お願い営業は絶対にしない!
「頭下げて、お願いしてでも買ってもらえ!」
このような怒号は、毎日のように営業フロアーに響き渡っています。
このような営業スタイルは「お願い営業」と呼ばれており、顧客の情に訴えかけるやり方をいいます。
人間心理を上手く操るお願い営業ですが、このやり方はあまり推奨されていません。
実際にトップセールスマンは、絶対お願い営業をしないと言われています。
なぜかと言うと、お願い営業することにはデメリットが多すぎるからです。
まず最初のデメリットとは、粗悪な商材だとアピールしてしまうことです。
お客様に「買ってください!」とお願いするような商材は、恐らく全然売れてない製品サービスだと思います。
当然価値が低いので、買っても使わなかったり、そもそも使い道すらないケースもあります。
そのような商材を販売する人だと思われてしまうと、その後の営業活動に支障をきたす可能性があります。
勿論、お願いをすれば商品を買ってくれる可能性は高くなりますが、無理に販売するので相手に貸しを作ってしまいます。
その影響で契約条件が不利になりやすく、せっかく取引をしても「全く儲からない…」というケースもあるのです。
そして最も大きいデメリットは、顧客ニーズを無視することです。
この辺りは先ほど解説した通りですが、顧客ニーズを無視した営業活動は”単なる押し売り”でしかありません。
無理に商品を売りつけるやり方だと、会社の信頼が失われたり、営業マンというよりはセールスマンぽくなってしまうので、営業パーソンとしての価値が失われる恐れもあります。
この話をまとめた書籍も発売されているので、気になる人は読んでみてください。
営業がうまくいかなくても焦らない
仮に営業がうまくいかなくても焦る必要はありません。
営業活動がうまくいかない状態を「営業スランプ」と呼びますが、このスタンプは誰にでもあるのです。
今トップセールスとして活躍している人も、過去にはスランプを経験しているはずです。
営業スランプに陥ってしまう原因や抜け出す方法などは下の記事をご覧ください。
とにかく重要なことは、今の自分自身を見つめ直してみることです。
営業スランプに陥っている時は、お客様のことが見えてないケースが多いと思います。
つまり、自分本位の営業活動ばかりをしてしまうのです。
ある程度の年次になってくると膨大なノルマが課されるので、なんとかそれを消化するために、どうしても売り込みをやってしまいます。
これは押し売りとも呼ばれますが、顧客ニーズを無視したセールス活動になります。
そのような営業スタイルを好むお客様はいません。
なので、必然的に営業スランプに陥ってしまうのです。
しかし、入口があれば、必ず出口もあります。
この出口は人それぞれですが、焦らずに一歩ずつ前進することが大切です。
もし、どれだけ努力しても出口が見えない場合には、転職するという方法もあります。
一見すると転職することはネガティブに聞こえるかもしれませんが、「転職したらトップセールスとして活躍できた!」というケースは良くある話です。
もし転職することに悩んでいる場合には、下の本をご覧ください。