
お金を増やす方法は確実&地道に行うのがベストですが、一気にお金を増やす方法もあります。
そこで今回は、元証券マン&ファイナンシャルプランナー資格を持つ「さの編集長」が、現代風のお金の増やし方や、賢いお金の増やし方、早期リタイアである「FIRE」の仕方などをご紹介していきたいと思います。
資産運用に興味がある人もぜひご覧ください。
目次
確実&地道にお金を増やす方法
お金を確実かつ地道に増やす一番確実な方法は、真面目にコツコツと働くことです。
正社員やアルバイトなど雇われている立場であれば、基本的に労働時間に応じた賃金を受け取ることができますよね。
生活費などを手取り額から捻出するので、決して給料がそのまま貯金に回せるわけではありませんが、どれくらいの可処分所得が残るのかが明確なので、支出のコントロールもしやすく、お金を貯めやすいはずです。
さらに副業をすれば、お金の増えるスピードは格段にアップしていくはずです。
預金や投資もあり
コツコツ増やすというのは決して働くだけではありません。
もちろん、定期預金や積立投資なども当てはまるのです。
定期預金は一度預け入れると一定期間お金を引き出せない性質の預金商品ですが、普通預金と比べると金利が高いのが特徴です。
預入期間も最短1ヶ月程度~年単位で決めることができるので、すぐに使う予定のないお金がある場合には普通預金よりもお得だと思います。
ただし、普通預金も定期預金も利率が低いことが難点だと思います。
銀行を介して投資をする「間接金融」なので、どうしても預金利率は期待ができません。
積立投資に関しては少額から始められるというのがポイントです。
投資なのでリスクゼロということはありませんが、投資信託で積立投資をすれば面倒なことは考えずに毎月積み立てをするだけで資産運用ができることも特徴的です。
一瞬でお金を増やす方法
だれでも一度ぐらいは億万長者になることを夢見たことがあるはずです。
地道にコツコツとお金を増やすのではなく、一瞬で大金を手に入れたい場合には、それ相応のリスクを背負わなければいけません。
例えば投資に関して言えば、かなりギャンブル性の高いものが一瞬でお金を増やすやり方になるでしょう。
投資で増やす
ギャンブル性の高い投資と言えば、暗号通貨の売買が挙げられます。
暗号資産は「仮想通貨」とも呼ばれていますが、法定通貨にする国が出てくるほど世界中で話題になっています。
ビットコインをはじめ、イーサリアムやリップルコイン、ライトコインなどその種類も様々です。
「億り人」として暗号通貨で億万長者になった人がTVに出演してもてはやされたのは、まだ記憶に新しいですよね。
暗号通貨にはサーキットブレーカーがないので、1日で99倍に跳ね上がることもあれば、99%マイナスになることもあるのです。
ということは、たった1日で100万円が9,900万になってしまう可能性を秘めているということです。
もちろん100万円が1日で1万円になってしまう可能性も秘めていますが、大きな期待値があるという面では魅力的かもしれません。
他にも株式投資の王道と言えるIPOがあげられます。
IPOとは新規上場株式を意味する言葉ですが、上場後すぐに値上がりすることが多いので、一般的に「儲かる」と言われているのです。
そのぶん人気が高いので、一般的には抽選配分となっており、欲しいからといって必ず配分されるということはありません。
しかも暗号資産のように、1日で10倍、100倍という感じは難しいですが、数倍程度は狙えると思います。
しかし、株式投資は損する可能性もあるので、事前に知識を身に付けるなど十分注意することが必要です。
キャンブルで増やす
競馬やボートレース、宝くじなどといったギャンブルも一瞬でお金を増やすことが出来ます。
競馬で言えば、中央競馬で毎週日曜日に開催されるWIN5という掛け方があります。
WIN5は指定された5レースの勝ち馬を全て当てれば的中となる馬券ですが、過去には4億円オーバーの配当になったこともあるのです。
他にも、1着から3着までを順番通りに当てる3連単も、たった100円が3,000万円弱に大化けしたことがあります。
ボートレースは競馬と違って6艇の競争なので、組み合わせパターンも少なく、競馬のような高額配当は期待できません。
しかし競馬よりも当てやすいという意味では、やってみるのも良いでしょう。
