私は連日、眠れない夜を過ごし、一時は本気で自殺することまで考えた。
2号店として出店したドトールコーヒー青山店が大失敗し、事業計画は大きく狂いました。
その原因は後々判明するのですが、それが分からない間は大きなストレスを抱えることになり、夜も眠れなかったそうです。
事業は常に順風満帆というわけにはいかず、山あり谷ありの連続なので、起業家には”ストレス耐性”が求められると思います。
苦肉の策で、ポテト・チップスの販売を試みたこともあった。
これはドトールコーヒーが迷走していた頃の話です。
なんとかして事業を黒字化するために、ポテトチップスやカレーの缶詰、ゆで卵など、ありとあらゆる様々な商品を販売してみたそうですが、結果的にどれも上手くいきませんでした。
その時「食料品ならスーパーマーケットで良いのでは?」という考えに至り、原点回帰して「コーヒーの味で勝負する!」と決めたそうです。
機械ができるところは機械に任せて、人間は人間にしかできないサービスを担当する。
これによってサービスレベルが上がるので、顧客満足度も向上すると考えたそうです。
いわゆる適材適所という考え方ですね。
もし気に入ったものがなければ、安心して出て行けることがお客様には必要なのである。
活気がない店は店員も暇なので、お客様は「店に入ると、何か売りつけられるのではないか…」と不安になってしまいます。
なので商品棚を綺麗にしたり、清掃作業をしたり、とにかく忙しそうにすることが『活気のあるお店作り』に繋がっていくそうです。
一番大切なことは、「売上は結果だ」ということを本当に知ることだと思う。
結果よりも”過程”の方が大事だと言われますが、本当にその通りだと思います。
結果よりも過程から学べることの方が多いので、ビジネスパーソンは過程を重視しましょう!
いくら形だけ真似ても、決して「ドトールコーヒーショップ」にはならない。
ドトールコーヒーが順調に拡大していくと、ビジネスモデルを真似する企業がたくさん出てきたそうです。
しかし鳥羽博道は「全く脅威に感じない」と思っていました。
なぜかといえば、外見を真似できたとしても、中身が伴っていないので、他社を真似したビジネスモデルには『崇高な理念』が抜け落ちているからです。
JINS創業者である田中仁も同じことを言っていたので、気になる人は下の記事をご覧ください。
値引き販売は、自ら商品価値を落とす行為である。
安易に値引き販売することは要注意です。
本当の商売とは『良い商品なのであれば、どこよりも高く売る』ということです。
店を動かすのは人である。
人が命を吹き込むからこそ、店が生きてくる。
これぞまさに店舗経営の金言ですよね。
店舗経営者はこの格言を覚えておきましょう!
お客様に喜んでいただくことが、すなわち自分の喜びである。
ビジネスを突き詰めると、実はこの名言にたどり着きます。
つまり【他者へ貢献する】ということを愚直に続けていけば、必ずビジネスでは成功できるのです。
自分なりの商道を見つけ出すまで、数多くの経営者の著書を、手当たり次第に読破した。
色々な経営者の考え方を吸収することは、これから独立起業する人にはきっと役立ちます。
その場合には経営者の著書を読むのがベストですが、時間がない人は名著と呼ばれるビジネス本だけでも読んでおきましょう!