ソーシャルセリングでは、どのSNSを使うべきか?

前述した通り、SNSには様々な種類がありますが、『ソーシャルセリングに使う』というのであれば、ある程度棲み分けができるはずです。

基本的には個人営業(B2C)、法人営業(B2B)によって適切なアプリは変わりますが、もしB2B営業をしているのであれば『Facebook一択』になるでしょう。

逆にB2Cなら、どのSNSでもOKなので、むしろ全部使うべきだと思います。

なぜtoBはFacebookとの相性が良いのかといえば、日本においてFacebookがビジネス活用されているからです。

海外ではLinkedInがビジネス活用されているようですが、日本においてLinkedInの知名度はそれほど高くないので、多くのビジネスパーソンはFacebookを活用しています。

なので、まだソーシャルセリングにSNSを活用できていない人は、とりあえずFacebookに絞り込むのが良いでしょう。

ソーシャルセリングのやり方を解説!

ここからソーシャルセリングのやり方について解説していきたいと思いますが、とりあえず今回はFacebookに絞り込んで解説していきたいと思います。

友達申請をしよう!

ソーシャルセリングをする場合には、まずは”友達申請”から始めていきましょう。

SNSでは「フォロワー」と呼ばれることもありますが、Facebookにおいては「友達」と呼ばれています。

では、どのような人に友達申請をすればいいのでしょうか?

先ほど、SNS営業においては【共感を得る】ことが重要だとお伝えしました。

なので、自分の仕事に協力してくれる人、自分に好感を持ってくれている人、仕事でお世話になっている人、などを巻き込む必要があります。

よってまずやるべきことは、そのような人たちに”友達申請”をすることです。

もちろん友達申請は無料なのですが、1日に申請する人数の目安は10人~20人程度に抑えておきましょう。

なぜかといえば、あまりに多くの友達申請を一度にしてしまうと、運営側から”スパム”と判断されて、最悪のケースではアカウントをBANされてしまうからです。

Facebookグループも活用する

Facebookには『Facebookグループ』と呼ばれるコミュニティが存在しています。

そのコミュニティはいわゆる”サークル”みたいなものなので、何かしらの共通点がある人達が集まっているイメージです。

そこに参加するには管理者からの”承認”が必要なのですが、『自分と共通点のある人を探す』という作業を行う際に、Facebookグループはとても効率的なので、積極的に参加してみましょう。

投稿を行う

ある程度の友達が集まったら、次は投稿を行っていきます。

投稿の頻度は人それぞれだと思いますが、効果的なソーシャルセリングをしたい場合には、週1回~2回は投稿するようにしましょう。

先ほどもお伝えしましたが、ソーシャルセリングでは友達承認してくれた人にいきなりDM(ダイレクトメッセージ)を送信するような押し売りを絶対にしてはいけません。

投稿によって認知を高めていき、そこから引き合いをもらうというインバウンド営業のスタイルが基本となります。

気になる投稿内容ですが、投稿するのは仕事に関することでも、プライベートな情報でも何でもOKです。

  • どのような活動をしているのか?
  • どのような趣味を持っているのか?
  • どのような強みがあるのか?

上記のような内容が伝われば何でも良いですが、注意して欲しいのは絶対に『ネガティブな発言』をしないということです。

投稿する内容はポジティブな内容だけにして、投稿を見る相手が不快に感じたり、気持ち悪いと思わないことが重要です。

なぜかといえば、相手が不快に感じてしまうと、友達を解除されたり、投稿をブロックされてしまう恐れがあるからです。

そして友達からの”コメント”が貰えるような投稿にすることも大切です。

例えば下の2つの投稿では、どちらの方がコメントをもらいやすいでしょうか?

パターン①
今日は1月の営業最終日でした!たくさんのお客様にご支持いただいたおかげで、今月も無事にノルマ達成することができました。大変感謝しております!もし採用にお悩みのある企業様がいれば、ぜひ私までお声掛けください!
パターン②
今日は1月の営業最終日でした!たくさんのお客様にご支持いただいたおかげで、今月も無事にノルマ達成することができました。大変感謝しております!ところで、来月のスタートダッシュを切る為に部下(5名程度)と一緒に決起会を行いたいのですが、どなたか新宿駅付近の美味しいイタリアンを教えていただけないでしょうか?

