営業手紙は新規開拓に使える?
手紙を新規開拓に活用するのは「なかなか難しい」と思うかもしれませんが、実は使い方次第で営業効率アップに役立ちます。
ここでは新規開拓営業で手紙を活用するやり方について解説していきたいと思います。
新規営業の鉄則とは、できる限り多くの商談をこなすことですよね。
その為に必要なのが、アプローチ数を最大化させることです。
でも、適当に電話してもすぐに切られてしまうケースが多いので、全然効率的な営業活動が実現しません。
また、たとえ話を聞いてくれたからといっても、必ず見込み顧客になるわけでもありません。
そんな時に使えるのが手紙というツールなのです。
手紙を使った新規営業のコツ
手紙を新規開拓営業に活用する場合には、まずターゲットを明確にしましょう。
例えば人事部長がターゲットなら、その人の名前(フルネーム)を電話口で聞き出すのです。
聞き出す理由は何でもOKなので、とにかく自慢のセールストークでキーマンの情報を聞き出してください!
そのターゲットに対して直筆のセールスレターを郵送するのです。
この時、手紙の封筒に「※重要」とスタンプしておけば、開封率が30%ほどアップするので、ケチらず購入しておきましょう。
小さな鈴を封入するのも開封率アップに繋がるので、そのやり方もおすすめです。
そしてココからがポイントになります。
手紙が到着する当日、もしくは翌日には必ず電話をしましょう。
その時に手紙を郵送したことを伝えるのです。
もし相手が電話口に出なかった時でも、必ず伝言で伝えてもらいましょう。
相手が手紙を読んでいようが、読んでいまいが、そんなことは関係ありません。
「手元に手紙が届いた…」という事実だけでアポ率はアップするのです。
なぜこのような結果になるのかと言うと、 大きく二つの理由が考えられます。
- 他社の営業マンと差別化できている
- 親近感を覚えてくれる
たった一通のセールスレターを出すだけで、これだけ大きなメリットが出てくるのであれば、ぜひ手紙を新規開拓営業に活用したいですよね。
もちろん手紙の中には自己PRを封入して、自分自身の情報をさらけ出し、相手に興味・関心を持ってもらうことも大切です。
営業活動とは、モノを売る前に”自分自身”を売り込むことから始まっていきます。
それでもし共感が得られれば、自分の存在を覚えてもらえて、契約に向けて営業活動が一歩前進するはずです。
音が出る”小物”を活用する
せっかくセールスレターを出しても、読んでもらえなければ効果は半減してしまいます。
なので、極力手紙を読んでくれるような演出をするべきだと思います。
そのために使えるのが、先ほどご紹介した「小さい鈴」など、音が出る小物です。
鈴は音が出るので、手紙を受け取った相手は、中身が気になって開封してくれるのです。
手芸用の鈴であれば、100個で500円くらいなので、そんなにコストもかかりません。
もう少し安いのが良ければ『おはじき』を使うのが良いでしょう。
こちらも鈴と同じように、封筒の中に固いおはじきが入っていれば、中身が気になって開封してくれる確率が上がるはずです。
ちなみにこのやり方は”さの編集長”もやられたことがあって、実際中身が気になって手紙を開封してしまいましたw
「なかなか上手なやり方だなぁ」と感心したのですが、おはじきは800円@250個くらいなので、手芸用の鈴より少し安く買えるはずです。
これらはあくまでも一例なのですが、「どうすれば開封してもらえるのか?」というのを自分なりに考えてみましょう。
営業手紙の例文
「手紙を出すことに慣れていないので、文章を考えることができない…」という人の為に、セールスレターの例文を作成しておきました。
昨今はチャットGPTなどのAIツールがたくさん出ているので、そのようなAIに考えてもらうのが良いと思いますが、テンプレートとして活用できる2種類を用意しています。
もし良ければ、新規開拓や既存営業でご活用ください。
〇〇株式会社
代表取締役社長〇〇 様
先日はお忙しい中にもかかわらず、突然の訪問にお時間を割いて下さり、誠にありがとうございました。
弊社製品にご興味持っていただけたことを、とても嬉しく思っております。
お打ち合わせでご案内した商品については、近日中にサンプルを手配いたします。
準備が整い次第、改めてご連絡させていただきますので、またお時間をいただければ幸いです。
今後とも格別のお引き立てをよろしくお願い申し上げます。
▲▲株式会社
営業課主任▲▲
〇〇株式会社
〇〇部長〇〇 様
平素より大変お世話になっております。
先日はお問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
弊社との契約を進める方向性を示していただき、とても感謝しております。
貴社事業に貢献できるように最大限の努力をして参りますので、前向きにご検討いただければ幸いです。
今回の件を社内共有したところ、弊社の営業部長 ●●もぜひご挨拶したいと申しておりました。
次回商談の際にご紹介させていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
▲▲株式会社
営業部▲▲