多くの人は、キャリアの終盤に差し掛かって初めて、どうやって社会に恩返ししようかと考え始めます。
ある意味で「ビジネス」とは、社会に奉仕して、社会へ還元することです。
誰かの役に立つからこそ、結果としてその対価(お金)が支払われますが、今の仕事を通じて社会に恩返しすることもできるはずです。
そのような心持ちであれば、仕事に対する姿勢もきっと変わると思います。
人々が望んでいるのは完全なプライバシーではありません。
何もかも秘密にしておきたいというわけではないのです。
何を共有し、何を秘密にしておくかを自分で好きなように決めたいと思っているのです。
プライバシーが重視される時代ですが、「プライバシーに対する人々の考え方は少しずつ変わりつつある」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
人には、友人や周りの人と物事を共有し、繋がっていたいという願望があります。
「何を共有するのか?」を自分で決めることができれば、人間には「もっと多くのものを共有したい!」という気持ちが芽生えるはずです。
共有が活発になればなるほど、世界はオープンになるので、「より良い世界が実現できる」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
世界をよりオープンでつながったものにするのが我々のミッションだとしたら、まず手始めは間違いなく社内からでしょう。
余談ですが、カップラーメンを製造しているエースコックの役員会では、昼食を兼ねて自社が製造しているカップラーメンを食べる文化があるそうです。
これはユーザー目線になれるので、モノ作りする上ではとても大切な考え方だと思います。
僕たちはいつだってもっとイノベーションを起こし、もっと多くのことをやれるのです。
これは人間の可能性について言及した名言です。
素早く行動する大胆さを持ち、あとは前進する勇気さえ持ち続けることができれば、誰でも凄い偉業が成し遂げられるはずです。
人と同じようにやっていては優れたものが作れないという信条があります。
だからこそFacebook(現在のMETA社)では、ものすごいスピードでものづくりをして、素早く世の中へ送り出し、ものすごいスピードで改良を重ねているそうです。
僕たちの世界ではハッカーは紛れもない褒め言葉であり、ハックするというのは、何かをものすごいスピードで作ることなんですよ。
これはエンジニアの仲間内だけで通用する定義みたいですが、どうやら「ハッカー」という呼称は褒め言葉みたいですね。
人ってほんのちょっとしたことで気が散ったり、どうでもいい目先のことや世俗的なことにとらわれてしまうものだと思うんです。
だからこそ「目の前のことに集中するべきだ」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
僕にとっては、コンピューターはいつだって良いものを作る手段に過ぎなかったんです。
それ自体が目的というわけじゃなくてね。
マーク・ザッカーバーグは幼い頃からコンピューターが大好きでした。
12歳の頃にはメッセージをやり取りするソフトウェアのプログラムを作り上げたり、高校生の頃にはユーザーの好みに合わせて自動的に選曲が行われる音楽再生ソフト「Synapse」も開発しました。
SynapseはMicrosoftやAOLなどの大手企業が買収に興味を示しますが、マーク・ザッカーバーグはその申し出を断り、無料配布する手段を選びます。
世の中に貢献するものはいつでも作れるので、あまりビジネス視点で考えることはなかったそうです。
人は自らが情熱を抱いていることをする必要があります。
「何を仕事にするべきか?」という質問は、シンプルですが難しいですよね。
その答えは「情熱を抱けるもの」だそうです。