君に事えては、其の事を敬して其の食を後にす。
<訳>仕事する際は、まず何よりも誠心誠意こなすこと。報酬や待遇は二の次で良い。
これは転職を成功させるポイントだと思います。
営業シークのさの編集長は「創業100年の大手企業⇒創業1年のベンチャー企業⇒独立起業」というキャリアを辿りましたが、ベンチャー企業に転職する際は「君に事えては、其の事を敬して其の食を後にす。」の気持ちでした。
なのでベンチャー企業に転職した30歳でしたが、給料は23万円(手取り20万円)という状態でした。
でも「お金を貰いながら独立起業する為の勉強ができる!ラッキー!」という感覚だったので、金銭の大小は全く気になりませんでした。
己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。
<訳>自分がされたくないことを、人にしてはいけない。
これは対人関係について語った孔子の格言です。
聞くと当たり前のことなのですが、意外と実践できている人は少ないですよね。
日常的な戒めとして、この言葉は『座右の銘』にピッタリだと思います。
賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢(ふけん)を見ては内に自ら省みる。
<訳>賢明な人と同じになろうと思い、賢明でない人を見て、そうであってはいけないと反省することだ。
これは自己研鑽に使える名言ですが、付き合う人を選別する際にも使えるはずです。
誰とでも仲良くする必要はないので、不賢な人は避けるようにしましょう。
老者はこれを安んじ、朋友(ほうゆう)はこれを信じ、小者はこれ懐けん。
<訳>老人には安心され、友人には信頼され、若い人には慕われるようになるべきだ。
これは弟子から「生き方」について聞かれた時、孔子が答えた名言です。
短くまとまった言葉なので、座右の銘にもピッタリだと思います。
過ちて改めざる、是れを過ちという。
<訳>過ちを認めないのが「本当の過ち」だ。
素直さを忘れてはいけません。
自分の間違いを認める勇気を持ちましょう!
位(くらい)なきことを患(うれ)えず、立つ所以を患う。
<訳>社会的な地位がないことを嘆くのではなく、自分に実力がないことを反省するべきだ。
自分の不遇を他人のせいにしてはいけません。
人生は実力で変えることができるのです。
故(ふる)きを温めて新しきを知る、以て師と為るべし。
<訳>古き良きことに習熟し、新しいものの良さがわかる。そんな人は師になる資格がある。
これは「温故知新」の由来になった孔子の言葉です。
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衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す。
<訳>多くの人が悪く言ったとしても、良く言ったとしても、それを鵜呑みにせず、必ず自分で調べて考えることだ。
これはリーダーの心得を語った名言です。
間違った判断を下さないように気をつけましょう。
有司(ゆうし)を先きにし、小過を赦(ゆる)し、賢才(けんさい)を挙げよ。
<訳>まず担当の仕事をしっかりさせ、小さな失敗は許す。その上で優秀な人を抜擢するのがいい。
これは人材登用する上でのポイントを語った孔子の名言です。
些細なミスに目くじらを立てるようでは、優秀な人が去ってしまうのです。
義を見て為ざるは、勇なきなり。
<訳>人として当然すべきことしないのは、勇気がないことだ。
これは孔子の論語の中でも一番有名な格言かもしれません。
この名言を『座右の銘』にしている人は多いので、おすすめの言葉だと言えます。
孔子は宗教家であり教育者
ここまで孔子の論語に書かれた名言をご紹介してきました。
孔子は紀元前の人物ですが、その言葉が現代まで語り継がれているということは、やはり価値の高い名言が多いのでしょう。
孔子は儒教(孔子教)の開祖として有名な人物で、その後の学問や宗教に多大なる影響をもたらしました。
そういった意味では『孔子は宗教家であり教育者』だったと言えるでしょう。
孔子の言葉はビジネスのみならず、プライベートでも使える名言ばかりなので、ぜひお気に入りの格言を『座右の銘』にしてください。
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