あらゆる人は結びついているとアドラーは考えています。
岸見一郎といえば、日本におけるアドラー研究の第一人者ですよね。
日本でアルフレッド・アドラーの名前は知名度が低いですが、世界的にはフロイトやユングと並んで三大心理学者の一人として知られています。
アドラー心理学は「個人心理学」とも言われていて、幸せに生きるために必要不可欠な考え方だと言われているので、是非アドラーの著書(人生の意味の心理学)をチェックしてみましょう!
人から認められるかどうかは、結果でしかありません。
他人からどう思われているかを気にしている人は、自分の人生を生きていないかもしれません。
つまり他人からの評価でしか、自分の価値を見出せないということです。
それでは萎縮した人生になってしまうので、まずは自分自身を解放することが必要だと思います。
これを岸見一郎は「嫌われる勇気」と表現しています。
人生の冒険家として生きる。
冒険というのは、何が起こるかわからないから冒険ですよね。
つまり、冒険する前から「成功するかしないか?」を天秤にかけるようでは、本当のアドベンチャーとは言えないのです。
「不確実性があるから楽しい」と楽観的に考えるぐらいが、生きる上でも丁度いいのだと思います。
誰もが数々の失敗を重ね、失敗から多くのことを学んできたはずです。
失敗せずに成功することなどありえません。
なので、失敗を決して恥じる必要はなく、むしろ喜ぶべきことだと思います。
発明家として有名な偉人のトーマス・エジソンは「私は失敗したことがない。ただ成功しないやり方を見つけただけだ。」という名言を残しています。
超ポジティブな考え方ですが、これこそが失敗と向き合う正攻法だと思います。
エジソンの名言集は下の記事をご覧ください。
人を助けようと思っていてもできないことがあります。
- 立場的に助けることができない
- 勇気がなくて助けられない
色々なシチュエーションがあると思いますが、もし困っている人がいるのであれば助けるのが筋です。
これをキリスト教では「隣人愛」と呼んでいます。
キリスト教の聖書(新約聖書)は「世界一読まれている本」なので、その内容を理解するのはもはや道徳教育の一環だと思います。
まだ聖書を読んだことがない人は下の記事を参考にしてください。
困難とは立ち向かい征服する課題。
困難は「壁」と言い換えることもできますが、生きている限り度々目の前に立ちはだかります。
しかしその壁は自分の前にしか出てこない課題なので、そういった意味では必ず乗り越えることができる壁だとも言えるでしょう。
つまり普通のサラリーマンとして働いている人の前に「大統領選でどう勝ち抜くか?」「オリンピックで金メダルが取れるのか?」という課題は出てきません。
それは一流の政治家や、トップアスリートの目の前にだけ現れる壁(課題)だからです。
よって、自分の前に現れた壁(課題)は、自己成長するために乗り越えなければいけない壁であり、自分なら乗り越えることができる壁ということになります。
全てが計画通りで、最後の到着点である死すらどういうものか分かっているのであれば、人生に驚きも喜びも感じることはできません。
このように考えると、不確実性があるから人生は楽しいのだとわかりますよね。
他者に期待しないことです。
一見すると殺伐とした感じに聞こえる言葉ですが、この名言が伝えたいのは「自分の人生を生きなさい!」ということです。
自分の人生は自分の手で切り開くしかありません。
良い意味で、他者に期待せず生きましょう!
十分な年金をもらえず、働きたくなくても働かざるをえないのと、働くことに生きがいを感じ、自分の意志で働くのとでは、雲泥の差があります。
社会人の中には「仕事がつまらない」とか「できれば働きたくない」と考えている人は多いはずです。
しかしそれはとても残念な発想だと思います。
仕事から得られるものはとても多くて、むしろ人生に必要なもの(お金、人脈、経験、知識など)は全て仕事が与えてくれると言っても過言ではないでしょう。
そう考えた場合、生涯現役を掲げて働くのも悪くないと思います。
属性によって人の優劣を判断する人がいます。
属性とは学歴や肩書き、資格、容姿などによって、人間の優劣がついてしまう判断基準のことです。
しかし属性と自分の価値は本来別物だと言えます。
そのような外側を磨くより、内面を磨き上げましょう!
今の生活に満足する。
これは簡単なことのようで、非常に難しいように感じます。
例えば人間には欲望があるので、「新しい服が欲しい」とか「大きな家に住みたい」と考えたりしますよね。
しかし冷静になって考えてみると、それらは”必要”なのではなく、ただ単に”欲しい”だけだと思います。
欲しいものと必要なものを区別することができれば、きっと今の生活に満足できるはずです。
まとめ
ここまで岸見一郎の名言集を解説してきました。
哲学者らしい言葉がたくさんありましたよね。
岸見一郎といえばアドラー心理学なので、アドラーの名言集もぜひご覧ください!