
副業解禁の影響で、会社員をはじめ様々な人達が副業(サイドビジネス)を探し始めています。
その中でも、営業職のサラリーマンを中心として「副業フリーランスとして代理店ビジネスがしたい!」というニーズが増えているようです。
そこで今回は、個人&法人が代理店になる方法や、儲かる商材の探し方などについて紹介していきたいと思います。
フランチャイズビジネス(FC)についても触れるので、個人的な副業を探している人や、法人の副商材を探している人までご覧ください。
目次
代理店ビジネスとは?
代理店ビジネスとは、特定の商材・サービスを、メーカーに代わって『代理販売する』ことを指します。
自分一人で独立・起業して、新たに製品サービスを開発するのはリスクが大きいですが、代理店ビジネスであれば『既に売れている商材』をすぐ取扱いすることができるので、一般的にはリスクが低いと言われています。
この点が代理店ビジネスのメリットだと言えますが、他にも自分が気に入った商材を仕入れて売ることができる自由度も利点でしょう。
このように、代理店ビジネスは”自営業者”としてビジネスするやり方だと言えます。
代理店ビジネスで起業・開業する!
先ほど「代理店ビジネスは”自営業者”としてビジネスするやり方」だとお伝えしました。
ということは、代理店ビジネスは独立起業したり開業するために使えるということです。
本来は、独立起業する場合、自分で製品・サービスを開発したり、大規模な投資が必要となりますが、代理店ビジネスであればそのようなリスクがありません。
つまりローリスク&ハイリターンが期待できるということです。
これは代理店ビジネスのメリットだと言えるので、このような利点を押さえておきましょう。
複数の商材を仕入れよう!
代理店ビジネスを始める為には、まず商材仕入れをしなければいけません。
この時に仕入れる商材は、ある程度の数を確保しておきましょう。
その理由とは、代理店としての優位性を出す為です。
この点は代理店ビジネスをする上で非常に重要なポイントとなる為、詳しく解説しておきたいと思います。
例えば、あなたが複合機(コピー機)を売っている販売代理店だと仮定します。
そしてこの複合機の業界には、A、B、Cと3社のメーカーがあったとします。
この時、もしあなたが代理店ビジネスをするのであれば、A、B、Cの全てのメーカーと代理店契約を交わすべきだと言えます。
例えばA社の直販営業マンは、もちろんAの複合機しか提案することができませんよね。
これはBもCも同じで、自社の直販商材しか提案できません。
しかし、お客様が本当に求めている提案は、メーカーや機種を横断するようなソリューションであり、A、B、Cとメーカー毎の提案ではありません。
このような観点で言えば、販売代理店はメーカーを横断したソリューションが提供できるので、お客様が真に求めているものを販売できることになります。
よって、代理店ビジネスの強みを最大化する為には、お客様に最適な提案ができるだけの商材を仕入れることが必要となるのです。
代理店契約書はどうする?
副業で代理店ビジネスを始める場合、商材を開発しているメーカーと代理店契約する必要があります。
これは商材毎に必要な手続きなので、例えば10商材を仕入れるとすれば、一般的には10件の代理店契約が必要となるでしょう。
これは大変手間な作業と言えますが、それでも必要な作業なので、根気強く行うしかありません。
また、契約書はそれぞれの会社でフォーマットが異なる為、適時弁護士に確認(チェック)してもらう必要があります。
ちなみに、契約書の確認を弁護士に依頼した場合、1件あたり数万円の費用が掛かるので、10件であれば30万円ほどの予算を見積もっておくのが無難だと思います。
もし代理店契約書について不安があれば、下の記事をご覧ください。
代理店募集している商材の探し方
代理店募集している商材を探す方法は、インターネットを活用するのが良いでしょう。
なぜかと言えば、インターネットには様々な企業が「代理店の募集情報」を掲載しているからです。
「代理店募集サイト」と呼ばれるwebサイトもあるので、そのようなサイトを使って商材仕入れすることもできますが、ここでは主要な代理店募集サイトをご紹介したいと思います。
主要な代理店募集サイト
まず最初にご紹介するのは、side bizz(サイドビズ)です。
side bizzは、営業マンや個人事業主におすすめの副業情報(営業案件のみ)を掲載する業界最大級の「リファラル営業プラットホーム」です。
代理店よりも簡単に稼げるお仕事情報をたくさん掲載しているのが特徴なのですが、プラットフォームになっているという点も見逃せません。
つまり「代理店契約や業務委託契約が不要」という仕組みになっているので、これによって商材仕入れする手間がかなり省けるはずです。
このサイトはアポイント報酬が欲しい人、フルコミッションでがっつり稼ぎたい人、独立起業を目指す人におすすめできます。
次にご紹介するのはアントレです。
アントレは、もともとリクルート社が運営していたサイトなのですが、MBOによって分離・独立した事業となります。
独立、開業、起業、フランチャイズ募集(FC)、代理店募集、起業支援情報のほか、成功事例やノウハウ記事が満載なので、新規ビジネスを探している人にはぴったりでしょう。
特に『フランチャイズ募集』に強みのあるサイトなので、フランチャイズビジネスを探すのには適していると思います。
最後に紹介するのは代理店募集ドットコムです。
代理店募集、販売(紹介)代理店、業務委託(アウトソーシング)、副業、フランチャイズ、フリーランスなどの募集を比較&検討して資料請求することができるマッチングサイトになります。
代理店募集サイトなので、代理店ビジネスを本業にしたい人に向いているサイトです。
フランチャイズ経営も選択肢に入れる
代理店として副業する際には、フランチャイズ経営も選択肢に入れておきましょう。
フランチャイズとは「加盟店」とも言われる仕組みで、FC本部の作成したマニュアル通りに運営することで、売上や利益が得られるビジネスモデルになります。
つまりフランチャイズであれば、「誰でも儲かるビジネスモデルを手に入れることができる」ということです。
それと比較して、代理店ビジネスとは商材を仕入れるだけなので、”売れるかどうかは代理店の力量”に依存します。
販売代理店とフランチャイズには、このような違いがあるのだと理解しておきましょう。
フランチャイズは儲かるの?
