
- 人脈は多いほうがいい
- 人脈はいざという時に役立つ
このように言われる一方で、「人脈を作るのは難しい…」とも言われています。
そこで今回は、人脈を広げるコツについて解説していきたいと思います。
人脈形成する意味とは?
ビジネスパーソンであれば、誰でも人脈を広げたいと思っているはずです。
人脈が広いと、様々な情報が入ってくるようになります。
それらの情報は、プライベートでも仕事でも、きっと何かの役に立つはずです。
現代のビジネスは情報戦とも言われているので、できるだけ多くの情報を仕入れた人が勝つ傾向にあります。
なので、サラリーマンであっても、多くの情報が入ってくる人脈は非常に重要な要素と言えるのです。
他にも、人脈はビジネスに繋がるというメリットもあります。
時間をかけて培った人脈は、自分の仕事にも活かすことができますが、例えば次のようなビジネスに発展するかもしれません。
- 業務提携する
- 仕入先に選定する
- 代理店契約する
ビジネスについてのアドバイスをもらったり、自分たちの製品サービスを買ってもらう顧客になる可能性もあります。
自分が持っている人脈は、使い方次第で様々な効果を発揮しますが、もしそのような人脈がなかった場合、できる可能性が狭くなってしまいます。
これはビジネスパーソンにとって、非常にもったいないことだと思います。
何をするにも選択肢は多いに越したことがありません。
そのような観点で、人脈数は絶対的に多い方が有利なのです。
人脈は転職活動にも役立つ
人脈が豊富だと、仕事もプライベートも充実していく傾向があります。
すごくシンプルに言うと「交友関係が増える」ので、人から誘われる機会も多くなりますし、そこからさらに新たな出会いがあって、どんどん人脈が広がっていく好循環が訪れます。
そのような人脈は、転職活動する際にもメリットをもたらすのです。
転職活動する人は基本的に中途採用なので、企業側は即戦力を求めています。
しかし、技術&スキルを求められる経理部やシステム開発部であれば良いですが、営業職や人事総務、広報担当者の場合は人脈数が大きなポイントになってきます。
例えば営業職の場合、その人が持っている人脈数が、ある意味でアタックリストの数(=ポテンシャル)になるのです。
シンプルにイメージしてみて欲しいですが、下記の両者ではどちらの方が市場価値が高いでしょうか?
- Facebookの友達数100人の営業マン
- Facebookの友達数3,000人の営業マン
当たり前の話ですが、2番目の3千人友達がいる営業マンの方が、採用後に活躍してくれる可能性が高いはずです。
もしあなたが経営者なら、絶対に2番目の営業マンを採用するでしょう。
他にも、SNSの影響度合いは転職活動に大きく影響してきます。
- Twitterのフォロワー数が100人の人事担当者
- Twitterのフォロワー数が10万人の人事担当者
この両者ではどちらの方が発信力が強いと思いますか?
もちろん2番目のフォロワー10万人の人ですが、このような人材を企業は欲しがっています。
多くの企業は、自分達の予算でSNSのアカウントを育てていますが、時間も費用もかかるのでなかなかうまくいかないのが現実です。
そんな時に、個人アカウントだったとしてもフォロワー10万人を抱えている人を採用してしまえば、一気にフォロワー数が増えることにも繋がります。
もしその人が人事担当者や広報担当者になれば、自分たちの会社が人材採用していることをアピールできたり、働きがいのある会社ということを情報発信してくれるかもしれません。
しかもそれを無料(0円)で実現できるのです。
企業経営者にとってこんなに美味しい話はなかなか無いと思います。
なので、人脈の数を増やしたり、SNS手の影響力を強めておくことは、転職活動を成功させるための必須条件と言えるのです。
本当の人脈とは?
「人脈を増やしたい!」と考える人は多いと思いますが、そもそも「本当の人脈とは何なのか?」ということまで考えている人は少ないと思います。
整理整頓するためにも、ここで「本物の人脈」について理解しておく必要があると思います。
本当の意味の人脈とは「何でも気軽に相談できる関係性」という定義になります。
例えばあなたが今繋がっている人達(=人脈)を頭の中でイメージしてみてください。
その人達に以下のような相談ができるでしょうか?
