軍を分析した時の名言です。

外見は圧倒的な袁紹軍だったとしても、中身が伴っていなければ勝てると曹操は判断したのです。


三国志の名言15

権変の時は、もとより一道のよく定むるところに非ざるなり

【現代語訳】世の中が変化していく時代には、固定した一つのやり方では対応できない。

<龐統>

この言葉は、劉備の参謀である龐統(ほうとう)の名言です。

ビジネスも同じですが、環境の変化に応じて自分も変化しなければ、いづれ衰退してしまうのです。


三国志の名言16

われ卿を得て諧うなり

【現代語訳】君が来てくれたので、万事うまくいく

<孫策>

孫策と周瑜(しゅうゆ)は、呉の建国を語る上で欠かすことができない二人ですよね。

幼馴染だった周瑜への信頼度が表現された名言だと思います。


三国志の名言17

笑語を好くし、性格は闊達聴受、人を用うるに善し

【現代語訳】冗談が好きで、こだわりなく他人の意見を聞き入れ、人を扱うのがうまい

<陳寿>

この言葉は、三国志の編集者である陳寿(ちんじゅ)が、呉の孫策の人柄について語った名言です。

リーダーとなる人物には、人に好かれる性格と飾らない率直さが必要なのでしょう。

孫策はこのような人物だったため、部下はみんな誠心誠意、命を懸けて付き従ったと言われています。


三国志の名言18

去らしむべからず

【現代語訳】才能のあるものを他所へ行かせてはならない

<周瑜>

この言葉は呉の名参謀と言われた周瑜が、孫権に伝えた名言です。

優秀な人物を手放した場合、もしかするとライバル企業へ行ってしまうかもしれません。

それは自分の手で自分の首をしめるようなものなので、絶対に避けなければいけません。


三国志の名言19

早く大計を定め、衆人の議を用いることなかれ

【現代語訳】一刻も早く決断をし、衆議の意見を聞き入れてはなりません。

<魯粛>

孫権が赤壁の戦いへ踏み切る為の勇気を与えてくれたのが、この魯粛(ろしゅく)の名言です。

リーダーは孤独なので、全ての責任を自分一人で背負って、自ら意思決定しなければいけません。

それが出来ない人はリーダーになれないのです。


三国志の名言20

人生まるれば死あり。修短は命なり。

【現代語訳】人は生まれればいつかは死ぬもの。短い生涯を終えるのも天命です。

<周瑜>

これは36歳という若さで亡くなった周瑜の遺書に記されていた名言です。

いつ死ぬか分からないので、今現在を精一杯生きましょう。




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