パチンコも代表的なギャンブルですが、近年は規制強化によって1日10万円勝つのも難しくなっているので、ギャンブル性が低下してきています。
宝くじは買いやすい
一瞬で1億円以上を稼ぐという意味では、宝くじもアリでしょう。
宝くじも一瞬でお金を増やすことができる代表的な方法の一つだと思います。
宝くじには色々な種類がありますが、年末ジャンボ宝くじや、ロト、ナンバーズなどが有名です。
種類によって当選金額は異なりますが、数億円が当たる宝くじもあるので、人生を一発逆転させる可能性が十分あると思います。
他には、スポーツくじtotoも有名です。
totoにも種類がありますが、totoBIGはその中でも当選金額が高額と言われており、最高当選額が6億円に設定されています。
このようなくじは銀行や売店、コンビニでも気軽に買えるので、購買しやすいことが特徴です。
投資でお金を増やす方法
投資でお金を増やす場合、まずは株式投資が良いでしょう。
株式投資とは、東京証券取引所などに上場している株式を市場で売買することです。
株式売買をするためには、証券会社に証券口座を作らなければいけません。
その口座さえ持っていれば、誰でも株式投資をすることができます。
株式投資によって得られる利益は、保有株式の値上がりによるキャピタルゲインです。
100円で買った株式が300円に値上がりすれば200円プラスになりますよね。
これが株式の売却益です。
しかし株式による利益は、売買したことによる差益だけではありません。
企業が利益を出した場合には、その利益が配当金として株主に還元されるのです。
つまり、利益が増加すれば、原則的に配当金も増える(※経営者が決めるので確実ではありません)ということになります。
なので、安定的に利益を出している企業の株を買っておけば、配当収入だけは定期的に入ってくることが期待できます。
このような収益をインカムゲインと呼んでいます。
他にも、未上場株式を売買するというやり方もあります。
未上場株式とは「未公開株」とも言われますが、株式を上場させていない会社の株式を言います。
株式とは企業の時価総額に比例して値段が上がっていくので、未公開株のうちに購入しておけば、もしその会社が上場した場合、とんでもない利益になるのです。
10倍(テンバガー)、20倍というのは当たり前で、100倍、1000倍になるケースだってあるのです。
しかし、未公開株を買うためには、その会社の経営者と直接交渉しなければいけません。
一般的に非公開会社の株主は身内が多いので、外部資本を入れたがる経営者は意外と少ないのです。
そういった観点で言うと、未公開株を購入することはハードルが高いと言えるでしょう。
しかし、現代はFUNDINNO(ファンディーノ)などのサービスが出てきているので、未上場のベンチャー企業に投資できる機会が増えてきました。
これらは株式投資型のクラウドファンディングと呼ばれていますが、今後も未公開企業の株式投資はますます投資機会が広がっていくと予想されています。
株主優待を活用する
株式投資でお金を増やす場合、キャピタルゲインとインカムゲイン以外にも収益機会があります。
それは「株主優待」と呼ばれている特典です。
株主優待は設定している企業と設定していない企業がありますが、もし保有株式に株主優待があれば、決められた権利確定日に応じて何らかの優待が手に入る仕組みになっています。
それは割引券だったり、無料券だったり、お試し券だったり、製品サービスだったり色々な種類があります。
例えば人気の株主優待といえば、吉野家ホールディングスがあります。
吉野家は牛丼のお店として有名ですが、その株式を一単元持っている人には半年に一回「3,000円分の無料券」が郵送されてくるのです。
牛丼一杯400円ほどなので、優待券を1枚使えば、手出し100円ほどで牛丼が食べれることになります。
これはつまり、可処分所得が増えることを意味しています。
可処分所得とは、自分が自由に使えるお金の事を言います。
例えば、毎月30万円の手取り給料をもらっていたとしても、そこから家賃、水道光熱費、携帯代金など毎月のランニングコストが引かれていくことになります。
それらが全て引かれた残金が可処分所得なのです。
この金額が増えれば増えるほど豊か(=選択肢が増える)になるので、「どうすれば可処分所得を増やせるか?」を考えることは非常に重要なことなのです。
FXは難しい?
