岸見一郎

岸見一郎といえば大ベストセラー「嫌われる勇気」が有名ですよね。

嫌われる勇気
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京都府出身の哲学者で、通っていた京都大学は中途退学しているようですが、専門であるギリシア哲学やアドラー心理学については「超一流」と言われていて、日本を代表する哲学者になっています。

そこで今回は、岸見一郎の名言集をご紹介したいと思います。

哲学者ならではの言葉が満載なので、ぜひ最後までご覧ください!

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岸見一郎の名言集まとめ

岸見一郎の名言1

今仕事のことや昔のことを忘れても、人格の連続性はあります。

「人格」とは、過去の連続性が作り上げたものです。

今の自分は過去の自分の積み重ねでもありますが、その一方で今の自分は将来の自分にもつながるということです。

それであれば今現在を精一杯、全力で生きる意義が出てきますよね。


岸見一郎の名言2

過去も未来もありません。

この名言が伝えたいのは「過去も未来もなく、人が生きられるのは今だけ」ということです。

ハッとさせられる言葉ですが、なかなか面白い表現ですよね。


岸見一郎の名言3

争いは分別することで起こる。

「分別」は仏教用語なのですが、「自分と他者を分断し区別すること」を指します。

自分の理解が届かない場合、人間は分別しようとします。

つまり他者を拒絶するということです。

分別しなければ、きっと争いは減るでしょう。


岸見一郎の名言4

人と人との結びつきは、自動的には成立しません。

対人関係で悩む人は多いですが、人間関係を良くするコツはあります。

それは「容易には受け入れられないことを相手がしたとしても、そのきっかけを自分が作ったのではないかと考えること」です。

つまり相手のせいにせず、自分自身を反省して、謙虚な気持ちで改善するということです。

何があったとしても相手に対して感謝の気持ちを持つことが、人間関係の出発点だと思います。


岸見一郎の名言5

つながりを感じられる人は孤独ではありません。

人間単体を見ると孤独な存在ですが、人間関係で繋がりがあるため、決して孤独とは言えません。

しかしそれが「本当のつながり」なのかは区別するべきだと思います。

つまり「メリットがあるから付き合っている」というのは本当の繋がりではありません。

シンプルに「一緒にいると楽しい」「幸せを感じる」という関係性で良いのかもしれません。


岸見一郎の名言6

アドラーは、怒りは「人と人とを引き離す情動」と言っています。

ビジネスパーソンであるなら、”怒り”の感情をコントロールしなければいけません。

そのやり方を「アンガーマネジメント」と呼んでいます。

その術を知らない人は下の記事を参考にしてください。


岸見一郎の名言7

人は誰も一人で生きていくことはできません。

人間が生活する上では、電気やガス、水道が必要ですし、スーパーマーケットで買い物もしますよね。

AmazonなどのECサイトで色々なものをショッピングすることもあると思います。

それらを提供しているのは”他人”なので、そのような人たちの支えがなければ、人間は生きていくことすらできないのです。

そう考えた場合、「自分は生かされている」ということに気付きますよね。

きっと他者に対する感謝の気持ちが湧いてくるはずです。


岸見一郎の名言8

共同体的感覚のある人は、他者の身に起きていることが自分の身に起きていることのように感じられ、人が困っている時にそのことを自分自身の痛みとして感じるでしょう。

「共同体的感覚」はアドラー心理学における重要キーワードです。

岸見一郎を理解する為には、アルフレッド・アドラーの考え方も理解しておくべきでしょう。

「共同体的感覚」を平たく言うと「人と人とのつながり」を意味するのですが、「相手に対する思いやり」という意味も含まれている気がします。

この感覚を持つためには、他者に対する興味・関心がなければいけません。

自分のことだけでなく、良い意味で他人にも興味を持ちましょう!


岸見一郎の名言9

誰もが罪を犯すわけではありませんが、他者を信頼できないのは誰もが陥りやすい罠です。

他者を信頼して、自分と繋がりのある仲間だと思えれば、きっと世の中はもっと平和になると思います。

ちなみに、「信頼」と「信用」は全く違う意味なので、ビジネスパーソンはきちんと理解しておきましょう。

信用は過去の実績や結果、記録などにもとづいて相手を信じること。よって客観的かつ明確な判断基準が必要です。たとえば取引先の信用を得るには、納期や品質など一定の条件をクリアしければなりません。一方で信頼は十分に信用を得ている状態であり、無条件で相手を信じるケースもあります。


岸見一郎の名言10

いつどのように死ぬかは誰にもわからない。

年齢を重ねるごと、「死」について考えることが多くなります。

なぜかといえば死は確実性がありますし、誰にも平等にやってくるからです。

しかし死ぬことを恐れる必要はありません。

むしろ喜んで死を迎えるべきだと思います。

「死」についての価値観は多くの哲学者が論じているので、ぜひ参考にしてください。


岸見一郎の名言11

あらゆる人は結びついているとアドラーは考えています。

岸見一郎といえば、日本におけるアドラー研究の第一人者ですよね。

日本でアルフレッド・アドラーの名前は知名度が低いですが、世界的にはフロイトやユングと並んで三大心理学者の一人として知られています。

アドラー心理学は「個人心理学」とも言われていて、幸せに生きるために必要不可欠な考え方だと言われているので、是非アドラーの著書(人生の意味の心理学)をチェックしてみましょう!

