目次
おすすめのマーケティング本 第10位
書籍名:サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用
著者名:R・F・ラッシュ、S・L・バーゴなど
マーケティング担当者であっても、「サービス・ドミナント・ロジック」のことを知らない人は多いはずです。
例えば、あなたはランチタイムにお腹いっぱい食べた後、ラーメン屋の前を通りかかったとします。
その時、大好物である”味噌ラーメン”が目に入ります。
しかも「ランチタイム限定:一杯500円」という格安料金だったので、ついつい立ち止まってしまいました。
しかしお腹は満腹だったので、味噌ラーメンを食べずに、そのまま会社へ帰りました。
本来は「顧客志向(味噌らーめんが好き)」があって「モノの価値(安くて美味そう)」も高いのであれば、そこで売れる(=CV:味噌ラーメンを食べる)はずなのですが、この現象はそれと逆ですよね。
そこで考え出されたのが、「サービス・ドミナント・ロジック」です。
この本の著者は「サービス・ドミナント・ロジック」の提唱者であり、第一人者でもあります。
「全てのビジネスはサービスの交換だ。モノ自体に価値はない。」というのがサービス・ドミナント・ロジックの考え方なので、この理論をマーケターは理解しておきましょう!

おすすめのマーケティング本 第9位
書籍名:ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
著者名:クリス・アンダーソン
クリス・アンダーソンは、ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得した後、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学びました。
その後『ネイチャー』『サイエンス』『エコノミスト』など、各誌の編集者を経験して、自ら本を出版しベストセラー作家の仲間入りを果たします。
Webマーケティングにおいて「ロングテール戦略」は最も重要な施策ですが、その本質を理解しているマーケターは少ないかもしれません。
マーケティング担当者であれば「ロングテール戦略」をきちんと理解するべきなので、絶対に本書を読んでおきましょう。

おすすめのマーケティング本 第8位
書籍名:ゲリラ・マーケティング
著者名:ジェイ・C・レビンソン
レビンソンは、マーケティング兼コンサルタント会社の社長を務める人物ですが、「ゲリラ・ビジネス」の提唱者として知られています。
王道のマーケティングでは勝てないケースが増えてきたので、少しアイデアを入れて、エッジを効かせなければいけません。
本書では『見込み顧客を集める具体的な方法やノウハウ』までを公開しているので、このようなアイデアが知りたい人にはぴったりだと思います。
いわゆる「フォロワー(=業界トップの後を追っている企業)」が実践するべきやり方、そのノウハウが凝縮されているので、マーケティング担当者は必見です!

おすすめのマーケティング本 第7位
書籍名:なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学
著者名:パコ・アンダーヒル
この本のテーマは「ショッピングの科学」なので、小売業に携わる人は必見です!
著者であるパコ・アンダーヒルは、マーケティングコンサル会社の創業者なので、その道のプロフェッショナルだと言えます。
アンダーヒル曰く「小売事業者は顧客のことを知らなすぎる」ということです…
かなり手厳しい意見ですが、それは的を得てるかもしれません。
お客様のことを理解して、売上につなげる極意を知りたい人は、ぜひ手に取ってみてください。

おすすめのマーケティング本 第6位
書籍名:サブスクリプション
著者名:ティエン・ツォ
著者であるティエン・ツォは、セールスフォース・ドットコムの創業期から関わっている人物で、自らも起業し「サブスクリプションビジネス」が流行することをいち早く予見していました。
ビジネスをサブスク化することで、収益が安定するのはもちろんですが、不況に強くなるという側面もあります。
この本には「サブスクを成功させる鉄則」が詰まっているので、SaaSビジネスをしている人や、月額制サービスを提供している場合、絶対に読んでおくべき名著だと言えます。

おすすめのマーケティング本 第5位
書籍名:コトラーのマーケティング4.0
著者名:フィリップ・コトラー他
マーケティング担当者で「フィリップ・コトラー」の名前を知らない人はいないと思います。
コトラーはアメリカの経営学者ですが、世界で最も影響力のある”ビジネス思想家”にも名を連ねている人物であり、マーケティング業界の重鎮です。
そのような人物が書いた本なので、内容は言わずもかな”有益なモノ”になっています。
なので四の五の言わず『とにかく読んで欲しい一冊』なので、マーケティングに携わっているのであれば必す読んでおきましょう!

