
孫正義(そんまさよし)と言えば、日本を代表する敏腕経営者ですよね。
たった一代でソフトバンクを超巨大企業に成長させた経営手腕は、疑いの余地がありません。
そのような名経営者だからこそ、数多くの名言を残しているんです。
そこで今回は、ソフトバンク創業者「孫正義の名言集」をご紹介していきたいと思います。
起業家だけでなく、ビジネスパーソン必見の言葉ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください。
孫正義の名言集まとめ
成功する者と失敗する者の違いは、頭の差より性格の差が大きい。
「性格の差」とは、負けず嫌いということです。
頭が賢いとか、天才とかは関係なく、とにかく負けず嫌いであることが重要な要素なのです。
やり抜くこと。
それが成功への近道。
新規事業を立ち上げても、それが成功する保証なんてありません。
力を出し尽くさないと次に繋がらないので、たとえ想定通りにならなかったとしても最大限やり切りましょう。
数字は「勘」で理解できるようになる。
孫正義は、とても数字に厳しい人だと言われています。
そのような厳しさゆえ、数字のない資料を出した場合はすぐに突き返されてしまうそうです。
数字を把握するのは大変ですが、孫正義レベルで数字を意識していれば、数字は「勘」で理解できるようになるそうです。
言い訳を言うな!
言い訳は聞かない!
何事に関しても、孫正義は合理的な説明を求めます。
合理的でない説明は、単なる言い訳にしかならないのです。
何事も期限をつけねば、物事は決まらない。
夏休みの宿題を最後にまとめてやった思い出がある人はきっと多いですよね。
人間は怠ける生き物なので、期限をつけなければ何でも後回しにしてしまいます。
なので、自主的に期限を決める癖をつけましょう。
アイデアというものは浮かんですぐに実行するより、少し寝かせて熟成させた方がいい場合が多い。
ほとんどの偉人は「すぐに行動する」ことを推奨していますが、孫氏は少し違うようです。
あくまでも個人的な意見ですが、私も孫正義と同意見です。
具体的には「リスクが無ければ1週間」「リスクがあれば1ヶ月」という熟慮期間を個人的に設定しています。
やっぱり競合調査含めて、色々と下調べした方が、成功確率は高まると思います。
成功したければ「運のいい人」と付き合え。
運のいい人とは「実力のある人」だと思います。
そのような人と組んだ方が、ビジネスは成功する確率が上がっていくと思います。
自分の持った夢に自分の人生は比例する。
孫正義がSoftBankを創業した頃、売上を豆腐のように数えると宣言していたそうです。
豆腐は「1丁、2丁…」と数えますよね。
それと同じように「1兆、2兆…」と売上を数える会社にしたいと言ったのです。
それを周囲は冷ややかに見ていたそうですが、実現させてしまうのが孫氏の凄いところです。
財務会計の数字と管理会計の数字は違う。
会計に馴染みのない人は知らないかもしれませんが、会社会計には財務会計と管理会計があります。
財務会計は「制度会計」と呼ばれることもありますが、法律に則った会計制度のことをいいます。
しかし財務会計の場合には帳簿上の話になるので、実際のキャッシュフローが分からなくなってしまうのです。
会社経営はお金の出入りを管理することなので、それでは不十分ということです。
そんな時に便利なのが管理会計なのです。
管理会計はお金の出入りを管理することを目的にした「社内限の会計制度」で、法律とは関係がないため、とにかくキャッシュフローがわかりやすい仕組みになるのです。
中小企業の経営者であれば管理会計の方が重要になってくるので、知らなかった人は覚えておきましょう。
まず局地戦で勝って、その後に総力戦でも勝つ。
これはランチェスター戦略について語った名言だと思います。
ベンチャー企業が大手企業に勝つ方法を教えてくれる経営戦略なので、気になる人は下の本を読んでみてください。

複利の凄さを知れ!
