営業メンタルはネガティブが常識|やる気にさせるメンタルトレーニング

営業マンのメンタルはなかなか表に出ないので、知る由もありません。

しかし、意外と営業マンのメンタルはネガティブなことが多く、すぐに落ち込んでしまう人も多いのです。

そこで今回は、現場の営業職がやる気になるメンタルトレーニングやメンタルケアについて解説していきます。

営業現場のモチベーション維持に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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営業マンは不安でいっぱい

営業の仕事とは、自分の勤めている会社の商品サービスを、お客様が「価値があるもの」と認識するように伝えていく仕事です。

そして、営業のゴールはお客様に商品サービスを購入したり利用していただく事になりますが、そのゴールに至るまで様々な手法が用いられています。

営業という仕事の性質上、売り上げ目標(ノルマ)があり、その売り上げ目標を達成すべく毎日活動をしています。

その営業活動は大きく3つに分かれます。

  • 新規開拓営業:新たなお客様を獲得する営業活動
  • ルート営業:既存顧客への営業活動
  • 電話営業:電話を使ったテレアポや営業活動

どの営業活動でも「営業マンは辛い」「きつい仕事だ」といわれますが、これは的を得ている場合もありますし、テレビドラマなどで誇張されたネガティブな部分だけが伝わっている場合もあります。

このネガティブな部分だけが一人歩きして、「営業マンは辛い」「営業の仕事は無理」と思われがちです。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

営業の仕事は知らない人と会ったり話したりすることが多く、営業パーソンの中にはその部分を楽しみにしている人がたくさんいます。

とはいえ、営業マンも人の子なので、もちろん緊張しますし、不安になったりもします。

営業の仕事をやったことがない人(未経験者)は、「不安でやっていける自信がない」と考えがちですが、実は現役の営業マンも毎日不安と戦っているのです。

営業の心が折れるケース

「営業で辛い業務は?」と質問すれば、多くの人が「テレアポ」「飛び込み営業」と答えるかもしれません。

テレアポも飛び込み営業も、営業活動という観点では必要な業務なのですが、モチベーションが維持できない仕事と言われています。

テレアポはテレフォンアポインターの略で、アポイント獲得を目的にした電話営業になります。

電話を使った営業のため、そのぶん楽に感じるかもしれませんが、相手の状況も分からない状態で商品説明をしたり営業活動するので、ストレスが溜まりやすいと言われています。

直接顔を合わせないということだけで人の対応は大きく変化します。

テレアポでは、罵声を浴びせられたり、ガチャ切りされることも普通なので、「精神的にしんどい営業」とも言われていますが、それは飛び込み営業も同様です。

飛び込み営業は、その名の通りアポイントメントを取らずにいきなり訪問営業するやり方になります。

突然知らない営業マンがやってきて、セールスを始めるわけなので、相手側とっては迷惑行為になります。

なので、お客様に嫌がられたり、会ってもらえない場合がほとんどです。

文句を言われたり、嫌がられたりすることは決して気持ちの良いものではなく、辛い気持ちになってしまいます。

このような辛い気持ちをケアすることなくテレアポや飛び込み営業を続けていくと、最終的には完全に心が折れることになり、営業活動ができなくなって「退職」という選択をしてしまう人もいるのです。

新規営業に必要なメンタル

営業パーソンの心が折れないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?

それは、メンタルコントロールすることから始まっていきます。

飛び込み営業を例に説明すると、飛び込み営業は知らないお宅や会社に突然訪問して、挨拶をして、自社の商品やサービスを知ってもらうために案内をしていきます。

しかし、アポイントメントを取らずに訪問する営業手法なので、断られることが多かったり、冷たくされることも多く、つらい気持ちになってしまいます。

そこでメンタルケアが必要になってくるのですが、メンタルをコントロールする時には、この「つらい気持ち」に着目してみましょう。

つらい気持ちになる原因は、理想と現実のギャップにあります。

つまり、自分が想定していない反応が返ってきたり、予想を裏切られたりすることで「つらい」と感じるのです。

つまり、つらい気持ちにならないためには、「飛び込み営業は断られて当たり前」という営業メンタルで訪問することが必要なのです。

それだけでも、つらい気持ちがかなり軽減されるはずです。

また未経験のことやつらい経験をした時には、もう一度やろうとしても「出来ない」「無理だ」と否定的に考えてしまう、メンタルブロックが無意識に働いてしまいます。

自分の思考回路にメンタルブロックを感じたら、自分自身にポジティブな言葉を投げかけて、まずはブロックを外すように心掛けましょう。

とりわけ不動産営業や金融商品の営業は、迷惑がられることが多い職種なので、メンタルコントロールを上手に使う能力が求められます。

営業メンタルを強化するコツ

「心が折れないようにする考え方や気持ちが大事」ということは理解できても、「どうやってメンタルを強くすれば良いのか?」という具体的なやり方はわからないと思います。

重要なのは、メンタルトレーニングを習慣化することです。

実は、これが心を強くする習慣になっていきます。

「人間は習慣の奴隷」と呼ばれているように、良い習慣も悪い習慣も持ち合わせています。

物事をネガティブに考えてしまい、否定的な考え方に陥ってしまう時には、悪い習慣になっていることが多いのです。

なので、まずは「悪い習慣に入り込んだ」という自覚を持つようにしましょう。

そしてその時に、気分が高揚する音楽を聴いたり、メンタルを強くする言葉を思い浮かべたりしてみることが重要です。

この時に使えるのが名言集です。

ネガティブになった時や悪い習慣に入り込んだ場合に、すぐに気付いて立ち直るきっかけになるので、ぜひお気に入りの名言を探しておきましょう。

メンタルを強くする音楽とは、自分を勇気づけてくれる音楽であったり、聴いていると元気になれる音楽のことを言います。

この一連のメンタルトレーニングを繰り返すことで、「メンタルが強くなった」と感じる日が必ず訪れるはずです。

営業マンは落ち込まない為の習慣を自分自身で作り出すことが大切なのです。

営業はメンタルケアが大事

毎日、昼があれば夜があるように、やる気が出ない日もあれば、モチベーションを高く維持できる日もあります。

つまり、メンタルが強い人もいれば、メンタルが弱い人もいるのです。

営業パーソンも普通の人間なので、良い時があれば悪い時もあります。

仕事がうまくいく時もあれば、毎日サボるくらいどうしようもない時もあるのです。

なので、夜眠って疲れを取るように、心をケアする時間も必要だと思います。

いくらメンタルが強くなったとしても、日によって多少の違いは出てきます。

つらい気持ちを無理して押し殺す事はよくないので、そんな時はリフレッシュしてメンタルケアしてみるのも良いでしょう。

無理をせず、定時で仕事を切り上げ、美味しいものを食べたり、友人と遊んだり、しっかりと睡眠をとってください。

たくさんのリフレッシュ方法がありますが、一番自分に合う方法でリフレッシュしてみましょう。

リフレッシュすることで心と身体のバランスが整い、次の日から元気よく飛び込み営業ができるかもしれません。

メンタルを強くすることも大切ですが、ストレスやつらい気持ちを吐き出して解消したりすることも、同じくらい大切なことなのです。

それも仕事の一環だと割り切って働くのが営業職という仕事だと思います。

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