菜根譚(さいこんたん)のおすすめ名言集!人生に役立つ言葉30選

菜根譚(さいこんたん)は中国明の時代に、洪自誠(こうじせい)によって書かれた古典です。

儒教や仏教などのエッセンスも詰まっているので、人生における教科書ともいえる書物です。

  • どうすれば自然に生きられるか?
  • どうすれば人生を楽しめるか?

という内容が凝縮されているので、悩みが多い現代人にこそ見て欲しい本だと言えます。

そこで今回は、とっつきにくい菜根譚の格言をわかりやすく解説したいと思います。

ビジネスパーソンであれば押さえておくべき名著だと思うので、ぜひ最後までご覧ください。

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菜根譚はどんな本?その意味とは?

まずは菜根譚(さいこんたん)という書物について解説したいと思います。

そもそも菜根譚の意味とは、

  • 菜=野菜
  • 根=大根
  • 譚=お話

なので「野菜と大根の話」ということになります。

しかし実際に野菜や大根の逸話が書かれている訳ではなく、「身近で気軽に親しく読める本」という意味合いが菜根譚という言葉なのです。

充実した人生を過ごすために、「どんな心持ちで生きればいいのか?」という格言がまとめられた書籍なので、これまで多くの人に読み継がれてきました。

人生において有益な名著だと思うので、もし気になる人は後で実際に読んでみてください。

菜根譚(さいこんたん)の名言集まとめ

菜根譚の名言1

朴魯(ぼくろ)なるにしかず

朴とは「切ったままの木で、あまり形が美しくない普通の木」という意味で、魯とは「喜びを大切にする」という意味です。

つまり「優秀な部分ばかりを見ずに、ごく普通の部分にも目を向けよ」という意味の名言です。

その言葉は普遍的だと思うので、ぜひ覚えておきましょう。


菜根譚の名言2

才華は玉韞(たまつつむ)む

才華は「優秀な頭脳」のことを言います。

そして玉韞むは「高価な宝石のように大切に包んでおく」ことを指します。

つまり優秀な頭脳を持っていたとしても、それを自慢してばかりいると、知人・友人から見放されることを伝えている名言なのです。


菜根譚の名言3

勢利紛華(せいりふんか)には近づかず

勢利は「名誉」のことで、紛華は「贅沢で派手」なことです。

このような欲望を持ってしまうと、人生が狂ってしまうので、近づかないことを諭した名言です。


菜根譚の名言4

一日も喜神(きしん)なかるべからず

これは一日一回でも笑う時間を持つべきだという名言です。

明るくポジティブに過ごしていれば、それだけで人生は楽しくなるのです。


菜根譚の名言5

真味は、ただ是れ淡なり

本当の味は、濃い味付けではなくて、素材そのものも淡白な味付けであることを伝えた名言です。

これはつまり、普通の生活や平凡な生活の中にこそ、本当の人生があることを伝えているのです。


菜根譚の名言6

独り坐して心を観ず

一人で坐禅を組むと、心穏やかになれますよね。

忙しい毎日を過ごすばかりではなく、時には日常を忘れて無心になることも必要でしょう。


菜根譚の名言7

田地は放ち得て寛(ひろ)きを要す

田地とは「人の心」のこと、放ち得ては「選り好みしない」ことを指します。

つまり選り好みをせず、寛大な心を持てば、不平不満を言わずに済むという意味の言葉なのです。


菜根譚の名言8

有余不尽(ゆうよふじん)の意志を留む

有余不尽の意志とは「ゆとりのある心」を言います。

余裕を持てば、相手を許すことができるので、無用な争いを避けることができるのです。


菜根譚の名言9

父母兄妹の間愉色婉言(かんゆしょくえんげん)

