
営業職の人は”人脈”を増やしたいと思っているはずです。
なんとなく直感的に、人脈を増やせば「自分の仕事に対してメリットがありそう」と感じているからだと思います。
そこで今回は、ビジネスに繋がる人脈形成というテーマで解説していきたいと思います。
ビジネスにおける人脈とは?
一般的な人脈は「人と人との繋がり」を意味しますが、ビジネスにおいては少し異なります。
ビジネスにおける人脈とは「仕事に使える人間関係」のことを言います。
ビジネスでは自分と相手の利益を相互に追求するので、お互い儲からなければ意味がありません。
なので、なんでもかんでも人脈を増やしていくというよりは、自分の事業とシナジーがある人との繋がりを強くしていくのが良いのです。
例えば店舗でアパレル販売していた場合、オフラインの販売チャネルを持っていることになります。
しかし、オンラインの販売チャネルは持っていないので、ECサイトに詳しい人やwebマーケティングに強みを持った人と協業するのが良いはずです。
しかしそのような人は長期的なビジネスパートナーになり得るので、適当に選ぶことはできません。
ある程度時間をかけてじっくりパートナーを選ぶべきだと思います。
このようなケースで人脈が役立ちます。
もし自分にそのような人脈がなかったとしても、周りの誰かが「オンライン販売に強い人」と繋がっている可能性もあるからです。
このような事例からもわかるように、ビジネスにおける人脈が広がると、仕事の可能性も広がっていくのです。
なので、ビジネスを成功させたいのであれば、まずは人脈作りを第一に考えるべきだと思います。
人脈作りにはある程度の時間がかかりますが、後で必ず大きなリターンが得られるはずです。

人脈が多いと強みになる
人脈が多いことは、あなたの強みになります。
もう少し具体的に言ってしまうと、自分自身の資産が増える感覚と同じなのです。
例えば気軽に相談できる相手がいることは、ビジネスをする上で非常に重要だと思います。
一人で考えて意思決定すると、どうしても偏った考え方になってしまうので、失敗する確率が高くなってしまいます。
しかし、自分とは違う角度で考えられる人や、自分とは違うバックボーンを持った人にアドバイスをもらえば、意思決定するときの成功率が少しは高まるはずです。
ビジネスをしていれば、色々と悩みが出てくるものです。
自分一人の考えでは良いアイデアが出てこなくても、様々な意見を受けることで逆境を切り抜けることもできるでしょう。
今まで好調だった会社が、突然不調になってしまうのもビジネスの常です。
そんな時、もし人脈が少なければ対処する術や選択肢がありません。
しかし人脈が多ければ多いほど、選択肢も増えるので、もしかしたら被害を最小限にとどめられるかもしれません。
またリファラル営業も期待できるはずです。
リファラル営業とは「紹介営業」とも呼ばれていますが、自分の知り合いから見込み顧客を紹介してもらう営業手法のことを言います。
つまり人脈が多い場合には、周りに口コミしてもらえる期待が高まるので、もしかしたら新規開拓営業する必要がなくなるかもしれません。
これは人脈が多いことのメリットだと思います。
このようなやり方を使えることは、ビジネスをする上で大きな強みになるはずです。
人脈形成のやり方
人脈を広げるためには、何よりも行動力が重要です。
とにかく自分を知ってもらわなければいけないので、色々な場所に出向いて、たくさんの人と会いましょう。
セミナーや会合、異業種交流会やカフェ会など、人と出会う機会はたくさんあります。
とはいっても、「仕事が忙しくて時間がない!」という場合があるかもしれません。
そのようなケースでも大丈夫です。
現代はオンライン交流会が盛んに開催されているので、それに参加することから始めてみてください。
そこで知り合った人や、意気投合した人と飲みに出かけてください。
表面的な付き合いだけでは人脈形成できないので、もう少し深い交流をする必要があると思います。
そんな時に”アルコール”はとても便利だと思います。
もしお酒が苦手だったり、飲み会に参加したくない場合は、社会人サークルに参加するのも良いでしょう。
例えば草野球チームに加入すると、人脈が広がるだけでなく、運動にもなるので一石二鳥です。
自分が好きなスポーツをやっているうちに、周りの人とも仲良くなれるので、ストレスを感じることもないでしょう。
それだけではなく、趣味で生活を充実させられるので、人生に彩りを添えられます。
人脈を増やすコツは、興味を持ったらプライベートでもビジネスでも、とにかく好奇心を持って参加してみることです。
そして「ビジネスに活用するんだ!」と意気込むのではなく、肩の力を抜いてリラックスすることです。
また、人脈作りが思い通りにいかない場合でも、決して落ち込まないことです。
色々と行動した経験は、あなた自身の財産になるので、無駄になることはありません。
そもそも、さまざまな業界や立場の人たちと関わることで知識が増えて、何かしらビジネスに役立つはずです。
なので、とりあえず出会った人と名刺交換して、そのデータをまとめておきましょう。
SNSをフル活用する
先ほど名刺交換することをお勧めしましたが、もし名刺交換を面倒に思うなら、Facebookで友達申請して繋がっておくことを推奨します。
LINEは匿名性ですし、本当の人脈にならないので、本人確認しているFacebookを使うようにしましょう。
とにかく人脈形成するためにはSNSをフル活用することが大切です。
SNSは現代人のほとんどが使っているwebツールです。
拡散性が高いことも特徴なので、Facebook、Twitter、Instagramを使うことで、一気に知名度が上がる可能性もあります。
つまり、SNSで繋がった数が多ければ多いほど、あなたにとってのビジネスチャンスも拡大していくのです。
なので「Facebookは使ってない」とか「SNSは好きじゃない」など、下手な言い訳はしないで、とにかくアカウントを開設してアクティブに使い倒しましょう。
SNSをフル活用した人は、きっと人脈形成がうまくいきます。
これを信じて実行してみてください。
営業マンは人脈を増やそう!
営業マンは人脈を増やすことで、ビジネスチャンスが増えてきます。
営業職の仕事には色々ありますが、一番重要な業務は新規開拓営業です。
新規顧客を開拓しなければジリ貧になってしまうので、いづれ営業成績も下がっていきます。
なので新規開拓営業に注力する必要はありますが、既存顧客のフォローアップで手一杯という営業パーソンも多いでしょう。
そんな時に人脈は役立ちます。
先ほども少し触れましたが、人脈が多ければ多いほど口コミしてくれる人が増えていきます。
すると必然的にリファラル営業が最大化されるので、見込客の発掘が自動化するのです。
これまで新規開拓営業といえば、テレアポ営業したり、会社が広告宣伝をすることで見込み客を集めるやり方だったと思います。
しかしこれは旧態依然のやり方なのです。
現在はSNSがあるので、営業マンが個人的に広告宣伝することもできます。
先ほどからお伝えしているように、Facebookで投稿した内容をあなたの友達が勝手にシェアしてくれるのです。
これは個人でできる広告PRなので、セールスパーソンにとっては新規営業と同じ意味合いを持ちます。
そこでシェアされた情報に興味を持って、あなたに問い合わせしてくる人が出てくるかもしれません。
これまで自社製品やサービスを知らなかった人に、魅力を伝えて興味をもってもらえる機会が増えるのは良いことだと思います。
このような可能性を増やす資産が「人脈」なのです。
そういった観点では、人脈を増やすことには合理性があります。
まずはビジネスでもプライベートでも積極的に行動して人と出会う機会を増やしていきましょう。
