名刺交換会のマナーとは?

名刺交換会のマナーにおいて一番問題なのが、

  • 名刺が無い
  • 名刺を切らした
  • 名刺入れを忘れた

というケースです。

先程も解説した通り、名刺交換会で名刺を切らせるという行為は本末転倒だと思います。

それでも人間というのは、名刺を切らしたり忘れたりしてしまうものです。

そんな場合には、挨拶するときに相手にその旨を伝え、後日郵送で送るなどの配慮をする必要があります。

これはビジネスマナーなので、相手に求められなくても必ず実行するようにしましょう。

日頃から忘れ物が多くて心配なときには、予備名刺をバッグに入れておくなど、前もって準備しておくリスクヘッジも大切だと思います。

名刺交換会のルール

名刺交換会には守るべきマナーの他に【暗黙のルール】というものが存在しています。

例えば、「どちらが先に名刺を渡すか?」ということについては、一般的に目下の人間から渡すというビジネスルールが存在しています。

ですが、お互い初対面の名刺交換会ではそんなことわからないので、とりあえず自分から進んで渡すことを心掛けましょう。

また、渡された名刺を持つ位置にも注意しましょう。

名刺は”相手の分身”と言われるほど、丁重に扱うべきものです。

よって、名刺交換した名刺は、自分の心臓よりも高い位置に持つということがビジネスマナーになっています。

他にも、以下のようなマナーがあります。

  • 名刺は両手で受け取る
  • 名刺を貰う時には「頂戴します。」と言う
  • 名刺の氏名と自分の持ち手が被らないようにする
  • 絶対に相手の名刺を落とさない
  • 貰った名刺を振り回さない etc.

ただ、ルールやマナーを意識しすぎてガチガチになってしまうのも微妙なので、あくまでも「丁寧に対応する」という姿勢さえあれば大丈夫だと思います。

名刺交換会は意味がないの?

「名刺交換会は意味がない」と言われることもありますが、確かに見方によってはそういった側面があるのも事実だと思います。

例えば、「人脈作りのために名刺交換会へ参加したが、思ったほどの成果が得られなかった…」という意見もあるようです。

実際に初めて会った相手といきなりビジネスすることはハードルが高いですよね。

営業目的で参加した場合には、「全く見込み顧客が見つからなかった…」となるようです。

これも先ほどの理由と同じく、ビジネスにおいて初対面の相手にいきなり売り込みできるということはとても珍しいからです。

異業種交流会で見込客は見つかるの?

異業種交流会では、必ず名刺交換が行われるため、「名刺交換会」という名称で開催されることが少なくありません。

名刺交換会に参加すれば色々な会社の人と交流することができるので、人脈が広がることは間違いありません。

そのような場なので、必然的に「新規開拓に活用できるのでは?」と考える人が出てきますが、結論から申し上げると、名刺交換会そのものが直接的に新規開拓へ結びつくというケースはほぼありません。

そのような誤った認識で参加した場合、「期待はずれだった…」と嘆くことになるのです。

確かに現実的に考えてみれば、初めて名刺交換した相手に、いきなり何かを発注するようなことはあまりありませんよね。

しかも、異業種交流会に参加する人はほぼ全員が「見込み顧客探し」にきているので、そこから受注することは困難を極めるのです。

これは難しい課題なので、「どうすれば異業種交流会を有効活用できるのか?」ということを真剣に考えなければいけません。

名刺交換会にもメリットはある

名刺交換会は一見すると無駄に思えるかもしれませんが、勿論メリットも存在しています。

例えば以下のようなことです。

  • 異業種の人から情報収集できる
  • 新たな人脈形成ができる
  • ビジネスパートナーが見つかる

交流会に参加したからといって、すぐに成果が出るとは限りませんが、普段聞くことのない意見や考え方は、きっとあなたに刺激を与えてくれます。

これは異業種交流会だからこそのメリットで、全く違う視点をビジネスに取り入れるチャンスともいえます。

このように考えると、名刺交換会での出会いは大変有意義なものといえるでしょう。

名刺交換会で効果を得るには?

