最初からユーザーがつかないのは当たり前なのだ。
プロダクトの開発者は淡い妄想ばかりを抱くので、なんとなくサービスが軌道に乗っていくイメージを想像しますが、ゼロベースの起業がそんなに上手くいくはずありません。
かと言って「こんなサービス使われるわけない…」という思いで、サービス運営する人もいませんよね。
この辺りのバランス感覚はとても難しいので、起業当時は大きなストレスを抱えることになります。
「ユーザーはきっとこう思うだろう」という安易な決めつけは、サービスづくりにおいては危険だ。
ITサービスはユーザビリティを考慮しながら作られるのですが、実は的外れであることが多いです。
そのようになってしまう原因は、サービスを自分自身がヘビーユーザーとして使っていないからだと考えています。
これはITサービスのあるあるなのですが、サービス提供者側はただ運営しているだけで、自分自身が使ったことなかったり、アクティブに使っていないケースが散見されます。
こうなってしまうとユーザー目線が抜け落ちるので、どうしても独りよがりなサービス提供になってしまうのです。
大事なのは、失敗から学ぶこと。
まず前提として、何か新しいことにチャレンジして成功する確率はそれほど高くありません。
なので、必然的に失敗を受け入れる必要がありますが、その失敗には多くの学びがあります。
歴史上の偉人たちも、失敗から学ぶことを推奨しているので、決して失敗を恥じる必要はないと思います。
PMFとマネタイズ。
この2つの順番も重要だ。
PMFは「プロダクトマーケットフィット」と呼ばれており、マネタイズは「お金の稼ぎ方」を意味しています。
PMF(プロダクトマーケットフィット)とは、提供しているサービスや商品が、顧客の課題を解決できる適切な市場で受け入れられている状態のことを指します。 ソフトウェア開発者のマーク・アンドリーセンが広めた概念と言われ、ベンチャー企業や新規事業を始める際によく聞く言葉です。
基本的にはPMFを最優先とし、PMFができてからマネタイズに取り組むというのが正解だと思います。
キレたら負けだろ?
これはサイバーエージェント創業者である藤田晋の名言なのですが、辻庸介はVC(ベンチャーキャピタル)巡りをしていた時、何度もこの言葉を思い出したそうです。
勝率の低いスタートアップ企業に対して、エンジェル投資家やVCはかなり上から目線で接してきます。
その態度は本当に頭にきますが、辻庸介はグっと我慢して堪えたそうです。
藤田晋は日本を代表する経営者なので、その名言集は下の記事をご覧ください。
もしもこれから、新しいものづくりにチャレンジしようとする人がいたら「最初から理解を示し、お金まで出してくれる人は滅多にいない」という前提に立った方がいい。
スタートアップ企業を立ち上げる場合、とにかく大変なのが投資家(出資者)探しです。
弊社(WEBX Inc.)もエンジェル投資家探しを経験していますが、感覚的には「投資家巡りを10人にした場合、その中で1人~2人くらい興味を持ってくれて、そのような興味を持ってくれた人が5人出てくれば、1人ぐらい出資してくれる」というイメージでした。
なので感覚的には30人くらいの投資家と会えば、1人ぐらいは出資してくれると思います。
スタートアップの強みは「情熱とスピード」だ。
逆に言ってしまうと、スタートアップ企業にそれ以外の強みはありません。
この2つだけをとことん突き詰めましょう!
チームや組織が成長する過程には、必ず痛みが伴う。
辻庸介は、この現象のことを人体に例えて「成長痛」と表現しています。
権限委譲をしなければ、組織は大きくならない。
権限委譲はとても難しいですよね。
部下への権限委譲に悩んでいる人は、ドン・キホーテ創業者である安田隆夫の名言集をご覧ください。
変化や未知のものを避けて現状維持を望む「現状維持バイアス」は、僕たちが思ってる以上に強くて深い。
「現状維持バイアス」は、有名な心理術ですよね。
ビジネスに使える心理テクニックは多いので、ビジネスパーソンは押さえておきましょう。