- 新規事業の立ち上げを考えているが、良い取引先が見つからない
- 投資家を探しているが、なかなか出資者が見つからない
- 恋人の誕生日プレゼントが決まらない
- 美味しい焼肉が食べたいので、オススメ店を教えて欲しい
1~2は仕事に関することなので、相談しやすいかもしれませんが、3~4はプライベートに関することなので、相談できる相手が減るはずです。
つまり、本当の人脈とは1~4全てを気軽に相談できるような相手のことなのです。
もう少しくだけたイメージで伝えると、「近くにいるから一緒にランチ食べに行かない?」と当日に言えるような間柄ということです。
仕事の取引先などを、いきなり当日ランチに誘うのは少し抵抗感がありますよね。
しかし、仲の良い人であれば、フランクに誘えるはずです。
そのような人があなたには何人いるでしょうか?
その数があなたの本当の人脈数なのです。
表面的で上っ面な人脈を作っても、あなたの人生は決して豊かになりません。
もし人脈を広げるのであれば、本当の意味での人脈形成を心掛けましょう。

人脈の作り方とは?
ここまで読んだ人は、本当の人脈がどういうものか理解できたと思います。
それでは次に、肝心要の人脈作りについて解説していきたいと思います。
多くのビジネスパーソンが「人脈を増やしたい!」と思っているはずですが、それを実現できている人は少ないはずです。
現代はインターネット社会なので、人と人との関係性が希薄化しています。
異業種交流会で一度出会っただけでもFacebookの友達になったり、LINEで繋がることが当たり前の時代ですよね。
なので、そこで繋がっているだけの人達は、あなたにとっての本当の人脈になり得ないと思います。
つまり、この逆張りをすれば良いのです。
例えば異業種交流会で出会った人がいた場合、意気投合したならその場ですぐに飲み会のアポイントを取ってしまいましょう。
取引先とも同じ対応で構いません。
もし相手がお酒が飲めて、外食するのが嫌でない場合、積極的に誘い出してみましょう。
このような交際接待費(=経費)が出ない場合もあると思いますが、その場合には自腹を切れば良いだけです。
つまりこれは、あなたにとっての自己投資の一環なのです。
この金額をケチったり、外出するのが面倒だと思ってる限り、本当の人脈は増えることは絶対にあり得ません。
飲みニケーション不要論もありますが、個人的には真っ正面からそれを否定したいと思います。
SNSはじめ、人間関係が希薄化している現在では、逆の動きをした方が賢明だと思います。
つまり、少ない人数だったとしても濃密な関係性を持つのです。
そのような場面で、アルコールはとても役に立ちます。
「飲み会では無礼講」という言葉もあるように、お互い腹を割って話せる場所が飲みニケーションの場です。
このような考えを旧時代的だとか、否定的に捉えることは個人の自由ですが、オンラインの関係性だけで人間関係が深まるとは到底思えません。
特に現代人はリアル(=本物)を求めているのです。
メッセージを100回やり取りするよりも、電話を10回するよりも、直接語り合った方が関係性は深まるはずです。
人脈広げるやり方
人脈を広げるためには、なんといっても接点が必要になります。
なので、人との接点を最大化させることを意識しましょう。
例えば以下のようなやり方があります。
- 異業種交流会に参加してみる
- 会食に参加してみる
- 合コンに参加してみる
- オフ会に参加してみる
- カフェ会に参加してみる
- 朝活してみる
- ビジネスマッチングアプリを利用してみる
人との接点を増やすやり方はたくさんあります。
もしそれが見つからない場合、あなたの周りにアナウンスしてみましょう。
「交流会に参加したい!」「外食する機会があったら誘って欲しい!」と伝えておけば、きっと誘いが来るはずです。
ちょっと話が反れますが、もしリアルなイベントに参加する場合、必ずその日の目標設定しておくことをお勧めします。
人脈作りにはゴールがないので、どうしてもダラダラしがちですが、それでは費用対効果が良くなりません。
せっかくお金を出して参加するからには、「何を目的に参加するのか?」を明確にしておいた方が良いと思います。
例えば、参加者全員とFacebookで友達になる、参加した全員の趣味を聞いて暗記する、など目標設定は何でも構いません。
とにかくお互いの関係性が前進するような内容を、その日の目標にすれば良いと思います。
その積み重ねが人脈拡大に繋がっていくのです。

まとめ
人脈を増やすことは簡単ではないと思われがちですが、決してそんなことありません。
これまで親友と行ってきたような交流を再現すれば良いだけなのです。
大人になってしまうと色々難しく考えがちですが、お互い楽しく、ストレスない関係性を築くようにしましょう。
その人脈は、きっとあなたの財産になります。
あなたの人生を豊かにしてくれることは勿論ですが、困った時に助けてくれるのも人脈です。
人脈形成するためには、ある程度の金銭的な投資も必要になるので、その辺りは投資だと割り切るようにしましょう。
ぜひこの記事をきっかけにして行動してみてください。