
ビジネスパーソンはもれなく仕事に邁進していると思いますが、プライベートでは恋愛に一生懸命だと思います。
しかし恋愛は常に思い通りになるわけではなく、時には片思いのような状況にもなりますよね。
そのような心理状態は、仕事に悪影響を及ぼしかねません。
そこで今回は、恋愛や結婚を成功させる格言を解説していきたいと思います。
男女関係に悩んでいる人はぜひご覧ください。
恋愛に関する名言集
愛せるうちに愛しなさい。
<フリーリグラス>
恋愛とは一期一会です。
あとで後悔しても、その瞬間が戻るわけではありません。
その時その瞬間を最高に楽しみましょう。
愛することは命がけだよ。
甘いとは思わない。
<太宰治>
人を愛するということは、決して簡単なことではありません。
なぜかと言うと、その人の全てを受け入れなければいけないからです。
それができた時、その人を守る決意が固まるはずです。
それは自己犠牲の精神と呼ぶに等しいと思います。
「愛とは何か?」とお前は尋ねる。
それは立ち込める霧に包まれた一つの星だ。
<ハインリヒ・ハイネ>
なんか素敵な表現ですよね。
「立ち込める霧」とは前が見えずに手探りしている状態を表します。
そして「一つの星」とは、真実の愛を表しているのです。
恋愛というものは常に一時の幻影で、必ず滅び、冷めるものだ。
これを知っている大人の心は不幸だ。
<坂口安吾>
若い頃は一心不乱に恋愛していたはずですが、年をとるにつれて恋愛のやり方も徐々に変わってきますよね。
それ相応の経験をしてきた大人は、恋愛が幻想だということを理解しているはずですが、それはとても寂しいことなのです。
男の恋を女の恋と同じだと思ってはなりません。
<コデルロス・ド・ラクロ>
男女によって感受性の違いがあります。
これを一緒だと理解している人は、手痛いしっぺ返しを食らうでしょう。
女の涙に騙されるな。
<ドストエフスキー>
「女の涙」は武器です。
これに男は勝てません。
逆に女は武器を利用します。
恋愛にはこのような駆け引きがあるのです。
男が求愛に成功したいなら、まず言葉より行動だ。
<ロイヤル・タイラー>
何事も行動することが一番大切です。
頭で考えているだけは、何も前進しません。
物事を成し遂げるための真理とは、行動することなのです。
女だって人間なんだ。
汗もかくし、醜くもなるし、便所へも行かなければならない。
いったい君は何を期待してる?
バラ色の霧の中に飛んでいる金色の蝶々か?
<レイモンド・チャンドラー>
100%理想的な女性を見つけたところで、そこから減点されていく一方でしょう。
そうではなくて、自然体で付き合える女性を探しましょう。
そうすれば加算されていく一方なはずです。
恋というのはなんと恐ろしい情熱だろうか。
それなのに、世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている。
<スタンダール>
「恋は幻」とか「恋は盲目」と言いますよね。
結局のところ恋愛は、一時の迷いなのかも知れません。
そこに行きつけば幸福になれると勘違いされますが、そこにすがりつくと抜け出せなくなる魔力があるのです。
恋は決闘である。
もし右を見たり、左を見たりしていたら敗北である。
<ロマン・ロラン>
「真剣勝負」という言葉があります。
恋愛もこれと同じなのです。
デートしているのにキョロキョロしてしまう人は、相手と真剣勝負してないのです。
心変わりせぬことは恋愛の妄想である。
<ヴォヴナルグ>
人間は飽きる生き物です。
逆に言うと、飽きるからこそ進化できるのかもしれません。
それは恋愛に対しても同じなのです。
恋して恋を失ったのは、全く愛さなかったよりもマシである。
<アルフレッド・テニスン>
哲学的な名言ですが、行動しなかったことを後悔しないための格言とも言えます。
それは「プロスペクト理論」と呼ばれています。
プロスペクト理論とは、「人間は収益よりも損失に対して敏感に反応し、収益が出ているときは損失を回避するような行動を取る一方、損失が出ているときはそれを取り戻そうと大きなリスクを取る」という理論です。
