自信のある商品は絶対にまけない。
日本人は交渉が下手くそなので、すぐに値引きしてしまいます。
しかしユダヤ商人は、自信のある商品であれば絶対にまけることをしません。
「値引きするくらいなら売らない」という精神でビジネスしているのです。
薄利多売はしない。
ユダヤ的感覚でいえば「厚利多売」というのが正解です。
たくさん売るのであれば、たくさん儲けが出るのが当たり前で、日本的感覚の”薄利多売”が理解できないそうです。
そもそも安売り競争は体力勝負になるので、誰も得しないと考えているようです。
働くために食うな、食うために働け。
ほとんどの日本人は「生活するために働く」と答えるはずです。
しかしユダヤ人は「美味しいものを心ゆくまで食べるために働く」と答えます。
考え方が逆だと、価値観が逆になり、生産性も逆になるので注意しましょう。
食事の時に、戦争と宗教と仕事の話はするな。
戦争と宗教と仕事の話は、どれも利害が関係するので、食事の雰囲気を悪くする可能性があります。
それよりも、ユダヤ人は家族の話やレジャーの話、花の話など、楽しい雑談をしたいそうです。
ユダヤ人が言う「偉い人」とは、贅沢な晩餐を毎晩楽しめる人。
どんなに頭が良くて、どんなに誠実だったとしても、貧しい食生活をしている人は尊敬に値しないそうです。
貧乏であれば軽蔑されて、下等視されるのがユダヤ文化なので、そのあたりはとても分かりやすいですよね。
ユダヤ人は次の取引の際には、新しく取引を開始する相手以上には、決して信用しようとはしない。
これはつまり、1回1回が新しい取引であり、過去の実績込みで評価しないということです。
もちろん「約束を守る人」という部分は評価しますが、2回目の取引だから値引きしたり、優遇することがないそうです。
納得してから取引する。
これはユダヤ商法の鉄則だと言われています。
日本のビジネスパーソンの中には、契約した後に「支払いはいつですか?」と聞いたり、「料金をもう一度教えてください」と言ってくる人が散見されます。
しかしユダヤ人は、中途半端な知識や、曖昧な態度で取引をすることは絶対にないそうです。
働いたら必ず休むことを、忘れてはならない。
ユダヤ人は、金に糸目をつけずたっぷり食べるので、結果として健康になります。
そして金曜日の夜から土曜日の夕方までを「禁酒禁煙禁欲」として、とにかく身体を休めることに専念します。
「体は資本」という言葉の通り、休息を大切にしているのです。
儲かる相手なら国籍など問う必要は全くない。
ユダヤ商人は「ユダヤ人 or その他」という二極的な考え方を持っています。
なので、日本人だろうがアメリカ人だろうが「異邦人」と同一にくくっているそうです。
買い占めて値段を吊り上げて儲けるのも、立派な商法である。
ユダヤ商法にとっては、「合法的であれば何でもOK」ということになります。
人を泣かせたりいじめたりするのが目的でなければ、金をあくどく儲けることは何ら批判されるべき行為ではなく、むしろ正当な商行為とされています。
問題視されている「せどり(転売)」も、ユダヤ商法ではOKということですね。