モンテーニュの名言集28選!エセーにつづられた言葉

ミシェル・ド・モンテーニュといえば「エセー」の著者として有名な偉人ですよね。

エセーは『エッセイ』の語源にもなった名著なのですが、その中身を知っている人は少ないかもしれません。

そこで今回は、「エセー」に書かれた名言集をご紹介したいと思います。

モンテーニュという名前やエセーは歴史の教科書にも出てくるので、ビジネスパーソンの基礎知識として学んでおきましょう!

>>リファラル営業サイト|side bizz(サイドビズ)

モンテーニュとは?

ミシェル・ド・モンテーニュは、フランス・ルネサンス期を代表する16世紀の思想家です。

モンテーニュは貴族の家柄だったので、幼少期から古典文学を愛読して、24歳という若さでボルドー高等法院の裁判官になりました。

そして37歳の時に官職から引退し、1580年に「エセー」を出版、1581年~85年まではボルドー市長を務めた地元の名主となります。

その後も「エセー」の執筆をやめることはなく、初版に続いて第2巻、及び第3巻も刊行され、一生涯執筆活動に専念し続けたそうです。

エセー(随想録)とは?

モンテーニュが残したエセーには、教育、恋愛、軍事、感情、学問、宗教、生と死、人間関係まで、様々な話題が取り上げられています。

「ある話題について自分がどこまで考えて判断できるかを試す」という内容だったため、『試し』や『試み』という意味の”エセー”をタイトルにしたのですが、それを語源として『エッセイ』という言葉が誕生しました。

エセーでは、常にモンテーニュの中立&中庸の意見が述べられているため、それがこの本の魅力の一つにもなっています。

モンテーニュの名言集まとめ

モンテーニュの名言1

自分のなすべきことに取り掛かろうとする人間は、自分が何者であって、何が自分本来のものなのかを知ることを、最初に学ぶ必要がある。

何かを成し遂げたい場合、まず自己分析しましょう。

自分の強みや弱みはもちろんですが、「自分は一体何がしたいのか?」という根本的な部分を見つめ直さなければいけません。

心から”ワクワク”することだけに集中しましょう!


モンテーニュの名言2

他人に奉仕するために、自分個人の健全にして愉快な生き方を捨ててしまうのは、私の流儀からすると、不自然な悪しき方針を取ったことになる。

この考え方を理解するためには「主体性」について学ばなければいけません。

結論から言ってしまうと、「他人に奉仕する」ということは善であり、推奨されるべきことです。

しかし「本当はやりたくないのに他人に奉仕する」という姿勢は主体的でないため、それは問題となります。

つまり「相手に喜んでもらいたいから他人に奉仕する」のはOKということです。


モンテーニュの名言3

あなたが臆病で残酷なのか、あるいは忠実で献身的なのかを知っているのは、あなたしかいない。

この言葉の通りですが、他人はあなたのことを十分理解していません。

なのでモンテーニュは「他人の憶測など気にせず、自分の判断だけにこだわれば良い」と語っています。


モンテーニュの名言4

世界で一番高い玉座の上にあがったとしても、我々はやはり、自分のお尻の上に座るしかない。

ちょっと分かりづらい表現ですが、この名言が伝えたいのは「どこまで昇り詰めたとしても、自分は自分」だということです。

奢らず謙虚に生きましょう!


モンテーニュの名言5

他人に自分の金を分け与える人などいないのに、みんな、自分の時間と生命を他人に分け与えている。

労働をすると対価(お金)がもらえますよね。

それは自分の時間&生命(=労働)を提供しているからです。

ということは、「時間と生命=お金」という方程式が成り立ちます。

そう考えた場合「時間を無駄にするのは惜しい」と誰もが感じ始めるはずです。


モンテーニュの名言6

人は自分の仕事よりも、他人の仕事のことをあれこれ話したがる。

そうすれば、その分評判が上がると思っているからだ。

これは虚しい人ですが、そのような人は会社内に何人かいますよね。

ビジネスパーソンは、自分の仕事に100%集中しましょう!


モンテーニュの名言7

世の中には愚かさの極みと言えるようなことがたくさんあるけれど、その中でも、最も広く行き渡っているのが、名声や栄光への関心である。

この言葉を聞いて、私が真っ先に思い浮かべたのは『SNS映えを狙った事故』です。

野生の鹿を撮影しようとして橋から転落したり、ナイアガラの滝を撮影しようとして滝壺に落ちたり、SNS映えを狙った事故が絶えません。

そのような人達は”結果(フォロワーやいいね)”だけを求めているので、とても心が貧しいと思います。

名声や栄光はあくまでも”結果”でしかないので、有意義な人生を過ごす為には、もっと過程を重視するべきだと思います。


モンテーニュの名言8

善行が全て名声をもたらすわけではなく、困難さとか異例であることが付け加わらないとダメなのである。

単に「ゴミ拾いをする」のではなく、雨の日も風の日も『365日ゴミ拾いをする』という方が尊いですよね。

そしてそれを10年間続けると”名声”が得られます。

『皆勤賞』が賞賛されているのは、単なる善行なのではなく、困難さとか異例が加わっているからだと思います。


モンテーニュの名言9

我々が馬を褒めるのは、逞しくて、早いからに他ならない。

つまり馬具ゆえではない。

グレーハウンド犬にしても、そのスピードゆえであって、首輪ゆえではない。

これも分かりにくい表現ですが、この言葉が伝えたいのは『人間の価値は内面に宿る』ということです。

会社名や肩書き、収入などで判断されるのではなく、どのようなスキルを持っていて、どれだけ徳を積んでいて、どのような偉業を成し遂げられるのか、という内面的な部分が重要なのです。


モンテーニュの名言10

人間はとかく、他人の発言を、自分に都合のいいように曲げて解釈したがる。

これは裁判官だったモンテーニュらしい名言ですよね。

先入観は事実を捻じ曲げてしまうので、できるだけフラットな視点で物事を見るべきだと思います。




関連キーワード
営業系の副業情報サイト「side bizz」

営業系の副業を探すならside bizz(サイドビズ)を要チェック!

サイドビズには”紹介するだけで稼げる”副業情報が多数掲載中!

サイト利用料は全て無料(0円)!

おすすめの記事