年を重ねた時に「あの時こうしていれば…」と後悔しないように生きましょう。
頭のいい人には恋ができない。
恋は盲目であるから。
<寺田寅彦>
ナチュラリズム全開の名言だと思います。
頭のいい人は色々考えてしまいますが、恋愛とはシンプルで良いのです。
ただ単純に「好きだ!」というだけで成立するのが恋愛なのです。
少なくとも恋愛は、チャンスではないと思う。
私はそれを意志だと思う。
<太宰治>
恋愛とは、TVドラマのようにひょんなことから始まるものではありません。
大切なことは、ふとしたことがきっかけで恋愛が始まることではなく、「自分はあの人のことが好きだ!」という意思なのです。
「恋愛をしたい!」という意思が自分を突き動かすのです。
結婚に関する名言集
結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない。
<サミュエル・ジョンソン>
結婚生活というものは、決して楽しいことばかりではありません。
しかし、苦楽を共にするというのは「誰かの為に生きている」という感覚が湧いてきます。
独身生活では、そのような感覚を味わうことが少ないでしょう。
夫を持ったり、子供を持ったりするたびに、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。
<川端康成>
人間は一人で生きていくことができません。
自分は誰かを支えて、自分自身も人から支えられて生きているのです。
そうすると「自分は一人で生きている」という感覚が少なくなり、見える世界が広がっていくのです。
結婚するのも幸せだし、結婚しないのも幸せだ。
どっちにも人間としての喜びがある。
<武者小路実篤>
結婚は「人生最大の幸せ」と言われています。
その反面、結婚しないからといって不幸だとも限りません。
なので、結婚してないことを理由に「自分は不幸だ…」と悩む必要などないのです。
あくまでも「他人は他人」で「自分は自分」なのです。
結婚とは、男の権利を半分にして、義務を2倍にすることである。
<ショーペン・ハウアー>
これは悲しいかな事実だと思います。
一見するとメリットが無いように見えますが、結婚生活にはそれを上回る楽しみがあるのです。
結婚前には目を開き、結婚してからは目を閉じていることだ。
<トーマス・フラー>
結婚してから初めて同居するような場合、今まで知らなかった相手の嫌な部分が次々と見えてくるはずです。
しかし、ここで言う「嫌な部分」が全て相手の欠点だと言い切ることはできません。
もしかしたら、自分が今まで生きてきた常識や習慣と、ちょっと違うだけなのかもしれないからです。
そう考えた場合、一致している部分を探す方が難しいですよね。
結婚相手とはいえ、あくまでも他人なので、自分と違って当然なのです。
それをいちいち指摘するくらいなら、目を閉じていた方が賢明なのかもしれません。
結婚をして一人の人間が二人になると、一人でいた時よりも人間の品格が堕落する場合が多い。
<夏目漱石>
人間は良くも悪くも環境に適応する生き物です。
つまり「慣れる」ということですが、元々あった緊張感は徐々に薄れてしまうのです。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
この言葉を忘れないように過ごしましょう。
結婚とは雪景色のようなものである。
初めは綺麗だが、やがて雪解けしてぬかるみができる。
<山本有三>
理想の結婚生活を思い描いている人は多いと思いますが、実際の結婚生活とは、そこまで煌びやかなものではありません。
100点満点の理想を思い描いていると、それが徐々に現実化していき、落ち込む結果になるでしょう。
それであれば、最初から理想的な結婚生活などイメージしない方が良いと思います。
幸福な結婚とは、婚約してから死ぬまで全く退屈しない長い会話のようなものである。
<アンドレ・モーロワ>
「幸せな結婚生活」とは何でしょうか?
