永守重信の名言21

現場に足を運び、現物を見て、現物に触れて、現場で判断する。

永守重信は「現場第一主義」の人です。

特にメーカーであるならば、必ず「現場第一主義であるべきだ」と語っています。

昨今の大企業は会議ばかりやっていて、そのミーティングの中だけで現場や人を動かそうとするから上手くいかないのだと言っています。


永守重信の名言22

本来、人間は働き者のはずである。

永守重信は「全ての人がやる気を持っている」と考えているそうです。

例えば、仕事に対して前向きでない人でも、自分の好きな趣味やスポーツには自主的に取り組んだり、美味しいものを食べに出かけたり、行きたい場所へは自ら旅行に行きますよね。

このように人間は、本来自主的に動ける生き物なのです。

しかし仕事になると、それを実践できない人がほとんどです。

その原因は、会社の仕組みと上司の意識にあると語っています。

社員のやる気を引き出す最大のポイントは、その仕組みづくりと管理者の意識改革であると、永守重信は断言しています。


永守重信の名言23

自信をつけた者は「踏みつけ」、自信のない者には「感動」を与えよ。

プロ野球選手としてはもちろん、野球監督としても一流と言われた野村克也は「無視、賞賛、非難」という名言を残しています。

永守重信と全く同意見みたいなので、この言葉の意味が知りたい人は下の記事をご覧ください。


永守重信の名言24

自信はしばしば本人の能力以上のパワーを引き出す原動力になることがある。

見え透いたお世辞ではなく、事実に基づいた褒め言葉は、相手をやる気にさせます。

つまり部下が成果を出した時は、純粋な気持ちで一緒に喜ぶのです。

少し大げさに褒めれば、期待する以上の成果が見込めるかもしれません。


永守重信の名言25

加点主義の風土がやる気を生み出す。

加点主義と減点主義は真逆の考え方です。

チャレンジに失敗したらマイナス評価を与えるのが減点主義で、失敗したこと自体はマイナスと捉えず、むしろ果敢にチャレンジしたことをプラス評価とするのが加点主義の考え方です。

減点主義を採用すると、失敗を恐れてしまうため、仕事が停滞しだします。

つまり何もしない(=失敗しない)ことが”正義”になってしまうのです。


永守重信の名言26

ベストを求めず、徹底的にベターを追求する。

これは永守重信が掲げている経営哲学です。

負けず嫌いにしては控えめな経営哲学ですが、これには理由があります。

まず主軸となっている事業がモーター(精密小型モーター)なので、他社と差別化しづらいということです。

よって、他社よりも少しだけ性能が良ければ、十分戦えるそうです。

そして「1人の天才よりも100人の協調できるガンバリズムを保った凡人こそが会社を支える」という考え方なので、組織論という中では100点満点の人材ではなく、60点程度の人材の方が結果的に良かったそうです。

