
代理店として開業する為には、事前準備が欠かせませんよね。
しかし独立・起業を経験したことがない場合には、
- どんなビジネスをすればいいか?
- 情報はどこで仕入れるのか?
- 一番良い選択肢は何なのか?
などわからないことだらけだと思います。
そこで今回はこれから代理店として独立開業したい方や、起業を目指す人にメリットのある情報をお届けしたいと思います。
目次
代理店として独立開業するメリット
代理店として独立開業することは、経営者(社長)になることを意味しています
経営者と聞くと、なんとなく偉くなったように勘違いしますが、ただ法的な肩書きが付いただけなので、あなた自身は何も変わっていません。
また法人成りしない場合は個人事業主(フリーランス)になるので、周囲に「社長になった!」とは言えないかも知れません。
サラリーマンにとって独立開業するのは夢だと思いますが、一般的に自営業者は「リスクが高い」と言われています。
しかし代理店ビジネスで脱サラする場合には、それほど大きなリスクがなく、メリットは独立起業するのと変わりないほどの恩恵が受けられるのです。
これから独立起業を目指す場合には、この辺りをきちんと理解しておくべきだと思います。
メリット①:事業リスクが小さい
自分一人で起業する場合、何らかの商品を製造したり、サービスを立ち上げなければいけません。
そのやり方は様々ですが、製造メーカーとして独立起業するというケースは多いでしょう。
そうなった場合、多額の初期投資が必要になってきますよね。
例えば弊社(WEBX Inc.)はside bizz(サイドビズ)というwebプラットフォームを開発・運営していますが、その開発コストは年間1,000万円なので、自分で言うのも変ですが高リスクと言われるような事業だと思います。
プラットフォームビジネスは赤字経営が当たり前なので、向こう5年間は利益が出なくても運営を維持していかなければいけません。
つまり「年間1,000万円×5年間=5,000万円」という金額を純投資する覚悟がなければ、一般的なプラットフォームビジネスを立ち上げることはできないのです。
それだけのリスクをとるのはなかなか難しいと思いますが、代理店ビジネスであれば他人が創った事業に相乗りするだけなので、特にリスクがありません。
もちろん初期投資ゼロのケースが多く、もし初期費用が必要だとしても数十万円くらいで済むはずです。
これだけ低リスクなのに、リターンは大きいので、代理店ビジネスは「低リスク高リターン」のビジネスモデルだと言われています。
実際に代理店ビジネスで上場する企業も出ているほど儲かるので、事業リスクが小さいことは代理店ビジネスにおけるメリットだと思います。
メリット➁:経費が計上できる
自営業者になる大きなメリットは、何と言っても経費計上できることだと思います。
これができるだけで、感覚的には2割以上所得がアップするはずです。
サラリーマンの時には勝手に経費計上などできないので、友人との飲み代や食事は全部自腹ですよね。
もちろん所得控除という概念はありますが、経費を自由に処理できないことには変わりないでしょう。
しかし、自営業者の場合には「交際接待費」として経費計上できるので、基本的には自腹を切る必要がありません。
個人事業主の代理店として独立開業する場合にも、もちろん損金計上できるので、節税という観点では有利になるはずです。
この制度を上手く活用すれば、小規模自営業者であったとしても、上場企業の社長レベルの所得を得ることが可能となります。
詳しくは下の本をご覧ください。

メリット➂:儲かるビジネスができる
当たり前の話ですが、サラリーマンの場合は会社がやっている事業しかできません。
しかし、自営業者の場合には話が別です。
「●●が儲かる」と聞けば、すぐにビジネスを開始して稼げるのです。
例えば2020年のコロナパンデミックの時には、マスクやPCR検査の需要が高まったので、それを海外から輸入するビジネスが非常に儲かりました。
フットワークの軽い自営業者は、そのような動き方で大金を稼いでいたのを覚えています。
サラリーマンのように上司を説得して、会社でプレゼンして、稟議を通して…なんて面倒な手続きは必要ありません。
自分一人の判断で動けることが、自営業者のメリットだと言えます。
ただし責任も全て自分が背負うことになるので、責任も利益も一手に引き受けるのが自営業者だと理解しておきましょう。
メリット④:給料を自分で決められる
前述した話と連動しますが、儲かるビジネスをやった場合、その分利益が上がりますよね。
そうなった場合、それを自分の給料にすることができるのです。
サラリーマンとして働いている場合には、「たくさん稼いだから、全て自分の給与にしてくれ」なんて言えませんよね。
組織に属している場合、販促費、人件費、福利厚生費など、営業職以外のコストも面倒みなければいけません。
なので、自分が稼いだ分を、全て自分の給料にすることなどできないのです。
しかし、代理店として独立開業した場合には、儲けた分を全て自分の懐に入れることができるのです。
メリット➄:自由が手に入る
これは自営業者の特権といえますが、いつでも休みたい時に休めるようになります。
なので、自分の意志で人生を歩くことができるのです。
例えばGW(ゴールデンウィーク)に旅行する場合、どこも混み合っていて大変ですよね。
しかも、ハイシーズン料金が加算されるので、一年で最も高い料金を支払う羽目になります。
これは一見すると非合理な動き方ですが、サラリーマンであれば仕方ありませんよね。
しかし自営業者の場合には、わざとGWを外して、閑散期に旅行に行くことだってできるのです。
これは合理的な動き方なので、どの観光地も空いていて、料金まで格安です。
このように選択の自由が手に入ることは、自営業者の特権だと言えるでしょう。
代理店募集サイトを活用しよう!
代理店として独立開業する場合、まず問題になるのは「どんな商材を仕入れるか?」ということだと思います。
果たして、そのような情報はどこで仕入れるのが良いでしょうか?