金融出身の人は複利の凄さを知っていますが、それ以外の業界の人はピンとこないかもしれませんね。
例えば金利7%で10年間複利運用した場合、10年後の元本は約2倍になっています。
他にも、今現在の自分を100とした場合、毎日(営業日を20日と計算)1%ずつ複利成長していくと仮定します。
すると、1年後には1089という数字になるのです。
1年後には10倍も成長しているなんて凄いですよね。
借金も企業価値だ。
借金ができるということは、それだけ事業価値があるということです。
成長性がなく、事業価値のない会社に、お金を貸してくれる金融機関などありません。
そう考えた場合、借金も企業価値の一環だと言えるかもしれません。
現状維持は、相対的に退化。
それは他の人類が進化し続けるから。
「現状維持することはリスクがない」と考える人は多いですが、現状維持には大きなリスクがあることを理解すべきだと思います。
世の中は相対的なので、周りが成長していった場合、自分だけ現状維持することは、相対的に退化することになるのです。
失敗を恐れずに様々な手段を次々に試していけば必ずどこかで当たります。
「失敗は成功のもと」と言いますよね。
実際にはその通りで、何度も失敗していくうちに、成功するやり方がわかっていって、いづれ成功する事が出来るのです。
地図とコンパスさえあれば、さっと宝を見つけて1日で帰れるわけですね。
孫正義は、1995年に買収したアメリカのコムデックスとジフ・デービスのことを「地図とコンパス」にたとえました。
企業経営を冒険(アドベンチャー)に例えた秀逸な名言ですよね。
知恵と情熱さえあれば良いのです。
行動する勇気さえあれば、きっと偉業を成し遂げられます。
これは行動する勇気をくれる名言だと思います。
人が嫌がってしないビジネスをやれ!
人と同じことをやっても成功できません。
人がやらないビジネスこそ儲かるビジネスなのです。
今日の現実を理由に、明日の改革をためらってはならない。
- 自分は●●だから…
- 今は××だから…
言い訳を始めたらキリがありません。
グチグチ言ってる暇があるなら、今すぐ行動しましょう!
世の中が悪いと嘆くだけでは何も変わらない。
ただ不満を言ったり、愚痴を言っているだけ人は多いと思います。
でもそれでは何も改善されないのです。
世の中を改善できるのは行動力だけです。
行動した人だけが世の中を変えていくのです。
ほら吹きと嘘つきは似て非なるものである。
嘘つきは、最初から相手を騙すつもりの人を言います。
しかしほら吹きにはビジョンがあります。
- 未来をこう変えたい!
- 新しいビジネスを作りたい!
つまり、そのビジョンを実現するために動きだす人がホラ吹きなのです。
「もういいや」と思ったら、成長が止まる。
諦めた瞬間に成長は止まってしまいます。
成長するためには常に求め続けましょう!
人生には、いつか必ず終わりが来る。
なんとなく、もっと深みのありそうな言葉ですよね。
おそらくこの名言の続きには「だから今を精一杯生きよう!」という言葉が続くと思います。
私はあらゆる批判をありがたく受け止めたい。
それは私を鍛えてくれるから。
多くの偉人もこの名言と同じことを言っています。
謙虚さがある人ほど成長でき、成功確率も上がっていくのだと思います。
夢さえあれば人生は楽しい。
夢があれば前向きに生きられますよね。
人生を楽しむためには、何らかの目標を持ちましょう!
徹底的に考えよ。
解決策が見えれば明るくなれる。
本当に大きな壁にぶち当たった時、「頭が熱くなる」という感覚になります。
とにかく必死に考えるので、頭が熱くて眠れないのです。
それくらい必死に考えれば、必ず解決策は見つかるはずです。
勝ちと負けはどちらもやって来る。
肝心な事は、致命傷を避ける事。
生きてれば次の勝利で飛躍出来る。
多少の上下はあるので、それを嘆いても仕方ありません。
100年に1度と言われる大不況だってやってくるのです。
そんな時はおとなしくチャンスを伺った方が良いと思います。
生きてさえいれば何度だってチャレンジできるからです。
攻めよ。
勝ちたいなら。
ビジネスでは1位にならなければ意味がありません。
3位でも、2位でも駄目なのです。
絶対に勝つのだと、強く心に決めましょう!
ただ己れに問え。
目標は明確に出来たか。
揺るぎなき決心は出来たか。
「腹を括(くく)る」という言葉がありますが、それくらいの決心がなければ、偉業を成し遂げることはできません。
挑戦する時には覚悟を決めましょう!
小さな予兆を見逃すな。
推論せよ、未来を。
未来を予想するのは難しいですよね。
確実なものは人口動態だけですが、それ以外にも短期的な動きはある程度推測することができます。
その為の情報収集を怠らないようにしましょう。
偶然の勝利は勝利ではない。
単なる偶然である。
勝てる仕組みを創らねばならない。
ビジネスは仕組みで勝つことが理想的です。
ラッキーを当てにしてはいけないのです。
小さな予兆を見逃すな。
チャンスはあまりやってきませんが、その予兆を見逃してはいけません。
それを掴み取る準備も怠ってはいけません。
もしチャンスが来たら全力で掴み取りましょう!
