どんなビジネスも、一番最初は『企画』から始まります。
- 新規事業を立ち上げる場合
- 販路拡大する場合
- 業務改善する場合
- プレゼンをする場合
この企画の良し悪しが、ビジネスの成否すらも決めてしまうのです。
なので、ビジネスパーソンは企画のやり方を熟知しておくべきでしょう。
そこで今回は、仕事の企画方法について解説していきたいと思います。
企画の仕事内容とは?
ビジネスパーソンであれば、きっと日常的に企画していますよね。
それはたとえ営業職だったとしても例外ではありません。
- 新規開拓営業の戦略を考える
- 営業資料をブラッシュアップする
- プレゼンで見せるデータを収集する
どれも企画力が求められますよね。
なので、ビジネスパーソンであれば、企画力を強化しておいて絶対損することはないのです。
その気になる仕事内容は、ズバリ『アイデア出し』です。
アイデア出しと聞くと、なんとなくハードルが高く感じますよね。
企画は一握りの優秀なビジネスパーソンしかできないように感じますが、実際はそんなことありません。
まず最初に理解して欲しいのは『ビジネス企画は白紙の状態で始めるわけではない』ということです。
どのような企画だったとしても、その源泉になるのは『自分の記憶』です。
つまり、これまで自分が面白いと思ったことや、使えると思ったアイデアを拾い上げる行為なのです。
そう考えた場合、発想や企画のヒントは日常生活の中にたくさん転がっていることになります。
そのような日常生活に紛れているヒントを、できるだけ沢山頭の中にインプットしておくことが重要なのです。
それが企画の原石になると言っても過言ではありません。
具体的なやり方については後ほど触れていきたいと思います。
企画は未経験でもOK?
結論から言ってしまいますが、未経験者でもビジネス企画をすることはできます。
むしろ未経験の方が良いのかもしれません。
なぜかといえば、固定概念がないからです。
固定概念が無い人はブッ飛んだ発想や、常識外れのアイデアを出すことができますよね。
上司やクライアントは、このようなブッ飛んだ発想を求めているはずなので、未経験であることがむしろ武器になることでしょう。
なので、決して提案することを怖がってはいけません。
最初は誰だって失敗しますが、それを何度も繰り返しながら、徐々に一流の企画者へと成長していくのです。
企画職に向いている人
企画というのは『正解がない仕事』なので、一見すると難易度の高い職業に感じますよね。
- アイデア豊富な人
- 情報収集能力が高い人
このような人だけが企画職に向いていると思われがちですが、実際にはそんなことありません。
ポイントさえつかめば、誰でも企画職として活躍できるのです。
そのポイントとは、理想と現実のギャップを見つけることです。
例えば、子供の誕生日プレゼントを何にしようか悩む親御さんは多いと思いますが、「誕生日プレゼントはこれにしましょう!」と提案してくれるアプリがあれば便利ですよね。
これが理想と現実のギャップです。
理想としては、誕生日プレゼントを提案してくれるアプリが欲しいのですが、現実にはそのようなアプリが存在しないということです。
このギャップを探すためには、常日頃からアンテナを張っていなければいけません。
とにかく何にでも興味を持つことが大切です。
そういった意味では、行動力があったり、好奇心旺盛な人が企画職には向いているのかもしれません。
企画の種(ビジネスシード)はそこら中に散らばっています。
まずはその種をたくさん集めて「どの種だったら芽が出そうか?」を比較検討してみましょう。
企画職とはプロデューサー業である
ビジネスシードとして優秀な種が見つかった場合、それを企画に落とし込んでいきますが、この時の考え方はプロデューサー目線でなければいけません。
例えば、誕生日プレゼントを提案してくれるアプリだった場合、それをビジネスとして回す事が前提になります。
しかし「プレゼントはラッピングが大事!」というこだわりがあって、どうしてもその部分が譲れなかった場合、高コスト体質のビジネスになってしまうかもしれません。
そのような気質がある人はアーティストタイプなので、あまり企画職としては向きません。
あくまでも「儲かるビジネスを作る」という観点が基本なので、それをプロデュースする人でなければいけないのです。
そういった意味では、企画職とはプロデューサー業なのだと思います。