目次
おすすめのビジネス書 第40位
書籍名:学習する組織
著者名:ピーター・M・センゲ
著者のピーター・センゲはMITを卒業した後、大企業と組織開発に取り組んできた人物です。
なので「組織運営」のプロフェッショナルと言える人物ですが、そのノウハウが記されている名著が本書です。
本書のテーマは「企業が学校のように経営され、教師である上司が生徒である部下に何をすべきかを指示している限り、企業は潜在能力を十分に発揮できない」ということです。
つまりこれはマネジメントの話なのですが、イノベーションにも通じる話です。
指示型組織の場合には、社員が自発的に動かないので、イノベーションも起こりづらくなってしまいます。
企業運営というのはカリスマ経営者が一人で動かすのではなく、「働いている社員たちが継続的に学習し、共有された目標に対して一致団結して挑む」という姿勢が大事なのです。
「自発的な社員が少ない…」「部下のマネジメントができない…」という課題を持っている場合には、ぴったりの本だと思います。
おすすめのビジネス書 第39位
書籍名:スティーブ・ジョブズ
著者名:ウォルター・アイザックソン
スティーブ・ジョブズといえば、Appleの創業者ですよね。
著者のウォルター・アイザックソンは、1990年代からジョブズとの面識はありましたが、ジョブズから「私の伝記を書いて欲しい」と依頼されて作られた本がこの作品です。
ジョブズとは40回以上の面談をして、親族や友人、ライバルにもインタビューをしながら作られたのですが、その中身についてジョブズが口を出すことはなかったそうです。
ただ一つだけ、「表紙のデザインだけは絶対に譲らない」とジョブズは言ってきました。
その表紙のデザインは、写真家が撮影したジョブズの簡素な白黒写真に、タイトルと著者名を控えめに配置するシンプルなデザインだったのです。
まさにジョブズの美的感覚が現れた表紙ですよね。
おすすめのビジネス書 第38位
書籍名:ジャック・ウェルチ わが経営
著者名:ジャック・ウェルチ
ジャック・ウェルチは1981年~2001年までGE(ゼネラル・エレクトリック)のCEOを務めていた人物です。
ウェルチは1960年にGEへ入社しているので”プロパーの社員”なのですが、1999年にはフォーチュン誌で「20世紀最高の経営者」と評価されるほど、素晴らしい実績を残しました。
かなり大胆なリストラ策を実行(ニュートロン・ジャックと呼ばれました)したり、No.1&No.2戦略、シックスシグマなど、ウェルチの経営ノウハウが凝縮された名著になっています。
おすすめのビジネス書 第37位
書籍名:ゼロ・トゥ・ワン
著者名:ピーター・ティール
著者のピーター・ティールはPayPal創業者であり、ベンチャーキャピタルファンドの設立者でもあります。
PayPalの創業メンバーをシリコンバレーでは「PayPalマフィア(イーロン・マスク、リード・ホフマン、スティーブ・チェン、チャド・ハーリー、ジョード・カリムなど)」と呼んでおり、もちろんピーター・ティールもその一員として認知されています。
この本のテーマは「スタートアップ企業の成功哲学」なので、これからスタートアップ企業を立ち上げたい人や、ベンチャーキャピタル(VC)へ入社したい人、エクイティファイナンスを実施したい人にはぴったりだと思います。
例えば「異業種交流会で初めて出会った人と一緒に起業するな!」や「1000億ドル市場の1%を取れば勝ちというのは間違い」など、数多くの金言が出てきます。
ピーター・ティールの”成功哲学”が学べる貴重な一冊なので、ぜひ手に取ってみてください。
おすすめのビジネス書 第36位
書籍名:貞観政要(じょうがんせいよう)
著者名:呉兢
貞観政要(じょうがんせいよう)は中国の古典ですが、「最強の帝王学」が記された名著として有名なので、ビジネスパーソンであれば一度くらいはそのネーミングを聞いたことがあるはずです。
タイトルである「貞観政要(じょうがんせいよう)」には、「貞観の時代の政治の要点(ポイント)をまとめた書物」という意味があります。
そもそもこの本は「中国No.1」とも言われる名君”太宗 李世民”と、それを補佐した名臣たちの政治問題集なのですが、その内容はビジネスにも通じると言われています。
日本でも徳川家康が貞観政要を参考にしながら、300年間も続いた徳川幕府を維持し、鎌倉時代に活躍した北条政子(尼将軍)も、貞観政要を治世の参考書にするように命じました。
それだけでなく、歴代天皇(明治天皇など)も帝王学の教科書として貞観政要を学んできたと言われています。