人生の意味の心理学
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岸見一郎の名言12

人から認められるかどうかは、結果でしかありません。

他人からどう思われているかを気にしている人は、自分の人生を生きていないかもしれません。

つまり他人からの評価でしか、自分の価値を見出せないということです。

それでは萎縮した人生になってしまうので、まずは自分自身を解放することが必要だと思います。

これを岸見一郎は「嫌われる勇気」と表現しています。

嫌われる勇気
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岸見一郎の名言13

人生の冒険家として生きる。

冒険というのは、何が起こるかわからないから冒険ですよね。

つまり、冒険する前から「成功するかしないか?」を天秤にかけるようでは、本当のアドベンチャーとは言えないのです。

「不確実性があるから楽しい」と楽観的に考えるぐらいが、生きる上でも丁度いいのだと思います。


岸見一郎の名言14

誰もが数々の失敗を重ね、失敗から多くのことを学んできたはずです。

失敗せずに成功することなどありえません。

なので、失敗を決して恥じる必要はなく、むしろ喜ぶべきことだと思います。

発明家として有名な偉人のトーマス・エジソンは「私は失敗したことがない。ただ成功しないやり方を見つけただけだ。」という名言を残しています。

超ポジティブな考え方ですが、これこそが失敗と向き合う正攻法だと思います。

エジソンの名言集は下の記事をご覧ください。


岸見一郎の名言15

人を助けようと思っていてもできないことがあります。

  • 立場的に助けることができない
  • 勇気がなくて助けられない

色々なシチュエーションがあると思いますが、もし困っている人がいるのであれば助けるのが筋です。

これをキリスト教では「隣人愛」と呼んでいます。

キリスト教の聖書(新約聖書)は「世界一読まれている本」なので、その内容を理解するのはもはや道徳教育の一環だと思います。

まだ聖書を読んだことがない人は下の記事を参考にしてください。


岸見一郎の名言16

困難とは立ち向かい征服する課題。

困難は「壁」と言い換えることもできますが、生きている限り度々目の前に立ちはだかります。

しかしその壁は自分の前にしか出てこない課題なので、そういった意味では必ず乗り越えることができる壁だとも言えるでしょう。

つまり普通のサラリーマンとして働いている人の前に「大統領選でどう勝ち抜くか?」「オリンピックで金メダルが取れるのか?」という課題は出てきません。

それは一流の政治家や、トップアスリートの目の前にだけ現れる壁(課題)だからです。

よって、自分の前に現れた壁(課題)は、自己成長するために乗り越えなければいけない壁であり、自分なら乗り越えることができる壁ということになります。


岸見一郎の名言17

全てが計画通りで、最後の到着点である死すらどういうものか分かっているのであれば、人生に驚きも喜びも感じることはできません。

このように考えると、不確実性があるから人生は楽しいのだとわかりますよね。


岸見一郎の名言18

他者に期待しないことです。

一見すると殺伐とした感じに聞こえる言葉ですが、この名言が伝えたいのは「自分の人生を生きなさい!」ということです。

自分の人生は自分の手で切り開くしかありません。

良い意味で、他者に期待せず生きましょう!


岸見一郎の名言19

十分な年金をもらえず、働きたくなくても働かざるをえないのと、働くことに生きがいを感じ、自分の意志で働くのとでは、雲泥の差があります。

社会人の中には「仕事がつまらない」とか「できれば働きたくない」と考えている人は多いはずです。

しかしそれはとても残念な発想だと思います。

仕事から得られるものはとても多くて、むしろ人生に必要なもの(お金、人脈、経験、知識など)は全て仕事が与えてくれると言っても過言ではないでしょう。

そう考えた場合、生涯現役を掲げて働くのも悪くないと思います。


岸見一郎の名言20

属性によって人の優劣を判断する人がいます。

属性とは学歴や肩書き、資格、容姿などによって、人間の優劣がついてしまう判断基準のことです。

しかし属性と自分の価値は本来別物だと言えます。

そのような外側を磨くより、内面を磨き上げましょう!


岸見一郎の名言21

今の生活に満足する。

これは簡単なことのようで、非常に難しいように感じます。

例えば人間には欲望があるので、「新しい服が欲しい」とか「大きな家に住みたい」と考えたりしますよね。

しかし冷静になって考えてみると、それらは”必要”なのではなく、ただ単に”欲しい”だけだと思います。

欲しいものと必要なものを区別することができれば、きっと今の生活に満足できるはずです。

まとめ

ここまで岸見一郎の名言集を解説してきました。

哲学者らしい言葉がたくさんありましたよね。

岸見一郎といえばアドラー心理学なので、アドラーの名言集もぜひご覧ください!

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