愉色とは「穏やかな顔」で、婉言は「優しい言葉」を指します。

家族の中に穏やかで優しい言葉が溢れれば、家庭円満になることでしょう。


菜根譚の名言10

悪を攻むるは太(はなはだ)だ厳(げん)なることなかれ

他人の悪事や欠点を注意して治そうと試みるのは良いことですが、そのやり方は注意しなければいけません。

あまりに厳しく言われると、相手は聞く耳を持たなくなるので注意しましょう。


菜根譚の名言11

過ち無きは便ち是れ功なり

何もなかった日を「退屈だ」と感じるかもしれませんが、実はそれが最高の一日なのです。


菜根譚の名言12

聡明の人は宜しく斂蔵すべし

斂は「無くしてしまうこと」を意味する言葉です。

自分の知識を周りに見せびらかすと、人から憎まれて、軽蔑されるので注意しましょう。


菜根譚の名言13

静を守りて後に、動を好むの労に過ぐるを知る

これは「しばらく静かな場所で安らかにしていると、仕事ばかりを追いかけ回して、毎日忙しい自分に初めて気がつく」という意味の名言です。

仕事に忙殺されることは愚かであることを諭したのです。


菜根譚の名言14

一歩を退くの法を知るべし

一歩退くことで、前進できることもあります。

例えば、相手に謝って欲しかったら、こちらから先に謝ることで、穏便に事が進むのです。


菜根譚の名言15

正気(せいき)を留めて、天地に還(かえ)せ

正気を留めるというのは、心静かになることです。

そして天地に還すというのは、大自然の命の尊さを感じることです。

つまりこの名言の意味は、何も考えず自然な状態になることも必要だと言っているのです。


菜根譚の名言16

心伏すれば、群魔退(ぐんましりぞ)く

心伏すればとは、自分本位の気持ちを捨てることです。

そして群魔退くとは、深刻なピンチが無くなるという意味です。

つまり、自分本位を捨てれば、全てが好転していくという名言なのです。


菜根譚の名言17

浪(なみ)静かなる中に、人生の真境(しんきょう)を見る

この言葉はそのままですが、平穏な生活の中にこそ真理が隠れているという意味の名言です。

このような生き方ができるか否かが、面白い人生とつまらない人生の分岐点だと言われています。


菜根譚の名言18

人々に個の大慈悲あり

大慈悲は「万人に対する愛の心」のことです。

このような気持ちを、誰もが生まれながらに持っているのです。


菜根譚の名言19

心多きより禍いなるは莫(な)し

心多きとは、欲望が多すぎることを指します。

あまりに欲求や欲望が多いのは、不幸なことだと言っているのです。


菜根譚の名言20

人に功あらば、念(おも)うべからず

功とは、尽力することを言います。

これはつまり他人に尽くして、余計な考え(報酬や感謝などの思惑)を持つべきではないと伝えた名言です。

「GIVEの精神」とも言われますが、トップセールスを目指すのであれば、このような考え方を持つべきだと思います。

それを体現したのがリファラル営業だと思います。


菜根譚の名言21

一善言(いちぜんげん)を聞く

これはつまり「座右の銘を持ちましょう!」という格言です。

自分の心の支えとなる言葉は、人生を歩むための道しるべになるはずです。

まだ座右の銘が決まっていない人は、ぜひ下の記事をご覧ください。


菜根譚の名言22

倹なる者の貧にして余りあり

求めるから不足するのです。

欲しい欲しいと思うと、いつまで経ってもその欲望が消えることはありません。

そうではなくて、他人に与えるようにしましょう。

それを推奨しているのがイエス・キリストです。

この考え方はキリスト教にも通じるので、気になる人は下の記事をチェックしてみてください。


菜根譚の名言23

人心に、一部の真鼓吹(しんこすい)あり

真鼓吹とは「立派で完全な音」のことを指します。

つまり自然界に存在する音のことを言っているのです。

現代人はとても忙しいですが、自然の音に耳を傾ける余裕を持った方がいいと諭しているのです。


菜根譚の名言24

直にして、矯(きょう)に過ぎず

真面目でまっすぐなことを「直」と言って、矯は弓を引いて矢をまっすぐ放つことを言います。

この名言が言いたいのは、「何事もほどほどに」ということです。

たとえ正しいことであっても、度を超すのはやめたほうがいいでしょう。


菜根譚の名言25

死を起して生を回(かえ)す

死を意識することで、人生が充実していくのです。

そういった意味では「死を覚悟する」というのは、前向きな考え方のように思えます。


菜根譚の名言26

動処(どうしょ)に静にし得来たり

動処とは騒がしいところを言います。

そして「静にし得来たり」とは、心安らかに過ごせるようになったことを意味しています。

つまり「騒がしい場所にいたとしても、自分は心安らかに過ごすことができるようになった」と言っているのです。

これは物理的な騒がしさもそうですが、イライラしたり、プレッシャーを感じて心が騒がしく思える場合も含まれています。

そのような緊張する場面でも、心静かに過ごせるほど強い人なのです。


菜根譚の名言27

人の小過を責めず

人間は過ちを犯す生き物ですが、小さな過ちであれば咎めてはいけないという意味の名言です。

揚げ足を取るようにチクチクと言い続けることは、あまり得策ではありません。


菜根譚の名言28

清を濁(だく)に寓(ぐう)す

寓すは、そこに住むとか、留まるという意味の言葉です。

この言葉が伝えたいのは「たとえ自分が皆より優れていたとしても、それを隠して、劣っているようにした方が良い」ということです。


菜根譚の名言29

己の長を以って、人の短を形(あらわ)すことなかれ

この言葉は「自分は優秀だと勘違いをして、他人の弱点や失敗を指摘してはいけない」という意味です。

そうではなくて、人の長所を見つけて、それを褒めるようにすれば、お互い成長できるのです。


菜根譚の名言30

徳は才の主にして、才は徳の奴なり

徳とは、人を思いやる心のことを言います。

つまり人を愛する気持ちを持った人は、才能に恵まれますが、優れた才能だけを持って、人を思いやる心がない人はダメだと言っているのです。

菜根譚は間違いなく名著!

菜根譚が書かれた中国明(みん)王朝は、1368年~1644年の頃に栄えました。

このような古典が、今もなお読み継がれているのは、それなりの理由があるはずです。

つまり言いたいのは、菜根譚の内容は普遍的であり、素晴らしい内容であることに疑いの余地がないということです。

きっとあなたの人生に役立つ名言ばかりなので、ぜひこの中から座右の銘になる言葉を見つけてください。

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