スティーブ・ジョブスは、部下からの「できない」「無理だ」を受け入れることはしません。
しかし時に、「それは無理だ」と言って聞かない部下も出てくるのです。
そんな時には、下のような言葉を伝えるそうです。
君ができないって言うなら、誰か別の人を探さなくちゃ。
結局、すべてジョブスの思い通りになってしまうのです。
この名言は社員である開発エンジニアに向けられた言葉です。
月曜日?
冗談だろ?
お前のプリント基板なんだぜ。
動くかどうか今夜中に確かめたくないのか?
こんなこと言われたら、すぐにやらざるを得ませんよね。
スティーブ・ジョブスは、本当に人を動かす天才だと思います。
僕の一番の貢献は、本当に良いもの以外には、常に口を出し続けたことだ。
スティーブ・ジョブスはプロダクト開発にあたって、本当に細かいところまで、徹底的にこだわる人だと言われています。
それを表す逸話があります。
あるエンジニアが、試作品をジョブスに持って行った時、パソコンを解体して基板の裏にある配線を見たそうです。
その配線が美しくないと言って、作り直しを命じたのです。
それに対してエンジニアは「こんなところ誰が見るんですか?」と質問すると、「僕だよ。」と答えたそうです。
週90時間、喜んで働こう。
週90時間は、七日間(一週間)働き続けたとしても、1日あたり12時間~13時間の計算になります。
スティーブ・ジョブスは週80時間を切るメンバーに落ちこぼれの烙印を押していたそうです。
このような猛烈な職場なので、その環境を楽しめるメンバーしか生き残れないのです。
マッキントッシュの開発会議で、スティーブジョブズは持っていた電話帳を机の上に放り投げてこう言いました。
これがマッキントッシュの大きさだ。
これ以上大きくすることは許されない。
当時のコンピューターの半分以下の大きさだったので、それを聞いたメンバーは青ざめたそうです。
しかしジョブスは「できない」とか「無理だ」を受け入れてくれる人ではありません。
しかも技術的な側面は一切お構いなしなのです。
それでも期待に応えようとメンバーは奮起し、結果的にジョブスの思い描くプロダクトが出来上がったのです。
優れた仕事をできないのは、そう期待されていないからだ。
スティーブ・ジョブズはメンバーに対していつも無理難題を押し付けます。
それをする背景には「超一流のメンバーだから大丈夫」という安心感があるのだと思います。
その期待に応えるように、メンバーも結果を出していくのです。
まとめ
スティーブ・ジョブズはAppleを創業してから、たった4年で株式を上場させました。
そして30歳の頃には1億ドル以上の資産を持った大富豪になったのです。
しかしその人生は紆余曲折しているので、決して順風満帆とは言えません。
今はもう亡くなった偉人ですが、ジョブスの人生には学ぶべきことはとても多いように感じます。
ここで紹介したジョブスの言葉から、明日を頑張る活力を得てください。