名刺交換会に参加したからといって、すぐに期待できる効果が出ることはほとんどありません。

それでは『できる限り最大限の効果』を発揮させる為にはどうすればいいのでしょうか。

これはある意味で名刺交換会をフル有効活用する為のコツになりますので、必ず実践してみてください。

それにはポイントがいくつかありますので、まずはそれらを押さえましょう!

  1. SNSを活用する
  2. 目的を明確にする
  3. その場でアポイントをとる

SNSを活用する

まず一つ目の「SNSを活用する」については、LINEやfacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用するということです。

名刺交換会という呼称ですが、もちろんSNSを交換することもOKなので、遠慮なく「facebookで友達申請してもいいですか?」と聞いてみましょう。

昨今のビジネスではSNSを利用するケースが多くなっているので、SNSを利用していない時点でビジネスパーソンとしては劣っています。

ここでよく考えて欲しいのですが、そもそも名刺交換会で貰った名刺を後から見返すことなんてありませんよね。

その場で話が盛り上がったり、商談に繋がりそうな出会いであれば名刺を見返すかもしれませんが、基本的には名刺を見返すことなんてありません。

なので、名刺交換の時にSNS交換するということが一番効果的なのです。

facebookで友達になっておけば、その後にタイムラインで流した情報を見てくれるかもしれませんし、少なくても存在くらいは覚えてもらえます。

逆に名刺に頼った営業をしているようでは、「相談したいんだけど、あの人は何ていう名前だったっけな…」という具合に機会損失へと繋がっていきます。

これではせっかくのビジネスチャンスが手に入りません。

なので交流会で出会った人とは極力SNSで繋がっておきましょう!

目的を明確にする

名刺交換会に参加するのであれば、必ずその参加目的を明確にしておきましょう。

些細なことですが、実はこれだけでも大きなメリットが得られるはずです。

異業種交流会に参加する人は、もちろん初対面が多いので、その人の参加目的がお互い理解できていません。

つまり参加者全員が、売り込みに対して警戒心を抱いているということです。

異業種交流会には熱心にセールスをしてくる人や、MLMの信者、売り込み目的の人が大勢いるので、「この人は安心だ」というのが明確になれば、きっと相手は心をオープンにしてくれるはずです。

なので、名刺交換会した時に、「今日は当社製品を売ってくれる代理店さんを探しに来たんですよね~」などの目的を明確に伝えれば、相手に安心感を与えることができます。

初対面の相手に接するやり方としてはとても効果的なので、ぜひ実践してみてください。

また、その参加目的を聞いた相手が、「それなら●●さんを紹介しますよ…」と他の参加者を繋いでくれたり、自分の知り合いを後日紹介してくれるなんてケースも十分あり得ます。

※実際に”さの編集長”は何度も交流会で経験しています。

参加目的をオープンにすると、ビジネス機会を最大化できることは勿論、目的に会わない相手とは短時間で名刺交換を済ませられ、時間の効率化につながるというメリットもあります。

それが結果的に交流時間を最大限活用することへと繋がっていくのです。

その場でアポイントをとる

名刺交換会は「名刺交換する場所である」と勝手に定義付けしている人をたまに見かけますが、決してそんなことありません。

異業種交流会は「出会いの場」なので、その場で話が盛り上がるなら、必ず次のアポイントを入れる癖をつけましょう。

「後日連絡してアポ取りすれば…」なんて考えは、三流のダメ営業マンです。

なぜかといえば、交流会で名刺交換する数は膨大なので、自分のことを覚えていてくれる可能性は少ないですし、別の人と勘違いされてアポイント拒否される可能性がゼロではありません。

