日本中から人が集まる一等地の商売は、黙っていてもお客様の方から足を運んでくださるのだから、競争はあっても楽です。
楽な商売を経験してしまうと、難しい商売に手を出そうとならなくなります。
そうするとビジネスは徐々に衰退していき、やがてその企業は消滅してしまうのです。
だからこそ『難しいチャレンジ』から始めることを伊藤雅俊は推奨しています。
創業は大変なことですが、守勢(守成)も創業に劣らず大変なことだと言われる所以です。
創業と守勢は、有名な中国古典『貞観政要』の中で最も有名な言葉の一つです。
貞観政要は「リーダーが読むべき名著」と言われている本なので、気になる人は下の記事をご覧ください。
私は人に縛られるのも、人を縛るのも嫌いな人間です。
伊藤雅俊は自分自身のことを「自由人」と呼んでいます。
しかし自由であるということは、その分社会的責任も大きくなるので、恐怖と表裏一体であることは間違いありません。
伊藤雅俊は「商人には算盤と始末と才覚が必要だ」と語っています。
算盤(そろばん)といえば渋沢栄一ですよね。
渋沢栄一の名言集は下の記事をご覧ください。
鈴木敏文と二人三脚で築き上げた
ここまで伊藤雅俊の名言集をご紹介してきました。
伊藤雅俊はイトーヨーカドー創業者なのですが、日本を代表する小売業者「セブン&アイホールディングス」の礎を創ったのは、部下である鈴木敏文だと言われています。
イトーヨーカ堂という企業のNo.1が伊藤雅俊で、No.2が鈴木敏文という組織図だったのですが、鈴木敏文の方がマネージメント能力が高く、ビジネスセンスも秀でていたそうです。
なので伊藤雅俊やイトーヨーカ堂という企業を理解する上で、鈴木敏文について知っておくことは必須事項だと言えます。
その名言集は下の記事をご覧ください。