それはコミュニケーションや摩擦があることです。
仲良く会話することや喧嘩することも、コミュニケーションの一種です。
そのような様を「長い会話」と表現した名言です。
自分の選んだ相手を低めることは、自分を低めることと同じである。
<柴門ふみ>
失恋した後、思わず相手の悪口を言ってしまうのは、よくあることだと思います。
しかし、過去一度でも恋人だったことは紛れもない事実だと思います。
他人の悪口を言う事は自分の品質を貶める行為ですが、別れた恋人の悪口はさらにも増して自分を貶める行為なのだと理解しておきましょう。
愛情に関する名言集
恋人の欠点を長所と見ない人に、真の愛は訪れない。
<ゲーテ>
恋人の欠点を「長所」と見るのはなかなか難しいと思います。
しかし「個性」と見れば、すんなり理解できるかもしれません。
元々はお互い他人なので、相手の価値観を受け入れることが大切なのです。
愛することは、ほとんど信じることである。
<ヴィクトル・ユーゴー>
「信用」と「信頼」という言葉があります。
信用とはこれまでの積み重なった実績を基に信じることで、信頼とは相手のことを無条件に信じることを言います。
愛情とは「信頼の証」なのです。
愛するということは、自分の愛する相手の人生を生きることである。
<トルストイ>
人は他人のために生きてこそ、本当に素晴らしい人生が送れるのだと思います。
他人のために尽くすということは、「相手の人生を生きる」のと同義ですよね。
愛というものは、愛されるよりも、むしろ愛することに価値がある。
<アリストテレス>
「Give&Take」という言葉があります。
しかし、人生においてやるべきことは「Give」だけで良いのです。
人を愛するということは「Give」に該当します。
それこそが真実の愛なのです。
愛の悲劇というものはない。
愛がないことの中にのみ悲劇がある。
<モーリス・テスカ>
どのような恋愛であっても、その結果を悲観する必要はありません。
むしろ悲しむべきことは、人を愛せなかった事だと思います。
愛の記憶は永遠に消えるものではない。
<ナポレオン・ヒル>
本当に人を愛した記憶は、消そうと思っても消えるものではありません。
それほど人生にとって貴重な経験ということです。
ナポレオン・ヒルの名言集は下の記事をご覧ください。
愛は、憎しみで始まった場合のほうが、より大きくなる。
<スピノザ>
憎しみから始まる恋愛は、なかなか難しいかも知れませんね。
100点満点で始まった恋愛は減点される一方ですが、0点から始まった恋愛は加算されるしかありません。
「いかに期待値を下げるか?」というのは、恋愛を成功させる上で重要な要素なのです。
口数の少ない男が最良の男。
<シェイクスピア>
男性であればなんとなく思い当たる節があるかもしれません。
男性は理性的な生き物で、女性は感情的な生き物だと言われています。
なので、女性は感情的になってしまう場面もありますが、それとは対照的に、男性はグッと堪えることが大切なのです。
もし君が人に愛されようと思うなら、まず君が人を愛さなければならない。
<セネカ>
シンプルかつ心に響く、ローマ時代の哲人が残した言葉です。
しかしよく考えてみると、これは当たり前のことですよね。
自分が何もしてないのに、いつのまにか好きな人に愛されるなんて虫のいい話はそうそうありません。
セネカの名言集は下の記事をご覧ください。
愛とは、お互いに向き合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。
<サン=テグジュペリ>
この言葉は愛について語った、とても有名な名言です。
お互い見つめ合うだけで愛情を感じられるのは、出会ってからごくごく短い時間だと思います。
本当の愛を見つけるためには、お互い共通のビジョンを持たなければいけません。
そこに向かって二人が手を取り合って歩くことこそ、本当の愛なのです。
もし本当に愛したいと願うなら、許すことを知らなければなりません。
<マザー・テレサ>
カトリック教会の修道女であるマザー・テレサの言葉です。
たった一時、怒りの感情に身を任せて別れを選んでしまうと、後で後悔するかもしれません。
相手を許しすぎるのもよくありませんが、全く許さないこともよくありません。
お互いに相手のことを思いやることが大切なのです。
愛することの反対は、憎しみ合うことではありません。
無関心になることです。
<永六輔>
相手を憎いと思うのは、愛していた証拠です。
それであれば、まだ問題解決する糸口は残されているかもしれません。
しかし「無関心」になってしまうと、その糸口は見つからなくなってしまいます。
少しでも相手が気になる存在なら、それはまだ修復できる関係性なのかもしれません。
まとめ
誰もが恋愛や結婚生活を成就させたいと思うはずですが、なかなか上手くいかないのが現実です。
そんな時には、ここで紹介した名言や言葉を思い出してみてください。
世界の偉人が残した言葉は、きっとあなたの役に立つはずです。