パターン①の場合、もしタイミング良くニーズが顕在化していればコメントは入ると思いますが、それはあくまでも偶発的だと思います。

それに比べてパターン②は”疑問形”になっているので、きっとコメントが入りやすいはずです。

さらにもう1つおまけがあって、もしそのコメント通りのお店で決起会を行った場合、その様子をまたFacebookに投稿しますよね。

美味しいイタリアンのお店を教えてくれた人がその投稿を見た場合、きっと「いいね」してくれたり、さらなる「追加コメント」をくれるはずです。

これは一度で二度美味しい仕組みになるため、かなりおすすめです。

このような作業を愚直に続けていくと、テレビタレントのように『会ったことがない人でも親近感を持ってくれる』ので、定期的な投稿を怠らないようにしましょう。

友達の投稿にもアクションする

ソーシャルセリングでは、とにかく自分から投稿することが重要なのですが、その一方で友達の投稿にアクションすることも大切です。

SNSは双方向のコミュニケーションツールなので、相手の投稿に「いいね」したり「コメント」することによって交流が活性化していくのです。

なぜかといえば、人間には承認欲求があるので、「いいね」や「コメント」をくれた人には好感を持ちやすくなるからです。

なので、あまり深く考えずに、とりあえず目についた投稿に「いいね」したり、「コメント」することを心掛けましょう。

しかし相手が「いいね100件」を超えるような人気者だった場合、そこにあなたの「いいね」を1つ足した程度では、相手に認知されることがありません。

そのような人気者に対しては「コメント」を残すのが効果的です。

どんなにたくさんの「いいね」が集まる人だったとしても、「コメント」の数はそんなに多く集まらないので、コメントすることで相手の承認欲求が満たされて、あなたの認知へと繋がっていきます。

新規リード獲得する

ソーシャルセリングにおいて、ここまでの作業は全て『新規リードを獲得する為』だったと言っても過言ではありません。

それでは一体どうやって新規リードを獲得すれば良いのでしょうか?

もちろんいきなりDM(ダイレクトメッセージ)を送信するような野暮な真似をしてはいけません。

普段の投稿の中であなたの仕事内容について触れたり、どのような活動しているのかPRしておけば、結果的にリード獲得へとつながっていくのでご安心ください。

例えば、月に1回ぐらい以下のような投稿をしてみましょう。

投稿①
私が携わっている事業部で新サービス「○○○」をリリースすることになりました!業界初の×××サービスなのですが、まずはトライアル企業を求めておりますので、もし▲▲▲に課題感があれば、ぜひコメントorDMをください。

このように「トライアル(お試し)」などの気軽さがアピールできれば、きっと新規リードを獲得できるはずです。

他にも以下のような投稿が効果的だと思います。

投稿②
先月大好評だった無料オンラインセミナーを、今月も開催します!「とても勉強になった!」「▲▲▲の課題が解決できた!」などのお言葉を頂戴しておりますので、○○○にご関心があればぜひご参加ください。

これは潜在ニーズを顕在化させるための投稿です。

大人数のオンラインセミナーは参加しやすいので、新規リードの獲得に向いていると思います。

自分の主催コミュニティを作る

新規リードを獲得するためには、コミュニティ作りも欠かせません。

具体的にはFacebookグループを作るということなのですが、何らかのテーマを決めれば参加しやすくなるので、必然的に色々なメンバーが集まってくるはずです。

そこに登録するメンバーは、同じような趣味や課題感を持った人たちだと思うので、それがいずれ新規リードへと変化していきます。

グループのテーマは何でも良いのですが、今後挑戦したいことや、やりたいことなど、ざっくりとしたテーマ、何でも構いません。

しかし絶対に外してはいけないのが、『情熱を持って取り組めるものを選ぶ』ということです。

そしてもう一つ大切なことは、もちろん営業のターゲット(ペルソナ)となるような人達が集まるテーマにしなければいけません。

例えば、男性経営者がターゲットの商材なのに、Facebookグループのテーマが「美味しいスイーツを食べるグループ」とか「手芸にチャレンジするグループ」ではミスマッチするということです。

おすすめのテーマとしては、人間に必要不可欠だと言われている『衣・食・住』にまつわるFacebookグループがいいと思います。

例えば「美味しいラーメンの食べ歩きグループ」みたいなテーマにして、みんなが食べ歩いたラーメン屋を投稿するようなグループであれば、コメントもたくさん入ると思いますし、みんなのおすすめラーメン店が投稿されるので、きっと楽しいと思います。

もし「美味しいラーメンの食べ歩きグループ」というテーマにしたのであれば、毎日お昼はラーメンを食べ歩いて、その画像やコメントを投稿するような努力が必要だと思います。

自分が主体となってコミュニティを運営しなければ、存在価値が薄まってしまうので、PR効果も薄くなってしまいます。

他にも「バイク同好会」というようなテーマにして、みんなでツーリングに出掛けるのもおすすめです。

リアルな交流は人間関係をグッと近づけてくれるので、きっとそこから何らかのビジネスへと発展するはずです。

どちらにしても重要なのは、自分がFacebookグループの長であり、中心人物になれるようなテーマにしなければいけないということです。

そして定期的にリアルな交流も行っていき、みんながビジネス面で助け合えるような関係性を構築しましょう!

まとめ

ここまでソーシャルセリングのやり方について解説してきました。

具体的なやり方まで掘り下げてみましたが、もしこれをハードル高く感じるようであれば、まずは小規模に始めてみるのが良いでしょう。

前述した通り、ソーシャルセリングとは”インバウンドマーケティング”の一種であり、「現代の営業マンが”必ず”実践するべき営業スタイル」だと言っても過言ではないでしょう。

このソーシャルセリングを実践しつつ、リファラル営業も実践していけば、きっと「トップセールス間違いなし!」だと思います。

リファーラル営業もトップセールスが実践する営業スタイルとして有名ですよね。

リファラル営業について詳しく知りたい人は、下の記事をご覧ください。




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