上手く行かない時は、もう一度やればいい。
ただそれだけの事だ。
言い訳はいらない。
何度だってチャレンジすれば良いのです。
チャレンジすることは前進です。
それを続けていれば、いづれ成功にたどり着くはずです。
前進、一度しかない人生でそれ以外の選択肢に意味は無い。
時に回り道をしても前進。
とにかく前進することが重要です。
少し休んでも良いです。
遠回りでも良いです。
それが最善策なのであれば、必ず前進することに繋がるからです。
蓮の花は泥沼に咲くから美しい。
明暗のコントラストがとても美しい名言だと思います。
泥臭い部分を頑張るから、綺麗な花が咲くのです。
ほとんどの場合、活路は見つかる。それを探す執念さえあれば。
出口の見えない暗闇を歩き続けるのは不安ですよね。
でも必ず解決策は見つかります。
手探りでも構わないので、諦めずに活路を見出しましょう。
小さな事にとらわれない事。
そうすれば人生は素晴らしい。
クヨクヨしていても何も始まりません。
まずは前を向いて歩き出しましょう!
あきらめてはならない。
常に道はある。
本気で考えれば、必ず解決策は見つかります。
それを見つけるためには圧倒的な行動力が必要だと思います。
嵐の前では臆病だと笑われるくらい守りに徹した方がいい。
それが本当の勇気だと思う。
攻めるばかりが正解ではありません。
特には守ることも必要だと思います。
ただ、この守るというのはタイミングを待つということです。
もう一度立ち上がる準備は怠らないようにしましょう。
何かに向かって突き進む時、 だいたい風は向い風になる。
その風を嘆く必要はない。
ただ単に倍の力で進めば良い。
これは真理をついた名言だと思います。
追い風なんてほとんど吹かないので、ビジネスでは常に向かい風なはずです。
そんな時でも常に前進することが求められるのです。
挑戦出来るテーマがある限り、その人生はエキサイティングだ。
下を向くのはやめましょう。
人生はワクワクでいっぱいなのです。
エキサイティングな人生を過ごしましょう!
目標を低くして満足するのか。
本当にそれで一回しかない人生は満足出来るのか。
この言葉は、グサグサと心に刺さる名言だと思います。
最後に「精一杯やった!」と言える人生にしましょう!
夢さえあれば朝起きるのが楽しい。
- 朝起きるのは辛いですか?
- 朝起きるのはしんどいですか?
仕事が楽しければ、朝起きるのは楽しいのです。
自分が心から楽しめる仕事をしましょう!
不毛ではない。
まだ少し残っている。
孫正義はちょこちょこ自虐的な発言をします。
まさに愛されキャラクターですよね。
結局の所、人生は攻めるか守るかしかない。
どうせなら攻めてみようか。
「どうせなら」という言葉は適当に聞こえますが、実はとてもポジティブな使い方ができるのです。
どうせなら楽しみましょう!
坂道は、いかに苦しくても登っている時が一番楽しい。
これはビジネスパーソンに知ってほしい名言No.1ですね。
その時は苦しくても、後で振り返ったらいい思い出になっているのです。
なので、困難な状況を楽しむようにしましょう!
挑戦する事によって見えてくる景色がある。
新しい挑戦は自分を成長させてくれます。
すると、その先に見える景色も変わってくるのです。
失敗した時は素直に認めた方がよい。
直後に切り替えて倍の努力をすれば良い。
誰だって失敗することはあるはずです。
失敗するのは全く問題ないので、次に繋げていきましょう。
髪の毛が後退しているのではない。
私が前進しているのである。
このようなユニークさが孫正義の魅力だと思います。
限界は己の弱き心が決めてしまうもの。
必ず突破する道はある。
「もう無理だ…」と思ったところが本当のスタートです。
どこかに解決の糸口があるはずなので、真剣に考えてみましょう。
夢中になれる事がある。
その夢を追いかける仲間がいる。
それだけでも幸せな人生なのかもしれない。
夢を追いかけているということは、何かに熱中している状態だと思います。
しかもそれを仲間と一緒に追いかけられるなら最高ですよね!
そのような仲間探しも人生の楽しみだと思います。
まとめ
ここまでソフトバンク創業者「孫正義」の名言集を解説してきました。
数多くのチャレンジをしているイノベーターなので、学ぶべき点がたくさんあるはずです。
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