フランチャイズを選択肢に入れる理由には「簡単に儲かるから」ということが挙げられます。
フランチャイズビジネスは、本部が既に儲かっているビジネスモデルをそのまま真似することができるので、本部と同じような運営をすれば基本的には儲かるはずです。
もちろん、立地や条件によって結果はまちまちなのですが、基本ロジックは「儲かる前提」というのがフランチャイズビジネスになります。
よって、フランチャイズを副業にすれば、比較的手堅いビジネスができるはずです。
しかし、いざフランチャイズを副業にしようとすると、業務の大変さに尻込みしてしまうことでしょう。
なぜなら、本来のフランチャイズビジネスは”本業”としてやるべきビジネスモデルなので、副業でやるには負担が大きすぎるからです。
しかし、最近はフランチャイズモデルも進化しており、オーナーは経営のみで、現場運営は全て本部が行うビジネスモデルも出てきています。
このような仕組みであれば、まさに副業に最適なフランチャイズと言えるので、サラリーマンでも積極的に取り組むことができるでしょう。
0円で開業できる代理店ビジネスを探す
ここまで代理店として副業する方法や、フランチャイズ運営の副業などをご紹介してきましたが、最も重要なのは「初期投資(初期コスト)がいくらなのか?」という部分だと思います。
実は販売代理店もフランチャイズも、稼働する為にはある程度の初期投資が必要です。
これはあくまでも一般論ですが、代理店ビジネスの初期費用は10万円~50万円ほどが相場で、フランチャイズビジネスの場合には500万円~2,000万円が初期費用の相場になっています。
最終的に儲かるのであればこの金額を支払っても良いと思いますが、できるだけ初期費用は抑えたいというのが本音ですよね。
そんな時には、0円開業できる代理店ビジネスを探してみましょう。
実はゼロ円で始められる代理店ビジネスは探せばたくさんあるのです。
一番代表的なのは、紹介店や取次店と言われる代理店モデルです。
これらはトスアップ型と言われる代理店スキームなので、初期費用ゼロというケースがほとんどです。
トスアップ型と言われるリファラル営業の求人情報に特化したリファラル営業サイトもあるので、気になる人はチェックしてみてください。
もちろん会員登録料やサイト利用料は無料です。
まとめ
ここまで代理店ビジネスを副業にする方法や、商材の探し方などを解説してきました。
販売代理店は自由度が高い分、売れない場合は自己責任となりますので、営業職の人にとってはやりがいのある副業だと言えます。
自分の営業力を試すチャンスにもなり得るので、そのようなモチベーションで取り組んでも良いでしょう。
また、代理店として他社商材を取り扱うことで、様々な知識が身に付くので、必ず本業にも良い影響を与えます。
ただし、販売代理店として副業することは、フリーランス(個人事業主)になることを意味するので、この点は注意しなければいけません。
例えばインボイス登録をしておかなければ、「代理店登録不可」ということにもなりえるので、必要最低限の手続きはしておくべきでしょう。
そして事前にクレジットカードも作っておいた方が無難だと思います。
これは個人的な実体験でもありますが、独立起業した後にクレジットカードを作ろうとしても、なかなか与信が通らないケースがあるからです。
なので、会社員としての後ろ盾が無くなる前に、必ずクレジットカードを複数枚作っておきましょう!
おすすめなのは年会費無料で、「誰でも作れる」と噂の楽天カードです。
ポイント還元率も大きいカードなので、個人事業主は重宝すると思います。
また、必要最低限の経営ノウハウや会計知識を学んでおくべきだと思います。

会計処理や節税対策については、学んでおいて損することがありません。

ぜひこの機会に代理店ビジネスを副業にしてみてください。