取次店の意味とは?代理店との違いや募集方法まで徹底解説

ビジネスをしていると「取次店(トリツギテン)」という言葉を聞く機会があると思います。

でも、あまり一般的な言葉ではないので、曖昧な理解の人もいるでしょう。

そこで今回は、

  • 取次店とはどのような意味なのか?
  • どのような役割があるのか?
  • どのようなケースで利用するスキームなのか?

などの疑問を解決していきたいと思います。

営業職はもちろんですが、ビジネスパーソンはぜひご覧ください。

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取次店の意味とは?

取次店とは、名前の通り「取次をする店舗やビジネスパートナー」を意味しています。

元々は、佐川急便やヤマト運輸などの宅配業界、クリーニング業界、出版社などの書籍業界でよく利用されていた形態ですが、今では幅広い業種で活用されるようになってきました。

このような業界ではビジネスパートナーであるお店を”取次店”として指定することが多かったので、「取次をする店」ということで取次店と呼ばれるようになりました。

それでは、取次店の役割とは一体どんなものなのでしょうか?

まずはこの部分を解説していきたいと思います。

取次店の事例を紹介!

例えば、宅配業界を参考にしてみたいと思います。

宅配業界では個人宅からの発送依頼が多いですが、この荷物を集める業務を「集荷(シュウカ)」と言います。

この荷物を業者が一軒づつ集荷しに回った場合、とてつもない時間と労力になってしまいますよね。

そのような非効率な問題を解決する為に考えられたスキームが「取次店」になります。

例えば、近所にある酒屋さんなどに「集荷所」の印である”のぼり(旗)”を配ります。

その”のぼり”を店頭に置いてもらうことで、宅配の取次店であることをご近所に認知させるのです。

そのようなカタチで酒屋さんが集荷窓口になって、一定商圏の荷物を集める仕組みを構築します。

このような仕組みにすれば、お客様から預かった荷物を宅配業者に引き渡すだけで、酒屋さんには取次手数料が入るというスキームになります。

このような仕組みが成り立つ理由は、

  • 宅配業者にとっては荷物の集荷が楽になる
  • 酒屋は片手間の集荷対応だけで売上アップになる

という相互メリットがあるからです。

また、宅配を依頼する人の「ついで買い」も誘発できるので、お店にとっては「本業の集客ツール」にもなり得るのです。

今ではコンビニエンスストアがその役割の大半を担っています。

取次店と代理店の違い

取次店という制度が存在する一方で、代理店という言葉も存在しています。

しかし、この言葉の違いを正確に理解できている人は少ないと思います。

先程解説した通り、取次店は商品サービスの取次を行うことを意味しています。

一方の「代理店」という言葉は総称でしかなく、一般的には販売代理店を意味することが多いのです。

では、販売代理店とは一体どのような意味なのでしょうか?

次で詳しく解説していきたいと思います。

販売代理店と取次店は根本的に違う

販売代理店とは、商品サービスを代理販売する人を意味します。

この人とは個人・法人を問いませんが、つまり営業(販促)から契約手続き、顧客フォローまで一貫して請け負っているようなケースをいいます。

このようなビジネス形態は世の中に広く普及しており、大手の販売代理店(販売会社)として活躍している企業もたくさんあります。

その中には、販売代理事業が大きくなり過ぎて、株式上場するようなケースまであるのです。

この前提を基に取次店と販売代理店を比較すると、その違いが理解できるはずです。

  • 取次店は商品・サービスを取り次ぐことで業務終了
  • 販売代理店は販売後の顧客フォローまでする

例えば、予定通りに荷物が届かなかったからといって、集荷所の酒屋さん(取次店)に文句を言う人はいないと思います。

荷物が届かなかったら、サービス提供元の宅配業者(このケースでは販売代理店やメーカー)に直接クレームがいきますよね。

つまり荷物を宅配業者に取り次いだ時点で、その取次店の仕事は終わっているのです。

このように業務内容が分業化されているのが取次店の特徴なのです。

取次店が活用されている業界

取次店は様々な業種・業態で活用されています。

例えば先に挙げたクリーニングもその一つです。

他に代表的な業種としては、

  • 新電力
  • 出版業界
  • ホームページ制作
  • レンタルサーバー
  • SaaSなどのIT商材

なども取次店の活用が多い業種になります。

あくまで一例を挙げましたが、極論すると取次店はどのような業種・業態でも活用できる便利なビジネススキームだと思います。

取次店が進化!?リファラル営業とは?

取次店とは、商品サービスを取り次ぐまでが仕事内容のビジネススキームだとお伝えしました。

しかし、最近ではもっと極端なビジネススキームとして、リファラル営業というカタチが出てきています。

リファラル(紹介)営業とは、取次業務よりもラクな代理店スキームになります。

様々な代理店スキームがある中で、「紹介代理店」や「紹介店」とも呼ばれているので覚えておきましょう。

リファラル営業の業務内容

リファラル営業の業務内容は、特定の製品サービスを知人や取引先に紹介(お勧め=口コミ)し、興味があった見込顧客を提携先企業に引き継ぐまでとなります。

取次店と比較すると、リファラル営業では契約すら獲る必要がないので、見込案件の紹介で業務が完結してしまいます。

その後のセールス業務や、クロージングまではやらないので、業務知識を最低限に留めることができるというメリットがあります。

また取次店では、

  • 店舗でなければNG
  • 事業者でなければNG

といった要件がありましたが、リファラル営業にはほぼ制約がありません。

つまりサラリーマンや主婦、学生、シニアでもOKなのです。

これは”紹介するだけ”という簡単な業務内容なので、そのようなラフな仕組みになっていると言えます。

なので、個人の副業にもピッタリだと言われていて、そのような副業を支援するリファラル営業プラットフォームも出てきています。

取次店はどうやって募集する?

取次店を探したり、募集する方法はたくさんあります。

例えば、

  • テレコールで1件づつテレアポする
  • 飛び込み営業で開拓する
  • 人脈を活用して開拓する

など様々です。

しかし、最近ではwebサイトを活用するやり方が一般的になってきており、そのやり方が「一番コストが安い」と言われています。

取次店を募集できるサイトはたくさんありますが、まともなサイトであれば、どのサイトも月10万円以上の掲載料金だと思った方が無難です。

しかし中には無料掲載できるサイトもあるので、詳しくは下の記事をご覧ください。

まとめ

取次店は昔ながらの営業手法ですが、現代でも全然通用する営業戦術だと思います。

また、使い方によっては販路拡大の起爆剤にもなり得ます。

どのような業種・業態でも取り入れることができるスキームが取次店なので、ぜひ一度検討してみることをおすすめします。

ちなみに、取次店ではピンとこなかった人は、リファラル営業というやり方もあります。

こちらも同様に、どのような業種業態でも取り入れることができるスキームなので、ぜひ一度検討してみましょう。

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