業務委託契約の流れ

業務委託を始める場合には、

  • どんな業務を?
  • いくら(金額)で?
  • いつまでに請け負うのか?

を明確に決めなければいけません。

金額はクライアントとの交渉になるので、すり合わせをして決めれば良いでしょう。

ただし、ある程度の相場感があるケースでは、それに合わせることになるはずです。

その決まった業務内容や金額などに問題がなければ、両者の合意によって契約手続きが進んでいきます。

契約書の内容をチェックする

次に契約書ですが、業務委託として働く副業フリーランスを相手にする場合には、クライアントである企業側が契約書を用意するのが一般的です。

この契約書を締結する前に、

  • 契約締結日
  • 契約期間(有効期間)
  • 契約形態
  • 報酬額
  • 報酬の支払い方法
  • 支払いサイクル
  • 損害賠償

については必ず確認するようにしてください。

特に、報酬に関する内容は相違がないようにしっかりと読み込んでおきましょう。

副業フリーランスとクライアントの間で、一番の揉め事になっているのがお金回りです。

  • あらかじめ決めていた金額が支払われない
  • 期日までにお金を支払ってくれない

などは典型的なトラブルなので、十分注意しましょう。

もし契約内容について疑問点や矛盾点があれば、遠慮なく企業側に確認することが大切です。

業務委託で働くということは、個人事業主になることを意味しています。

つまり、あなたは経営者(社長)なのです。

経営者はすべての責任を自分で背負うことになります。

なので、契約後にトラブルに発展しないように、ここでしっかりチェックしておくのです。

また、業務によっては経費や設備費などの負担が生じるケースもあるので、「その実費分はどっちが持つのか?」を明確にしておくことも大事です。

この辺りはビジネスなので、お互いに交渉余地があるはずです。

できる限り自分にとって有利な条件を引っ張りだす交渉スキルも、副業(個人事業主)には求められます。

これらのことを全てチェックして、納得してから契約締結するようにしましょう。

業務委託の報酬形態とは?

業務委託の場合、報酬形態は業務内容によって異なります。

つまり「これでなければダメ」というルールは特に無いということを意味しています。

ただ、報酬形態として多いのは

  • 成果報酬
  • 成功報酬

のいずれかだと思います。

この報酬形態は契約書に盛り込まれているのが一般的なので、きちんと契約書を確認しておきましょう。

成果報酬とは?

成果報酬とは、ある特定の成果物に対して報酬が支払われる仕組みのことを言います。

成果報酬の場合では、クライアントからの依頼を受託した時点で報酬が発生しません。

成果物が「どのようなものだったか?」をクライアントが評価して、その仕事に対する報酬を支払うのです。

つまり、納品物の出来が悪ければ低くなりますし、出来が良ければ報酬額が上がることになります。

逆に、期待外れの出来であれば、報酬が支払われないという最悪のケースさえあり得るのです。

成果報酬が支払われる一般的なポイントは以下の通りなので、ぜひ参考にしてください。

ポイント
  • 一定クオリティの納品物が出た場合
  • 期日までに要件を満たした場合
  • 要望された稼働時間を満たした場合

成功報酬とは?

一方の成功報酬とは、依頼された仕事をコンプリートした時にだけ報酬がもらえる仕組みをいいます。

つまり、依頼された仕事に失敗してしまうと、報酬ゼロということになります。

これが何を意味しているのかというと、「全ての事業リスクを自分一人で背負っている」ことを意味しています。

つまり、成功報酬という仕組みはクライアント側にとって一番都合の良い仕組みで、受託するフリーランスにとって最も不利な仕組みなのです。

なので、成功報酬型の業務委託を受託する場合には、その内容を十分吟味する必要があると思います。

本業の空き時間を活用しよう

本格的に起業するためには色々な準備が必要ですが、副業であればそこまで準備をしなくても始めることができます。

そんな副業の最大メリットともいえることは”隙間時間を活用できる”ことです。

会社員やサラリーマンの人は、どうしても時間的な制約があるので、帰宅した後か、土日祝日しか稼働することができません。

とはいえ、仕事終わりに同僚と飲みに行くこともあるでしょうし、家族サービスで土日が使えないというケースもあるはずです。

なので、あくまでも本業とプライベートの空き時間で対応できるレベルの仕事を選ぶことが大切なのです。

絶対にしてはいけないことは、

  • 約束通りに履行できない
  • 契約通りに納品できない
  • 約束した期日が守れない

などクライアントの信頼を裏切る行為です。

このような仕事をしてしまうと、独立起業の足枷にもなり得ますし、そもそもビジネスする権利すら剥奪されてしまいます。

「副業すればお金が貰えるから…」という軽い気持ちではなく、本業と同レベルに考える「複業をする」という気持ちが大切なのです。

複業とは、複数の本業を持つという考え方です。

それくらい本気で臨まなければ、副業とはいえ失敗してしまうのです。

この記事の内容を参考にして、ぜひ自分なりのサイドビジネスを確立してみてください。

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