モンテスキューの名言集
モンテスキューといえば「法の精神」を執筆したことで有名ですよね。
現代政治における重要な三権分立論を唱えた人ではありません。
現在の「立法」「行政」「司法」という、民主主義の根本的な考え方を生み出した人物なのです。

少しをするために、多く学んでおかねばならぬ。
起業しようとするなら、その業界における商習慣はもちろん、競合他社のビジネス分析や、政治動向まで調べなければいけません。
実際に実行するのはほんの一部ですが、知識がなければ成功できないのです。
自ら実行し得ることは、決して他人の手を煩わすな。
他人から助けてもらった方が、物事は楽に進んでいきますが、本当にそれが必要なのか今一度考えた方が良いと思います。
なぜかと言うと、他人に助けてもらうという癖が付くことで、自分で考える能力が低下し、さらに相手に借りを作ることにもなるからです。
世の中で成功を収めるには、馬鹿のように見せかけ、利口に行動することである。
馬鹿のように見せかけると、相手は油断します。
それがもっとも利口な勝ち方なのかもしれません。
ほとんどの場合、成功するかしないかは、成功に要する時間を知っているか否かに等しい。
これは成功のロジックについて語った名言だと思います。
例えば100回叩けば壊れる壁があったとして、それを90回頑張って叩いても壊れなかった場合、ほとんどの人は諦めてしまいます。
しかし「100回叩けば絶対壊れる」と知っている人であれば、必ず成功しますよね。
この名言が伝えたいのは、ゴールに至るまでの仮説を立てる重要性なのです。
真に知的な人は、他の人が知識として有しているだけのことを身体で会得している。
どれだけたくさんの知識を習得していても、それが行動へ結びつかなければ意味がありません。
知っているつもりはやめましょう。
孤独は、優れた精神の持ち主の運命である。
人と同じことをやっても成功できません。
なので周りから「変わり者」と言われたり、人から馬鹿にされることもあるでしょう。
そのような環境をむしろ楽しめる人が、本当に優秀な人なのだと思います。
パスカルの名言集
パスカルはデカルトに対抗したフランスの哲学者です。
天才科学者とも評されていますが、「人間がどうすればよりよく生きていけるのか?」というシンプルなテーマを追求した人物でもあります。
名著と呼ばれている「パンセ」は、分厚くて読みづらい本ですが、ビジネスパーソンであれば一読する価値があると思います。

人間は考える葦である。
パスカルの名言といえば「人間は考える葦である」という言葉ですよね。
この言葉が伝えたいのは「人間とは一本の葦のように弱い存在ですが、考える力を持っている」ということです。
この「人間らしい理性」というのが、パスカルの研究テーマだったのです。
心には理性では分からない理屈がある。
人間と動物の違いは「理性があるか?」という点です。
しかし、恋愛に対して夢中になったり、怒りの感情が湧き上がってくると、理性的に考えられないこともあります。
そのような側面では、むしろ野性的な生き物だとも言えます。
人は皆変わる。
過去の自分は、もはや現在の自分ではない。
意識しているかは別の話ですが、日々人間は進化していきます。
考え方はもちろん、技術や経験値も増していくばかりです。
それを前提にした場合、人付き合いも短期的に見るのではなく、長期的な目線で見た方が良いと思います。
つまり昨日入社したばかりの新卒社員が、1年後は社長になっている可能性もあるのです。
知恵は知識に勝る。
知恵と知識は同じように使っているかもしれませんが、その意味が違っています。
知識は一方的に吸収したものですが、知恵は経験から生み出されたものなのです。
何ゆえに人は多数に従うのか。
彼らがいっそう多くの道理を持っているからか。
否、いっそう多くの力を持っているからである。
世の中にはパワーバランスがあります。
それに左右される出来事が多いですが、それによって判断を曇らせてはいけません。
常に自分の考えを持つようにしましょう。
無知を恐れてはいけない。
偽りの知識を恐れよ。
知識がないのは恥ずかしいことではありません。
知らなければ自分で調べたり、詳しい人に聞けば良いだけです。
一番ダメなのは、知ったかぶりをしたり、人から聞いただけの間違った知識を鵜呑みにすることです。
優しい言葉をかけるには、お金も時間もいりません。
にもかかわらず、優しい言葉は多くの事を成し得ます。
これは世の中の真理をついた名言だと思います。
他人を喜ばすことは、自分が成功するための近道だと理解しておきましょう。