FXはギャンブル性が高い投資だと言われています。
なぜかと言うと、為替の売買をするからです。
FXは外国為替証拠金取引のことで、ドルやユーロなどの外国通貨を交換したり、売買して差益を出すことで利益を得ます。
一般的な株式投資の場合、イチ企業の業績に比例して株価が上下しますが、為替の場合はそう簡単にいきません。
その国の経済状況や、自然環境、政治問題、経済政策、内紛、デモやテロ行為などによって、大きく変動してしまうのです。
つまり、株式投資の場合には成長性のある企業に投資して長期保有すれば良いのですが、為替の場合には様々な要因が複雑に絡み合って価格が決定するため、長期投資しづらいのです。
そう考えた場合には、FX取引は基本的に短期売買が前提となります。
よって、FXでお金を増やすためには高いレバレッジを掛ける必要があり、投資初心者には向かないと言われています。
不動産投資も人気
不動産投資は古くから人気のある投資手法で、現在でも多くの人が実践していると思います。
サラリーマン大家さんも増えており、会社員の副業としても大人気です。
不動産投資の場合、毎月の賃貸から収入を得るインカムゲインと、購入した物件の値上がりによる売却差益であるキャピタルゲインの2種類があります。
この辺りは株式投資と同じですね。
不動産投資はある程度のまとまった資金が必要になるので、基本的には銀行から融資を受けなければ始めることができません。
なので、借入を良しとしない人にとっては、少しハードルが高いかもしれません。
しかし、リスクをとるからリターンがあるのであって、借入するぐらいの気概がなければ一気にお金を増やすことはできません。
とはいえ、不動産投資は管理会社や運営元が破綻したり、想定よりも利回りが低かったり、稀にトラブルに発展するケースがあるので注意しましょう。
初心者でもお金を増やせる方法
投資に関しての知識があまりない初心者が、賢くお金を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えはとてもシンプルで簡単なのです。
選択肢としては大きく2種類があると思います。
自分自身で起業をする
知人友人が起業する会社に出資する
よくよく考えてみてもらえばわかりますが、世界的に見た場合、どのような人が大金持ちになっているでしょうか?
世界の富豪ランキングを見れば一目瞭然ですよね。
代表的な人で言えば、以下のような人達だと思います。
- アマゾンの創業者であるジェフベゾス
- マイクロソフト創業者のビルゲイツ
- テスラモーターズ創業者のイエローマスク
- 世界最強の投資家と言われているウォーレンバフェット
- 日本一の富豪と言われる柳井正
このような人たちはどうやって資産を増やしたのでしょうか?
その答えはシンプルで、株式によって資産を増やしたのです。
つまり大金持ちになるための答えは明確に出ていて、株式投資するという一択なのです。
そのやり方は二通りあって、前述した通り「自分自身で株式会社を起業する」か「知人友人に出資する」の2種類しかありません。
なので、もしビジネスアイデアがあって自分でそれを実現する熱意があれば、起業してしまうのが一番の最善策だと思います。
事業を興すということは、自分自身で人生を決められるということです。
つまり、ビジネスを生かすも殺すも自分次第なのです。
想定通りに事業が成長していき、そのビジネスを買いたいという会社が出てきたり、無事に株式上場へたどり着いた場合、数億円~数十億円という莫大な資産が手に入るはずです。
これは起業というリスクを背負ったことによるリターンです。
違う見方をすれば、世の中を良くすることに貢献した報酬(インセンティブ)とも言えます。
もし世の中を変えるほどのビジネスアイデアがなければ、それを持っている優秀な人にエンジェル投資家として出資すれば良いのです。
未上場企業がEXITできる可能性は1/20程度だと言われています。
なので、20社以上の未上場企業に100万円づつ出資(合計2,000万円)すれば、期待リターンとしては3,000万円~1億円程度になると思います。
エンジェル投資家の場合には、小難しいことを考える必要がなく、優秀なビジネスモデルと経営者にとにかく出資すれば良いだけです。
なので、投資に関する知識は特に必要ありません。
株式投資や暗号通貨、FX取引のような小手先で売買して小銭を増やすのではなく、本質的な資産を蓄えていくのです。
このような「アセットを増やす」という考え方は、全ての富豪に共通している考え方だといわれています。
世界的なベストセラーである「金持ち父さん貧乏父さん」にも、その詳細が書かれているので、もし興味があれば一度読んでみてください。

国債はリスクが低い投資商品
出資するようなリスクはとれないが、地道にコツコツと増やしたい初心者の人は、預金性の金融商品が良いでしょう。
先程も少し触れましたが、最も代表的で多くの人が行っているのが銀行の定期預金です。
定期預金は普通預金よりも金利が高い傾向にありますし、何と言っても元本割れのリスクがありません。