それほどの書物なので、「百聞は一見にしかず」ということで一度読んでみてください。
おすすめのビジネス書 第35位
書籍名:想定外
著者名:ジョン・ケイ
ジョン・ケイは、ロンドン・ビジネススクールの教授(経済学者)でしたが、そこからオックスフォード大学サイード・ビジネススクールの初代学長となった人物です。
イギリス政府のアドバイザーとしても活躍していたので、その知識は「大英帝国のお墨付き」ということです。
この本のテーマは「目標達成」ということですが、これは仕事だけでなくプライベートでも使える知識だと思います。
「綿密な計画を立てて、筋道を管理すれば、必ず目標達成できる」ということはあり得ません。
必ず”想定外”の事態が起こるので、世界はもっと複雑にできているのです。
だからと言って、目標達成に至るアプローチを止めるわけにいかないので、本書を読んでそのやり方を理解しておくべきでしょう。
おすすめのビジネス書 第34位
書籍名:論語
著者名:孔子の弟子たち
論語は、古代中国の大古典「四書」の一つとされている名著です。
儒教の祖である孔子とその弟子たちの言行を集録した書物なのですが、人間として守るべき、又は行うべきこと、考え方などが簡潔な言葉で記されています。
「日本経済の父」と呼ばれている渋沢栄一も論語を愛読していて、論語にインスパイアされた「論語と算盤」という名著を残しています。
時代を超えて読み継がれる本ですし、私個人としても、何度も読み返している名著なのですが、読むたびに新しい発見があるので、とても面白い本だと思っています。
もちろん古典なので読みにくさはありますが、簡潔に翻訳している本がたくさん出回っているので、まずはそこから手をつけてみましょう。
おすすめのビジネス書 第33位
書籍名:トランプ自伝
著者名:ドナルド・トランプ
ドナルド・トランプは「元アメリカ大統領」という肩書きが目立っていますが、その実態は一流のビジネスパーソンです。
若い頃からその才能を発揮して「ニューヨークの不動産王」と呼ばれるまでになりました。
大口を叩く印象があるかもしれませんが、実は全て計算されていて、非常にクレバーな人物なのです。
「売りたければ目立て」という名言を残すほど、表舞台に出てくる人ですが、それも全て戦略の内です。
これは有名な逸話ですが、トランプは自身が経営する不動産「トランプ・タワー」を売る為、色々な不動産屋に顧客のふりをして電話し「トランプ・タワーに空きはあるか?」と聞きまくったそうです。
すると不動産屋は「トランプ・タワーのニーズが凄い!」と勘違いするので、一気にブランド価値が高まったそうです。
これと同じことをやっていたのが、芸術家のパブロ・ピカソです。
ピカソは自分の絵を売るために、画廊へアルバイトを行かせて「ピカソの絵はあるか?」と聞きまくったそうです。
すると画廊のオーナーたちへは「ピカソって誰だ?」という認知が行き届き、次第に「ピカソの絵が売れそうだ!」と勘違いし始めるので、良い値段で絵を買ってくれるようになったそうです。
まさにこのピカソの逸話を再現したような話ですが、それも含めてトランプは全て計算しているので、かなり優秀なビジネスパーソンだということに気が付くでしょう。
おすすめのビジネス書 第32位
書籍名:富の福音
著者名:アンドリュー・カーネギー
アンドリュー・カーネギーは「鉄鋼王」という異名を持つ、アメリカの大富豪です。
所有する鉄鋼会社の株式を1901年にJ・P・モルガンへ売却し、巨万の富を得ました。
しかしカーネギーの人生格言には「富を持って死ぬ者は、真に不名誉である」という考え方があるので、その財産で図書館を作ったり、市民ホールを作るなど、多くの慈善活動に費やしました。
今では富豪が寄付するのは当たり前になりましたが、その筋道を作ったのがアンドリュー・カーネギーだと言われています。
この本を読めば「富をどのように使うべきか?」という哲学が学べるので、起業家を目指す人は必見です。
おすすめのビジネス書 第31位
書籍名:リーダーになる
著者名:ウォレン・ベニス
この本のテーマはタイトルの通りですが、「リーダーシップ」についてです。
「生まれながらのリーダーはいない」※本文より引用
ウォレン・ベニス曰く、「リーダーシップは教えられて身につく資質ではない」とのことです。
つまり本人の意思や周りの環境、人との巡り合わせによって、数多くのリーダーが生まれてきたのです。
そう考えた場合「誰でもリーダーになる資質を持っている」ということになります。
これはとても興味深いポイントですよね。
リーダーを目指す人には是非読んでほしい一冊です。