天才的な人は属人的なので、組織に馴染まず扱いにくいですが、凡人であれば給料も安くて素直な人が多いのです。

個人的には負けず嫌いでも、会社経営という”組織論”で考えた場合には、ベターを追求しているそうです。


永守重信の名言27

成績よりも、トップのポリシーに共感出来る人を使え。

これは人材採用にも繋がる話ですが、経営理念やビジョンに共感できない人材は、会社をダメにします。

必ず経営方針に同調できる人だけを採用しましょう。


永守重信の名言28

夜2時間遅くまで残業をしている人よりも、朝30分早く出社する人を重視する。

これは永守重信が社員に口酸っぱく伝えている言葉です。

実は出社時間と成果には密接な関係があり、朝早く出社している社員ほど「成果が良い」というデータがあるのです。

逆に時間ギリギリで出社してくる人は、総じて成果が出せていないのです。

これと同じく「よく休む人は信頼も期待もできない」と伝えているそうです。


永守重信の名言29

社員の弱点は、それを得意とする他の社員にフォローさせる。

永守重信は「これが組織運営の要諦だ」と語っていますが、これを実現させるためには”社員の強み”を把握しなければいけません。

なので、組織を拡大する場合には、それを前提とした仕組みを考えておくべきでしょう。


永守重信の名言30

女性社員の意欲を高める方法はいくつかあるが、その際一番のポイントになるのは能力者のない人を揃えるということである。

「女性社員のマネジメントは難しい」と考えている管理職は多いはずです。

そんな時には永守重信の考え方を参考にしてみましょう。

長い経営経験の末、永守重信は「能力が同じ女性社員を一緒に働かせる」というのが最も効率的だと導き出しました。

なぜかといえば、女性は最初から優劣が付いていると、頑張るのを諦める傾向があるからです。

つまり女性は「協調性を大切にする」ということです。

なので、学歴や能力、やる気などがほぼ等しい女性社員を一緒に働かせれば、優劣がつかないので仕事が円滑に進んでいくそうです。

ちなみに、男性社員のマネジメントの場合はこれと真逆だと語っています。

男性社員は競争意欲が高いので、むしろ学歴が違う人や別々のキャリアを目指す人を一緒に働かせた方が生産性がアップするそうです。


永守重信の名言31

マナーや礼儀を知らない社員は使い物にならない。

これは先程ご紹介した「論語と算盤」に通じる話だと思います。

結局基本ができていない人は、応用(=難しい仕事)もできないので、使い物にならないのです。

何事も基本が大切なのだと思います。


永守重信の名言32

叱る時には徹底的に叱る。

永守重信はとても厳しい経営者として有名です。

本人曰く「もうこれ以上怒鳴ったり叱ったりすると、夜道で後ろからナイフで刺されるのではないかという極限まで叱った」と表現するほどです。

しかしこのように叱るには理由があります。

その理由とは、早くプロフェッショナルになって、一流になってほしいからです。

自分が本気で叱れば、相手も本気で受け止めてくれます。

このような信念があれば、叱ることも怖くないでしょう。


永守重信の名言33
  1. 楽をして儲かることはない
  2. うまい話には必ず大きな落とし穴がある
  3. 理屈よりも行動することの大切さ

これは永守重信が経営幹部に伝えていることを集約した3点です。

色々な伝え方をするそうですが、結局集約するとこの3点を繰り返し伝えているだけみたいです。


永守重信の名言34

人は「怠けるカメ」と思え。

「ウサギとカメ」という童話がありますよね。

この話ではカメのように努力して生きることが美学として語られていますが、そもそも「人間は怠ける生き物である」という前提があります。

なので、人は「怠けるカメ」だと考えるべきでしょう。


永守重信の名言35

何をやっても一流への道には大きな苦痛が伴うものだ。

努力なくしてプロフェッショナルにはなれません。

それは仕事だけでなく、スポーツでも、趣味でも同じです。

一流になる為には、それなりの苦痛が伴うものだと理解しておきましょう。


永守重信の名言36

不良品は不良社員が作る。

不良品が出る理由はいろいろありますが、集約すると「6S」になるそうです。

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔
  5. 作法

これらの不徹底が原因で不良品は出るそうです。

まとめ

ここまで日本電産の創業者である永守重信の名言集をご紹介してきました。

永守重信は日本有数のスパルタ&マッチョな経営者ですが、その考え方は間違っていないと思います。

たった一代で”世界一の企業”へ育て上げた経営手腕は本物で、学ぶべき点も多いはずです。

これから独立起業を目指す人や、管理職の人は永守重信の名言を参考にしましょう!

もし他の一流経営者が残した言葉も知りたい場合には、下の記事をご覧ください。




関連キーワード
営業系の副業情報サイト「side bizz」

営業系の副業を探すならside bizz(サイドビズ)を要チェック!

サイドビズには”紹介するだけで稼げる”副業情報が多数掲載中!

サイト利用料は全て無料(0円)!

おすすめの記事