営業研修の費用
営業研修を実施するのにかかる費用は、
- 実施期間
- 受講人数
- 研修場所
- カリキュラム
によってかなり違いが出ます。
相対契約になるので「一体いくらなのか?」は、最終的に見積もりを出して貰うまでわかりません。
しかし、一般的な金額としては30人程度の営業マンを対象とする一日の研修で、10万円から30万円程度だと思います。
金額が高い研修では、参加する営業パーソン一人当たり10万円、もっと高いケースでは参加する営業パーソン1人当たり100万円という研修もあります。
研修規模が大きくなると、1人あたりの単価が安くなるボリュームディスカウントもありますが、会場手配の費用などもかかるので総予算には注意が必要です。
また、定期的に研修してもらう場合には、月額料金で利用できる業者もあり、この場合には月3万円から20万円程度が相場になっています。
一回の研修でかなりのコストが掛かると思うかもしれませんが、必要に応じて助成金や補助金を利用することもできます。
厚生労働省が実施している「人材開発支援助成金」は代表的なもので、最大1,000万円のお金(返還不要)を調達することができます。
ただし、助成要件を満たすようにカリキュラムを組む必要があるので、その辺りは事前に調べておきましょう。
都道府県レベルで独自に行っている助成金や補助金もあるので、何かしら利用できる制度があるかもしれません。
おすすめの営業研修
営業研修としておすすめなのが目的別研修です。
営業マンのためのスキルアップ研修としては最も効果を期待できるもので、個々の人材の長所を伸ばしたり短所を補ったりできます。
本人の意志で参加するセミナーを選べるようにすると、エンゲージメントも高められるのでおすすめです。
コミュニケーションスキル研修のような初心者向けのものや、営業職として働くのに疲れてしまった人のためのモチベーション研修などもあるので、個々の社員の状況に応じて適切なゴールを定めれば高い効果を得られます。
「営業研修にかかるコストが気になる…」という場合には、無料セミナーを活用するのがおすすめです。
1時間から2時間程度の講演を聞くだけのものが一般的で、主要都市では頻繁に開催されています。
その場合には、ホストになっている企業の宣伝PRを聞くことになりますが、そのやり方を見て営業戦略に活かすこともできるでしょう。
短いセミナーでも「外部のノウハウ」を聞く機会になるので、何かしらタメになる情報があるはずです。
外部企業を招いたり、セミナーに参加することは、社内のダイバーシティを促進することにつながっていきます。
なので、外部ノウハウは積極的に取り入れることをおすすめします。
営業研修に使える本を紹介!
最後に、営業研修をやる場合に活用できる書籍をご紹介しておきます。
ぜひ社内研修にご活用ください。
自ら気づき、考える営業ゲーム
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51sYdD4cNiL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_.jpg)
大手企業では良く実施されていますが、研修の中にゲームを取り入れるというやり方を推奨している本です。
この本で紹介されている「営業ゲーム」は、大手企業から中小ベンチャー企業まで、多業種の企業様で導入・実施され、高い評価を得ている研修プログラムです。
営業マンが売上目標を達成するために、実際の営業活動で取り組むべきこと、意識すべきことを学ぶことができます。
20日間でマスター 数字が作れる営業研修
![](https://m.media-amazon.com/images/I/51qcXDAM2nL._SY346_.jpg)
この本の使い方は、読み手である営業パーソンが、自分の研修教材として使うことです。
つまりパーソナルトレーニングですが、社内研修の仕組みを考えるのに使えるノウハウも書かれています。
営業研修を外部にアウトソーシングするのではなく、社内で実施していきたい場合にはオススメできる本です。
即決営業
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/516d6bUyjQL._SX331_BO1,204,203,200_.jpg)
この本の著者である「堀口龍介 氏」は、株式会社即決営業の代表取締役です。
もちろんトップセールスマンとして活躍してきた人ですが、株式会社即決営業では堀口氏の編み出したセールスノウハウを研修として提供しています。
そのノウハウの一部が記された本なので、きっと新人研修や営業研修に役立つはずです。