あなたがサラリーマンだったら、会社での顔以外に、あなた自身の顔というのを作ってみたらどうだろう。
「不屈の営業マン」というオリジナリティのある個性と、一方で「地域ボランティアに参加するいいお父さん」というように。
色んな顔を持つと、人間に深みが出てくると志村けんは語っています。
自分が今、どの位置にいるのかを正確に知るには、まず東西南北の位置を確定する必要がある。
自分の位置を知るために重要なのは「客観的な情報」や「他人からの意見」だと志村けんは語っています。
そのような情報を集めてみましょう!
- 独立するなら何をしたいか、すぐに答えられるか?
- これだけは自信がある、という特技はあるか?
- 他人から「ちょっと変わってるね」と、よく言われるか?
この3つの質問は、これから独立起業する人に向けた問いかけです。
この中で1つでも「No」があれば、独立開業するのはオススメしないと言っています。
個人の才能というのは、有事の際の金(ゴールド)と同じだと考えればいい。
世界中のどこへ行っても価値があるのが金(ゴールド)ですよね。
その金を高く売るためには、交換レートが高いところで換金すればいいだけなのです。
どこでも換金できるような才能(個性)を磨きましょう!
人間誰しも得意、不得意があるのは当たり前だ。
冷静な目で自分を見つめてみて、自分の能力や価値を知った上で、足りないところや不得意なところは、他の人に協力してもらうなり、お金を払ってでも補ってプラスにしていくのは、大事なことなんだよ。
志村けんの場合には、たとえ得意分野であっても、さらに高いレベルの仕事を求める場合には、お金を払って外部に協力を依頼するそうです。
特に有名な逸話は、放送作家を個人で雇っていたことです。
一般的に放送作家は色々な番組やタレントを掛け持ちしますが、芸能界で唯一、志村けんだけは優秀な放送作家を囲っていたのです。
粋な人って、無形の部分にたくさんのお金を使っている気がするんだよね。
人間関係だったり情報だったり、無形の部分にお金を使うべきだと志村けんは語っています。
しかし、夜の外交にお金を使ったとしても、それはほとんどオシッコになって流れてしまうそうです。
やるべき仕事をコツコツ積み重ねてゆくことが、自ずと良い結果(お金)を生むという考え方。
志村けんは『小学校~付き人時代まで』、ずっと貧乏生活だったと語っています。
でも「お金は後からついてくる」という考え方なので、お金に対する執着心は人より薄いそうです。
誰もが思いつきそうなことを、人より鼻の差ぐらい先を見越して、現実化すればいいんだ。
これはアイデアについて語った名言です。
要するに行動力が一番重要なのです。
「見たいけど、たまにしかやっていない」という、放送回数を腹6分目ぐらいの満腹感に抑えてきたこと。
それがロングセラーになった要因だ。
これは「志村けんのバカ殿様」について語った名言です。
バカ殿様は1年に1~2回しか放送しないので、希少価値が付いたそうです。
それによってキャラクターの価値が上がり、IP(知的財産)ビジネスにも繋がっていったそうです。
コント作りは一人の力じゃできないし、周りの協力がないと何も進まない。
そのためには一人一人の力が大切で、日々の積み重ねが必要だ。
コント作りはチームプレイだと言われています。
そのために新人や若手芸人にも、一生懸命アドバイスしてきたそうです。