過ち無きは便ち是れ功なり
何もなかった日を「退屈だ」と感じるかもしれませんが、実はそれが最高の一日なのです。
聡明の人は宜しく斂蔵すべし
斂は「無くしてしまうこと」を意味する言葉です。
自分の知識を周りに見せびらかすと、人から憎まれて、軽蔑されるので注意しましょう。
静を守りて後に、動を好むの労に過ぐるを知る
これは「しばらく静かな場所で安らかにしていると、仕事ばかりを追いかけ回して、毎日忙しい自分に初めて気がつく」という意味の名言です。
仕事に忙殺されることは愚かであることを諭したのです。
一歩を退くの法を知るべし
一歩退くことで、前進できることもあります。
例えば、相手に謝って欲しかったら、こちらから先に謝ることで、穏便に事が進むのです。
正気(せいき)を留めて、天地に還(かえ)せ
正気を留めるというのは、心静かになることです。
そして天地に還すというのは、大自然の命の尊さを感じることです。
つまりこの名言の意味は、何も考えず自然な状態になることも必要だと言っているのです。
心伏すれば、群魔退(ぐんましりぞ)く
心伏すればとは、自分本位の気持ちを捨てることです。
そして群魔退くとは、深刻なピンチが無くなるという意味です。
つまり、自分本位を捨てれば、全てが好転していくという名言なのです。
浪(なみ)静かなる中に、人生の真境(しんきょう)を見る
この言葉はそのままですが、平穏な生活の中にこそ真理が隠れているという意味の名言です。
このような生き方ができるか否かが、面白い人生とつまらない人生の分岐点だと言われています。
人々に個の大慈悲あり
大慈悲は「万人に対する愛の心」のことです。
このような気持ちを、誰もが生まれながらに持っているのです。
心多きより禍いなるは莫(な)し
心多きとは、欲望が多すぎることを指します。
あまりに欲求や欲望が多いのは、不幸なことだと言っているのです。
人に功あらば、念(おも)うべからず
功とは、尽力することを言います。
これはつまり他人に尽くして、余計な考え(報酬や感謝などの思惑)を持つべきではないと伝えた名言です。
「GIVEの精神」とも言われますが、トップセールスを目指すのであれば、このような考え方を持つべきだと思います。
それを体現したのがリファラル営業だと思います。