
ある程度の会社規模になると、営業課長という役職が設けられているはずです。
営業課長の役割は会社によって様々ですが、中間管理職であることは間違いないと思います。
「中間管理職」としてふるまうことは非常に難しいと言われており、高度なサラリーマンスキルが求められます。
そこで今回は、営業課長の仕事内容や求められる能力について解説していきたいと思います。
営業課長の仕事内容
営業課長になるためには、それなりの実績を積まなければいけません。
おそらく新卒入社してから5年ほど経過した段階で営業課長に昇進すると思いますが、この辺りは会社によって様々でしょう。
ただ一般的に言われているのは、同じ職種を3年間務めれば、社会人としては一人前になれるということです。
なので、新人営業マンとしてキャリアをスタートした場合、3年~5年ぐらいで営業課長になるのが普通だと思います。
その仕事内容は大きく二つに分かれます。
- 後輩の教育&育成を行う
- 営業部のノルマ達成に貢献する
①後輩の教育&育成を行う
まず後輩の教育や育成については、営業課長ならずとも先輩社員であれば誰しもが求められる役割だと思います。
後輩営業マンを育成する理由は非常にシンプルです。
それは自分が楽になるためです。
下が育ってくれないと、いつまで経っても自分のノルマは重いままです。
しかし自分の部下の中からトップセールスが出てくれば、そのぶん営業ノルマが分散するので、自分が楽になるだけでなく、所属している営業所や支店の数字も楽になります。
なので、入社してきた営業スタッフはもれなくトップセールスに育成した方が絶対良いのです。
感覚的には「自分の営業成績を追い抜くような人材を育成する」ようなイメージです。
もし自分の部下が優秀な営業パーソンに成長すれば、きっとあなたは営業部長に昇進できますし、その先のキャリアは明るいものになるはずです。
➁営業部のノルマ達成に貢献する
営業課長はいわゆる「中間管理職」なので、プレイングマネージャーとしての役割が求められます。
後輩のノルマを管理しつつ、自分自身の営業ノルマも追わなきゃいけないのです。
そして、もし後輩がノルマ未達成となった場合、その数字は営業課長が負うことになるはずです。
できない後輩営業マンはノルマを消化できませんし、営業部長は色々と忙しいので、営業課長にノルマを押し付けてくるはずです。
これは大きなストレスのある仕事だと思いますが、中間管理職とはこのような役回りなのです。
理不尽だと思いながらも、日々ノルマ達成していけば、いづれその役割から卒業するタイミングが訪れます。
サラリーマン生活を送る以上は、このような期間が一定時期あるものだと理解しておきましょう。