スティーブ・ジョブスがAppleに復帰したとき、とにかくたくさんの製品がリリースされていました。
それらの製品を見ながら、「この製品はどんなコンセプトで、どんな魅力があり、どんな客が買うのか?」と一つずつ社員に質問していったそうです。
その質問に対して答えられる社員は一人もいませんでした。
その時に言った名言がこの言葉です。
製品を知らずに、どうやって客に勧めるんだ?
クレイジーだよ。
スティーブ・ジョブスはテレビを嫌っていたと言われます。
テレビについては以下のようにも言っていました。
テレビを見ると僕たちをアホにしようという陰謀の匂いを感じた。
ジョブスにとってテレビは「最も有害なテクノロジー」ですが、コンピューターは「人類が作り出した最高の発明品」なのです。
スティーブ・ジョブズがAppleに復帰した時、凄まじく悲惨な状態でした。
なので、優秀な経営者と持て囃されていたマイケル・デルに「あなたがAppleのオーナーならどのような経営再建を講じるか?」と質問したそうです。
それに対して「すぐに会社を解散して、株主にお金を返すね」とデルは答えたそうです。
しかしそこから10年後、Appleの株価はDELLを超えて、アメリカを代表する企業にまで成長しました。
その時、社員に対して伝えたメッセージがこれです。
マイケル・デルも未来を予測できるわけじゃない。
いつか金の壺が見つかると思っていたが、それが偽物じゃない保証はなかった。
これまで世の中にないものを創造する時、ワクワクする気持ちの反面、不安な気持ちが出てきます。
「もし失敗したらどうしよう…」と考えると、夜も眠れません。
そのような強烈なプレッシャーをスティーブ・ジョブスも感じていたのです。
危機に直面すると、物事がよく見えてくる。
一見すると成功者に見えるスティーブ・ジョブスですが、その陰にはたくさんの失敗が隠れているのです。
例えば、自分が創業したアップルからは一度追放され、その後に創業したネクストは倒産寸前、買収したピクサーは金食い虫なので、買収したことを後悔する日もあったそうです。
また、一生懸命作り上げたiPodも販売当初は「高いだけ」と酷評されました。
しかし、そのような危機を乗り越えるたびに、人間は強くなれるのです。
前進し続けられたのは、自分がやることを愛していたからだ。
作業として仕事するのと、情熱を傾けて取り組むのでは全く違います。
果たしてどちらが幸せな人生なのでしょうか?
その答えがこの名言の中にあるのです。
ある期間、完全に失敗だと言われ続けることになる。
人間は自分の理解できないモノに拒否反応を示します。
本当に素晴らしいプロダクトだったとしても、それは理解されるまではある程度の時間が必要なのです。
iPodは最初「高価なだけ」と酷評され、iPhoneですらも最初は「誰が買うのかわからない」と言われていたのです。
自分の居場所を自分で作るんだ。
スティーブ・ジョブスは、Appleから追い出された時、決して諦めようとは思わなかったそうです。
30歳という若さで1億ドル以上の資産を持っていたので、普通の感覚では引退してもおかしくありません。
しかし挑戦することをやめなかったのです。
「これからもコンピューターを作り続けたい!」という情熱だけで、次の会社「ネクスト」を立ち上げたのです。
スティーブ・ジョブスがAppleのCEOに返り咲いた時、社内の状態は想像を超えるひどさだったそうです。
その当時を振り返って言った名言が人の言葉です。
最初は荒涼としたもので、僕でさえ諦めようかと何度も思った。
ビジネスをしていると、諦めたくなる局面が何度もやってきます。
しかしその壁は必ず乗り越えることができるのです。
言ったことが覚えられないなら、今すぐやめろ。
スティーブ・ジョブズは一体何が凄かったのでしょうか?
ここまで読み進めた人はわかると思いますが、ジョブスは”人を動かす天才”だったのです。
ジョブスと一緒に仕事する場合、その選択肢は「会社を去る or 死ぬほど働く」しかないのです。
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