おすすめのマーケティング本 第4位
書籍名:急に売れ始めるにはワケがある
著者名:マルコム・グラッドウェル
マルコム・グラッドウェルはジャーナリストなのですが、この本は処女作にして大ベストセラーになった名著と言われています。
ここに書かれている内容は「モノが一気に流行る現象を人の行動原理から解明する」ということです。
これはマーケターであれば、気になる内容ですよね。
グラッドウェルは流行が一気に広がるポイントを「ティッピング・ポイント」と呼んでおり、そこには”原則”があると語っています。
そして、流行を広げる為には「コネクター」「メイヴン」「セールスマン」の3タイプを上手く活用することだと論じています。
これらを知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

おすすめのマーケティング本 第3位
書籍名:エスキモーに氷を売る
著者名:ジョン・スポールストラ
著者であるジョン・スポールストラは、アメリカのスポーツチーム経営者を歴任してきた人物です。
この本に書かれている内容を要約すると、「超弱小チームがマーケティング戦略だけで急成長した理由」ということになりますが、そのポイントは”現場”にあります。
つまりこの本は、現場でマーケティング戦略を考えて、それを展開する方法を知ることができる名著なのです。
例えば弱小チームの場合、そのチームにはきっと”スター選手”がいませんよね。
そんな状況だと「どうすればウチのチームを売り込めるんだ…」と嘆くかもしれませんが、少し視点を変えれば、すぐに解決策が見つかるはずです。
例えば対戦するチームが一流のトップチームであれば、そこにはきっと”スター選手”がいるはずです。
その『相手チームのスター選手』をプロモーションに使ってしまえばいいのです。
\\\○○チームがホームグラウンドで、スター選手××と対戦決定///
このキャッチコピーであれば魅力的に見えますよね。
つまりマーケティングにおいては「自分たちの資産だけしか活用できない」ということがないので、アイデア次第で様々なプロモーションができるのですが、このように”視点の変え方”を学びたい人、面白い書籍を探している人は、ぜひ本書を読んでみてください。

おすすめのマーケティング本 第2位
書籍名:情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦
著者名:堀 栄三
旧日本軍の情報戦の実態を、大本営情報参謀だった著者が明かした貴重な本です。
日本人はもともと「事実に基づいて考えるのが苦手」と言われており、その原因を徹底的に分析した一冊となっています。
著者は日本陸軍の軍人だったのですが、正確な情報収集とその分析力によって「マッカーサー参謀」という異名を持っていた人物です。
旧日本軍の情報軽視体制は、残念ながら現在の日本企業にも脈々と受け継がれています。
なので、本書が指摘する内容は、ビジネスパーソンにとって非常に重要なアドバイスとなるでしょう。
とても評判が良い本なので、ぜひ一度読んでみてください。

おすすめのマーケティング本 第1位
書籍名:ブラック・スワン
著者名:ラシーム・ニコラス・タレブ
白鳥は”白い”のが当たり前ですが、黒い白鳥がいたらびっくりしますよね。
しかし実際にオーストラリアで黒い白鳥が発見されました。
このような事態は「想定外」なのですが、マーケッターの仕事とは未来を予測し先手を打つことなので、このような”想定外”にも対応しなければいけません。
そのために重要なのは、不確実性を受け入れて、リスクを最小化し、マーケ戦略を組み立てることです。
もちろん全て予測できるわけがないので、逆に予測できないことを”武器”とするのを推奨しているのが、本書の内容です。
「未知(不確実性)」をチャンスに変える方法が知りたい人はぜひ読んでください。

まとめ
ここまでおすすめのマーケティング本をご紹介してきました。
できれば全部読んで欲しい名著ばかりなのですが、もし時間がなければ気になる本だけでも読んでおきましょう。
この他にも”名著”と呼ばれる、おすすめしたいビジネス本はたくさんあります。
それを知りたい人は下の記事をご覧ください。