一休禅師の名言11

経を見て その善悪を 取りぬれば 善悪ともに 悪にこそなれ

<意訳>お経を見て、阿弥陀経がいいとか涅槃経がいいとか、善悪を論じるのは良くないことである。

そもそも良いとか悪いとか、決めようとするのが良くないのです。

あなたにとって良いことでも、他人には悪いことかもしれません。

「どちらでもいい」と考えれば、生きるのが楽になりますよね。


一休禅師の名言12

おのが身の おのが心に 適わぬを 思わばものを 思い知りなん

<意訳>自分は能力がないと思ってはいけません。誰もが何かしらの才能をもっているのです。しかしそれを活かそうと努力しないでいると、つまらない人生を送るハメになります。

自分のやりたいことをすれば人生は楽しいはずです。

もし人生が「つまらない…」と感じているのであれば、そろそろ生き方を変えるべきタイミングなのかもしれません。


一休禅師の名言13

そのままに 生まれながらの 心こそ 願わずとても 仏なるべし

<意訳>自分がやりたいことをやっている人は、悔いのない人生が送れます。主体的な生き方をしている人は「仏」になれるのです。

他人が敷いたレールの上を歩いているだけの人には主体性がありません。

そのような人は不幸せな人生になるので注意しましょう。


一休禅師の名言14

もとの身は もとの所へ 帰るべし いらぬ仏を 訪ねばしすな

<意訳>悩んだ時は原点に返りましょう。命の原点は心臓である。心臓は何も考えずに鼓動し続けています。そのような大きな働きをしている生命には仏が宿っているのです。

自分の考えで心臓を止めることはできませんよね。

逆に、頭で考えて心臓を動かすこともできませんよね。

これこそが生命であり大宇宙(仏)なのです。


一休禅師の名言15

夜もすがら 仏の道を たずぬれば わが心にぞ たずね入りぬる

<意訳>どうすれば自分や周りが楽しく幸せに生きられるのか。仏の道を探っていると自分自身の心が重要なのだと気づく。

周りと競争することは重要ではありません。

誰にも惑わされず、煩わされず、穏やかな心さえ持っていれば平穏無事に生きられるのです。


一休禅師の名言16

本来も なきいにしえの 我れなれば 死にゆくかたも なにもかもなし

<意訳>自分がこの世に生まれるまでは何もなかった。自分が死んだ後も何もない。

元々存在しなかった人間が、自然を感じ、空気を吸って生きていることに幸せを感じるべきなのです。

そう考えると、何もかも幸せに感じられるので、怒りの感情はどこかに行ってしまうのです。


一休禅師の名言17

あだにのみ 人をつらしと 何か思う 心よ我れを 憂きものと知れ

<意訳>人の悪いところを指摘してばかりの人は思いやりがない。そのような人は自分を最低の人間だと知るべきだ。

人はそれぞれしがらみを抱えて生きています。

もし自分に都合の悪い動きや返答が返ってきたとしても、相手にも事情があるはずなので、怒る必要などないのです。


一休禅師の名言18

悪くとも 善くともいかで いいはてん 時々変わる 人の心を

<意訳>「あいつは悪いヤツ」だとか、「あいつは良いヤツだ」という評判が一生続くことはありません。人の評価はその時々で変わるのです。

周りの評価を気にする必要などありません。

清く正しく、精一杯生きているのであれば、それだけで十分なのです。


一休禅師の名言19

極楽が ありと聞けど 往きて見ず 何方を指して 浄土とはいう

<意訳>極楽があると聞くが、実際にそこへ行って目で見た人はいない。ただ幻を追い求めているだけなのかもしれない。

不安な世の中なので、救いを求めたい気持ちは誰にでもなると思います。

そんな時は、自分の鼻から出入りしている呼吸を感じましょう。

呼吸は幻でなく、リアルでポジティブな極楽なのです。


一休禅師の名言20

いたずらに 暮らすその身は 愚かさよ 芸のひとつも たしなみはせで

<意訳>金を儲けた人は、次に金を手放す羽目になる。うまく手放すためには、坐禅でもするがいい。合気道とか弓道とか、何か芸事を嗜むことだ。

どんなに大金持ちだったとしても、死ぬときにお金を持って行くことはできません。

がむしゃらに働いて大金を手に入れたとしても、気苦労が増えるだけです。

何が人生にとって大切なのか、今一度考え直しましょう。




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