自分自身のことは自分では分からぬものだ。
<李世民>
このような謙虚さが李世民の強みだと思います。
ビジネスリーダーが持つべき心得だと思うので、今一度心に刻んでおきましょう。
李世民は理想的なリーダー像
ここまで”貞観の治”を実現した太宗 李世民の言葉などをご紹介してきました。
太宗は絶対的な権力者である”中国の皇帝”なので、そのような人物に諫言するのは、非常に勇気のいる行動だったと思います。
実際、太宗自身も「臣下がなかなか諫言してくれない…」と魏徴にぼやくシーンが、貞観政要には何度も描かれています。
それに対して魏徴は「皇帝に対して諫言するのは非常に勇気のいることです。もしかしたら処刑されるかもしれないという恐怖を払いのける必要があるので、普通の臣下では無理でしょう。」とあっさり諦めています。
「それを改善する方法はないのか?」という太宗の質問に対して、「それは簡単な話ですよ、あなたが変わればいいだけです。」と言っています。
魏徴は「いつもニコニコして、とにかく怒らずに全て受け入れる姿勢が大切です。むしろ意見してくれたことに感謝しましょう!」と太宗に対して語っています。
それと同時に「君主と臣下の信頼関係が重要」とも語っています。
ビジネスはお互いの信頼関係によって成り立つので、いつの時代でもそれが土台となり、楔となり得るのです。
太宗の姿勢は、全てのビジネスリーダーが参考にするべきものだと思いますし、それが実践できれば間違いなく会社は変わるはずです。
一生懸命に頑張っているビジネスリーダーであれば、きっと太宗と同じようなシチュエーションを経験したことがあるはずなので、明君と呼ばれた太宗から学び取りましょう!
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