私たちのゴールは、いついつまでにではない。
最良の製品を生み出すのがゴールなのだ。
仕事という観点で見ると、どうしても納期(ゴール)を気にしがちですが、それは考え方のベクトルがズレてるのかもしれません。
スティーブ・ジョブスの考え方からすると、最良の製品を生み出すことこそがゴールなのです。
また会社を賭けることにしよう。
常に新しいことにチャレンジし続ける…
スティーブ・ジョブズの反骨精神を言い表したような名言だと思います。
リスクとリターンは常にトレードオフの関係にあります。
リスクをとるからリターンを得られるのです。
最善とは言えない状況でやった仕事に、一番誇りを感じる。
この名言は個人的にとても共感した言葉です。
起業というのは、良くも悪くも「ヒト・モノ・カネ」が不足しがちです。
そのような状況でも最大パフォーマンスを追求しなければいけません。
過去を振り返ってみると、そのような苦難を乗り越えられたことに対して誇りを感じ、それが成功体験になっていくのです。
急いで出来損ないを発表するよりは、期日を遅らせる。
しかし予定を遅らせるつもりはない。
スティーブ・ジョブスは「仕事のスピード」について大きなこだわりを持っていました。
無駄に時間を費やしたり、待ったりするのが大っ嫌いだったのです。
それは単なる妥協でしかないからです。
アップルが勝つには「マイクロソフトが負けなければ…」という視点を乗り越えなければならない。
AppleにとってMicrosoftは長年の宿敵でした。
ビルゲイツとスティーブジョブズは同じ1955年生まれで、自分の会社を創業したタイミングもたった1年しか違いません。
そういった意味でも因縁を感じていたのでしょう。
しかしアップルから追放されたスティーブ・ジョブズが暫定CEOに復活した1997年、その両者は電撃的な業務提携を発表したのです。
その時にジョブスは「パソコン市場で二人しかいないプレーヤーが協力し合わないなんて馬鹿げている」と言いました。
年をとればとるほど、動機こそが大切だという確信が深まる。
スティーブ・ジョブスの信念は一貫していて「世界一のパソコンを作ること」だったのです。
この動機があったからこそ、成功できたと語っています。
お金が目当てで会社を始めて、成功した人を見たことがない。
起業する目的が「お金」の人は成功しづらいと言われています。
なぜかと言うと、会社という存在を間違って認識しているからです。
まず最初に、自分のアイデアを社会に広めたい、夢を実現したいという動機があり、それを実行するための舞台が会社なのです。
そう考えた場合、お金は二の次になるはずです。
スティーブ・ジョブスは「会社経営は子育てに似ている」と言っています。
会社経営は常に順風満帆というわけにはいかず、時に売り上げが落ち込んだり、従業員をリストラしなければいけない局面もあるはずです。
そんな時には逃げ出したくなるかもしれませんが、ジョブスはこのように言って諭します。
その瞬間、人生で最も素晴らしい経験を放棄しているのかもしれない。
たくさんの苦労を共に乗り越えたからこそ「自慢の息子(娘)」と言えるのでしょう。
イエスではなくノーと言うことだ。
企業は成長していくにつれて、事業領域を増やしたがります。
「ヒト・モノ・カネ」が潤沢にあるので、どんどん手を伸ばしたがるのです。
しかしスティーブ・ジョブズは「選択と集中をすべきだ」と言います。
企業経営とは、何をするか決めることではなく、何をしないか決めることなのです。
どの車も移動という意味ではやることが同じだ。
でも多くの人がBMWに高いお金を払う。
1997年、アップルの暫定CEOに復帰したスティーブ・ジョブズは、まず提供する製品キーワードを絞り込みました。
- コンシューマ
- プロフェッショナル
- ポータブル
- デスクトップ
この四つに関連する製品サービスだけを開発することに決めたのです。
ジョブズは、デルやヒューレット・パッカードのような法人向けに安価なパソコンを提供している競合他社と戦うのではなく、プロフェッショナルとして活躍している個人に事業領域を絞ったのです。
そうすれば、プロダクトの付加価値に気づく人が必ず出てくると考えたのです。
※スティーブ・ジョブズの名言21~30は次のページへ