投資をする上で初心者が気になるのは、預けたお金が減ってしまう「元本割れ」でしょう。
定期預金は元本が保証されている金融商品なので、「お金が減ってしまうのは絶対に嫌だ!」という人でも安心して利用できるはずです。
定期預金は普通預金よりも金利が良いとは言っても、0.01%などで設定されている為、必ずしも利回りが良いとは言えず、もっとお金を効率的に増やしたいという人もいるでしょう。
安全性を担保しながら、お金を増やしたい場合には、元本保証されていませんが国債で運用するのもおすすめです。
国債とは国家が発行した債券なので、安全性が高いのは容易に想像できると思います。
国債のリスクは、国家が財政破綻した場合なので、一般的になかなか起こりにくいでしょう。
リスクが低いにもかかわらず、個人向け国債は下限金利でも0.05%と定期預金よりも格段に上です。
個人向け国債は最低1万円から始めることが出来るので、初心者が定期預金以外で資産運用するという時にはハードルも低く最適でしょう。
国債は銀行や証券会社などで気軽に購入することができるので、まずは情報をチェックしてみてください。
【財務省】個人向け国債のホームページ|https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/
副業でお金を増やす方法
本業で稼ぐ以外に、副業でお金を稼ごうと考える人が増加しています。
副業とはいえ、その種類は多種多様です。
昔からある副業と言えば内職が挙げられますが、近年はクラウドソーシングが主流になっており、システム開発やWebデザイン、マーケティングまで幅広い仕事が募集されています。
Webライターとして活躍している人も多く、データ入力も人気の副業になっています。
他にも会社員のアルバイトや、水商売など様々な副業のカタチがありますが、やっぱり人気なのはインターネットを活用した副業だと思います。
アフィリエイトやブログ運営
在宅副業で人気が高いのは「アフィリエイト」です。
ブログやメールマガジンなどで商品サービスを口コミし、閲覧者がその製品を購入した場合に報酬が手に入るという仕組みになっています。
ブログやメールマガジンであればパソコン一つで作れますし、コストもほとんどかかりません。
また、稼げるブログやサイトを作ることが出来たら、そのノウハウを販売したり、作ったブログやサイトそのものを売却してしまうこともできるのです。
集客力が強いサイトであれば、数千万円で売却出来るケースもあるので、稼げる可能性は青天井だといえます。
営業系の副業もある
営業系の副業はクラウドソーシングで提供されています。
代表的なサイトにはside bizz(サイドビズ)などが挙げられますが、紹介するだけで稼げる「リファラル営業」を副業にすることができます。
固定報酬が貰える仕事もたくさんあるので、たった10分で4万円、1時間で10万円など、高収入の人が続出しています。
お仕事内容は「見込客の紹介」までなので、とても簡単なことが特徴的です。
リファラル営業は営業パーソンと相性が良いので、営業職の副業として人気になっています。
せどり(転売)も人気
副業として人気が高いのは、やっぱり「せどり」ですよね。
元々せどりというのは、古本屋などに並んでいる本の背表紙を見て、転売して利益を取ることに由来した言葉です。
しかし最近は本だけでなく、ゲームや家電製品など、あらゆるモノの転売を「せどり」と呼ぶようになりました。
利益が出せそうなものだけを仕入れるので、比較的失敗しにくいことが特徴ですが、稼ぐためにはそれ相応の作業量が必要です。
つまり、せどりは労働集約型の副業だと言えます。
物販という意味ではECサイトやメルカリなどのフリマアプリが充実してきたことで、ハンドメイドアクセサリーやスマホケースなど趣味で作ったものを販売する人も増えています。
様々な副業の形が出てきているので、きっとあなたの好みに合うようなお仕事に出会えるはずです。
どうすればFIREできる?
一言に「お金を稼ぐ」と言っても、アプローチ方法は様々だと思います。
しかし絶対に断言できることもあります。
それは前述したとおり「アセットを増やさなければ大金持ちにはなれない」ということです。
資産数億円という億万長者になるためには、株式投資するしかありません。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が一人歩きしていますが、その本質は経済的な自立です。
つまり、「どれだけ多くの不労所得をアセットとして積み上げられるか?」ということを意味しているのです。
なので、デイトレードで毎日100万円稼ぐようなやり方は、労働集約型のやり方なので、決してアセットが溜まっている状態とは言えません。
この辺りの考え方を身につけるためには、世界的なベストセラーである「金持ち父さん貧乏父さん」を読むのが早いと思います。
個人的にもオススメの書籍なので、ぜひ一度手に取ってみてください。