最もメジャーなやり方は、やはりインターネットを活用することだと思います。
世の中には「代理店募集サイト」と呼ばれているサイトがいくつかあって、そこには代理店募集している求人情報がたくさん掲載されています。
簡単に言ってしまうとリクナビやマイナビの「代理店募集Ver.」というイメージですが、もし気になる人は下の記事をご覧ください。
まずはこのような代理店募集サイトを確認してみましょう。
リファラル営業サイトもある
代理店と一言にまとめても、その実態は様々です。
- 販売代理店
- 取次店
- 総代理店
- 特約店
- 紹介店
- 販売店
基本的に世間では「販売代理店」のことを代理店と呼んでいますが、もっと簡単な紹介店というスキームが営業職の副業として注目を集めています。
そのような情報を集めているのがリファラル営業サイトです。
弊社が運営しているside bizz(サイドビズ)もリファラル営業サイトに該当しますが、そもそもリファラル営業とは何でしょうか?
もしも代理店として独立開業を目指すなら、知っておくべき情報だと思うので、詳しくは下の記事をご覧ください。
個人事業主の場合はどうする?
代理店として独立開業する場合、2種類のやり方があると思います。
- 個人事業主(フリーランス)として登録する
- 法人として登録する
本格的なビジネスをしたい場合、多くの人は法人成りすると思います。
しかし、法人成りするには登記が必要になるので、手続きが面倒ですし、30万円ほどの登記費用も発生します。
なので、まずは個人事業主として登録するほうが無難なのですが、ここで問題が発生します。
その問題とは、個人を相手にしてくれる代理店本部(メーカー)が少ないことです。
いざ代理店登録をしようとした場合、「個人事業主はお断り」とか「個人はNGです」と言われるケースが多いのです。
そのような制度にする理由は様々ですが、多くのケースでは「個人の方が法人よりも責任感が薄い」「法人よりも取り組み方が甘い」などが多いようです。
その場合には法人成りするしかありませんが、個人事業主OKという代理店本部を探すという手もあります。
その場合には前述したリファラル営業サイトが合っているでしょう。
一般的な代理店募集サイトは「法人代理店」が前提になっているため、個人事業主として登録できる求人が決して多くありません。
しかし、リファラル営業サイトの場合には「営業職の副業」という前提があるため、ほぼ全ての求人情報で「フリーランスOK」という状態なのです。
なので、もし個人事業主として登録したい場合、リファラル営業サイトを確認してみましょう。
ストックビジネスを探そう!
ビジネスをする上では「いくら儲かるのか?」ということは重要ですよね。
代理店として独立開業するとなれば「自営業者」になるので、この辺りは余計シビアに見なくてはいけません。
そこで重要になるのがキャッシュフローに関する概念です。
簡単に言ってしまうと「お金の出入り」のことですが、これをしっかり理解しておかないと、会社は簡単に潰れてしまいます。
もしキャッシュフローの理解について不安感があるなら、何冊か本を読んでおいた方が良いでしょう。
事前に読んでおくべき本を下にご紹介しておきます。



キャッシュフロー経営について理解できた場合、きっとストック収入が重要なことに気付くはずです。
なので、代理店ビジネスをする場合には、ストック型商材を仕入れるようにしましょう。
ストックビジネスとは継続報酬がもらえるビジネスモデルを意味しているので、収入は安定して、会社のキャッシュフローも安定するのです。
しかし、ストックビジネスはあまり表に出てくることが少なく、知っている人だけが得をするような状態になっています。
たまに代理店募集サイトにもストックビジネスが掲載されるので、適時チェックして、もし見かけた場合にはとりあえずエントリーしておきましょう。
代理店として開業するのであれば、ぜひストックビジネスを一度ご検討ください。
新ビジネス(新規立ち上げ)には注意する
儲かるビジネスを探している場合、他社が扱っていないビジネスや、これまで聞いたことがないビジネスの方が稼げそうですよね。
そう考えると新ビジネス(新規立ち上げ)というのが最有力候補になってきますが、新ビジネスに手を出すのは慎重になった方がいいと思います。
なぜかと言うと、新ビジネスはいつ事業停止になるか分からないからです。
そもそも新規ビジネスというのは、新しく立ち上げる段階のビジネスを指しますよね。
そのようなビジネスを仕掛ける側の気持ちになれば分かりますが、「まだ成功するかどうか分からないので、できるだけリスクを抑えたい」と考えるはずです。
そんな時に営業マンをたくさん雇用して、いきなり販路拡大したり、拡販するでしょうか?
もちろんそんな無謀なことはしないので、基本的には代理店展開を考えるはずです。
代理店展開の場合には雇用リスクがないので、どんなに拡大させても固定費(人件費)が増えません。
なので、仕掛ける側の代理店本部にとって、とても都合が良い仕組みになっているのです。
そのような背景があって、新ビジネスの場合には代理店募集するケースがとても多いのですが、「たくさん代理店を集めたけど、なかなか売れないからや~めた」と無責任に事業停止する企業が相次いでいるのです。
それを知らずに本腰を入れて、従業員の採用までしてしまった場合、リスクを負うのは代理店側です。
それも含めて会社経営なのですが、新ビジネスに過度な肩入れをすることはリスクなので十分注意しましょう。
まとめ
ここまで代理店として独立開業する為のポイントを解説してきました。
開業準備をしている場合、なかなか相談相手がいないので不安になってしまいますよね。
代理店として独立開業することは、良くも悪くも自営業者になることを意味しています。
なので、誰に頼るでもなく自分の足で自立しなければいけません。
その為に必要なものを事前準備しておきましょう!