なので意気投合した相手とは”必ずその場”でアポイント(次回の日時を決める)を設定するようにしましょう。

東京や大阪、名古屋、横浜など開催が多い

名刺交換会は主に東京や大阪、名古屋、横浜、福岡、仙台など大都市で開催されています。

東京都内であれば新宿、渋谷、池袋、銀座(有楽町)、上野、品川、秋葉原などで開催されることが多いようです。

大都市で開催される主な理由は、たくさんの会社や業種があることと、参加人数を集めやすいということが挙げられます。

都会のビジネスマンは異業種との出会いを歓迎していることが多く、情報交換のニーズも大きいです。

そのため業種が豊富な大都市で異業種交流会を行うことは、より効率的に目標達成できる可能性が高いといえるでしょう。

大都市で開催するメリット

名刺交換会をよく利用する、個人事業主やセールスマンの数も、大都市には多いといわれています。

またメイン参加者である営業マンは、平日の昼夜参加が多いといわれています。

そのため交通の便がいい大都市での開催は、

  • 仕事の合間
  • 営業の谷間
  • 会社帰り

などでも気軽に参加しやすいという特徴があります。

昼夜だけでなく朝会(AM7時頃)に開催されたり、ランチ会やディナー会と称して開催されるケースもあるので、色々な選択肢があると思います。

主催者によっては二次会~三次会を行うこともあるので、遅くまで営業している飲食店を探すのにも大都市であれば助かるということです。

名刺交換会のやり方(主催方法)

安い料金でたくさん交流会に参加したい場合、一番効率的なのは名刺交換会を主催することだと思います。

しかし自分一人で立ち上げるのには膨大なパワーを要するので、人脈の多い人を5人ぐらい集めて、共同主催することがおすすめです。

そうすれば誰でも簡単に異業種交流会は主催できるのですが、名刺交換会を主催者として開催するには、まず参加者にマナーやルールを伝えておく必要があります。

ほとんどの参加者はマナーやルールを守ってくれますが、中には自分勝手な人や困った参加者がいる可能性も捨て切れません。

なので、トラブルを未然に防ぐためにも、禁止事項などをしっかり説明をしておきましょう。

また参加者を制限することも重要です。

ある程度の雰囲気を担保するのは主催者の勤めになります。

なので、

  • MLMは参加不可
  • 保険営業は参加不可
  • 投資関連は参加不可

などのルールを設けておく必要があります。

あまりに質の低い参加者ばかりになってしまうと、良い参加者が次回以降は参加してくれなくなります。

なので、「本当に集めたい参加者はどんな人なのか?」ということを第一優先に考えましょう。

イベントなどを活用して盛り上げる

参加者に楽しんでもらうためのアイデアとして、催し物を考えたり、美味しい飲食店を会場にするというのがいいでしょう。

最近の異業種交流会では、名刺交換だけで終わってしまわないための工夫として、コミュニケーションゲームなるものを取り入れていることもあるようです。

このゲームは、参加者がそれぞれ質問カードに答えていくというルールになっているので、人見知りや初めての人でも楽しく交流できるようになります。

他にも”料理を出してもてなす”という方法があります。

料理を出す場合には、レストランを会場に選ぶか、ケータリングサービスを利用する方法があります。

  • 話題のシェフを呼んで会場で料理を作ってもらう
  • ビンゴ大会で景品プレゼントする
  • 売れっ子芸人を呼んで漫才をしてもらう

なども会場が盛り上がるきっかけになることでしょう。

名刺交換会の参加者を集めるときには、交流会やカフェ会などのイベントサイトを上手く活用しながら、募集広告を出したりSNSで告知するのがおすすめです。

オンライン交流会が増加中

インターネットが普及した昨今では、オンライン交流会が増えてきています。

さらにコロナ禍が拍車をかけて、オンライン交流会は急増しましたが、その便利さもあってもはや一般化したと言えるでしょう。

これまでのビジネススタイルは”会って打ち合わせするのが当たり前”という感覚でしたが、その考え方はもはや古いと思います

zoomなどのオンラインツールを使ってしまえば、いつでも気軽に打ち合わせできるだけでなく、移動時間やコストの節約にもなるので、結果的に全体最適へと繋がっていきます。

つまりオンラインで名刺交換会を開催したり、外部と交流することには、何らデメリットがないということになります。

この仕組みが浸透したおかげで、これまでのような”地域限定の出会い”という概念からも解放されました。

つまり東京渋谷で開催された交流会には北海道や九州の人は参加しづらかったですが、オンライン交流会なら全く問題ありません。

このように”開催場所”という問題点が解消された結果、出会いの機会が最大化されたことも大きなポイントだといえます。

主催者側もエリアに縛られず集客できるので、双方にとって良い仕組みがオンライン交流会だと思います。

オンラインの異業種交流会は毎日のように開催されていますので、まずは気軽に参加してみることをオススメします。




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