営業マンの冬場の必需品と言えば、やっぱり「コート」ですよね。
とはいえ、営業職は何かと見た目を気にすべき職業なので、コートであれば何でも良いという訳ではありません。
そこで今回は、営業パーソンにおすすめの冬アイテム「コート」について解説していきたいと思います。
冬場のコートは営業の味方！
冬場の営業マンにとってコートは必需品です。
外に出る機会が多い営業マンは、冬の防寒グッズを間違えると体調を崩しかねません。
そのようになっては、大切な仕事に穴を開けることになりますし、積極的な外回り営業もできなくなってしまいます。
なので、トラブルを避けるためにも季節に合ったコートやインナーなどの服装で体調管理をしっかりと行いましょう。
とはいえ、営業職という職業柄、どのようなコートを着ても良いわけではありません。
出かける先、会う人、着用している営業マンの年代などによって、最適なコートは異なります。
なので、TPOや自分に合ったコートを選ぶことが大切だと思います。
また、コートなどの防寒着を着用する際には、最低限のビジネスマナーは知っておいた方が良いでしょう。
例えば、顧客先に出向いた際には、建物に入る前にコートを脱ぐなどビジネスマナーはたくさんあります。
商談の場でコートを置いておける場所がない場合、自分の荷物の上に置いたり、許可を得て空いている椅子の上に置かせてもらうこともマナーです。
オフィス内でのコートの持ち方、コートの畳み方など、中には細かいマナーもありますが、営業職であればこれらを知っておくべきだと思います。
どんなコートを選ぶべき？
営業マンはどのようなコートを選んだら良いのでしょうか？
好みや年代、服装の流行などもあるでしょうが、まずは薄手のステンカラーコートをおすすめします。
ステンカラーコートは比較的どのようなスーツにも合わせやすく、紳士服店でも簡単に入手することができます。
黒や紺などの色を選んでおけば問題ありませんが、人と違った感じが良い人はグレーやカーキ、ブラウンでも良いと思います。
明るめの色合いなら顔周りが暗くなりすぎず、柔らかい雰囲気を出すこともできます。
他にもブルーやイエローなども販売されていますが、会う人や場所を選ぶので、着用する際には注意しましょう。
ステンカラーコートは「薄い」という印象かも知れませんが、コートの生地にウールなどを選べば冬場でも十分活躍できると思います。
季節に合わせた生地のコートを複数持っておくと、いきなり寒くなっても安心できるのではないでしょうか。
ピーコートやダウンコートは防寒性が高いですが、場面によってはカジュアルすぎるので避けた方が無難でしょう。
あくまで、顧客先に伺う際の「仕事着」であることを念頭に選びましょう。
20代におすすめのコート
20代の新卒社員や、若手の営業マンには、あまり派手すぎず、軽やかな印象を与えるコートをおすすめします。
重厚感のある高級ブランドのコートよりも、シルエットの良さを前面に出した方が、フレッシュさや身軽さを印象づけることができます。
また、デザイン性に加えて、機能性が高いコートを選べば、綺麗なシルエットで暖かい、軽い、などの付加価値が付いてきます。
注意する点として、若さをアピールしたいからと言ってカジュアルすぎるコートは避けた方が無難です。
なのでコートの生地や形には気をつけましょう。
シンプルな形で、色味も黒や紺などメジャーなコートを選んでおけば、どのようなコーディネートにも合わせられるので、長く使えて便利なコートになります。
ですが、似合うコートは人それぞれ違いますので、実際に店舗で試着してみるのがおすすめです。
インターネット通販で気軽に買える現代ですが、シルエットが合っていないと野暮ったく見えるので、「できない営業マン」という印象を相手に与えかねません。
たとえブランドコートでなくても、決して安い買い物ではないので、長く着れるコートを選ぶようにしましょう。
スーツに合うおすすめコート
先程はステンカラーコートをお勧めしましたが、スーツに合わせやすいコートは他にもあります。
例えば、トレンチコートはその代表格だと思いますが、ここではスーツに合うおすすめコートをご紹介していきたいと思います。
トレンチコート
トレンチコートは元々軍洋服だったので、防水性など機能面の高さと、デザイン性の高さが特徴的です。
ボタンや肩の装飾、襟の開き具合など、プライベートからビジネスまで幅広く着ることができる定番コートです。
ベージュが一般的な色味なので多少華やかな印象になりますが、色や形を変えれば派手すぎることもないので、比較的、どの年代であっても使いやすいコートだと思います。
ただし、プライベートで着るようなトレンチコートと、ビジネスシーンに使えるようなトレンチコートでは、形や丈の長さが変わってきますので、使い分けが必要になります。
特に、ビジネスシーンで使うトレンチコートは下にスーツを着ることを前提としているため、肩幅や身頃が少し厚めに作られていることが多く、丈も長めになっています。
チェスターコート
チェスターコートもスーツに似合う、使いやすいコートの一つだと思います。
襟がジャケットのような形をしているコートなので、他の種類のコートと比べてドレッシーな印象を与えることが特徴的です。
役職が上の人、目上の人と会うときなど、いわゆる「きちんと感」が必要なときにはぴったりのコートだと思います。
フォーマルな印象が強いコートなので、冠婚葬祭どこにでも着ていけるコートです。
なので一枚持っておくと便利でしょう。
また、コートの中がスーツでなくても、綺麗めの服装であれば合わせやすいコートなので、チェスターコートはプライベートでもビジネスシーンでも使える万能なコートだと思います。
シルエットが綺麗なので、黒や紺でなくても着やすいですが、中に着ているスーツの色と、着用する営業マンの年代によって印象が変わってくるので、その辺りも考慮して選んだ方が良いでしょう。
キルティングジャケット
少しコートとは違いますが、スーツに合うという意味ではキルティングジャケットもおすすめできます。
キルティングジャケットといえば、LAVENHAM(ラベンハム)が有名ですよね。
値段は高いですが、一生モノのジャケットとして使えるので、1枚購入しても損することはないはずです。
高級ブランドの営業コート
ベテランの営業マンが着るようなコートであれば、BURBERRYやHUGOBOSS、TOMORROWLANDなどの高級ブランドをおすすめします。
BURBERRY（バーバリー）
BURBERRYはイギリス王室御用達の高級ブランドです。
バーバリーの定番である”バーバリーチェック”は、誰が見ても一目でバーバリーブランドが認識できるほど有名ですよね。
バーバリーのトレンチコートはクオリティ、デザイン性ともに高く、ベテランと呼ばれるような地位についた営業マンにはぴったりのブランドだと思います。
バーバリーのトレンチコートは華やかでありながら、派手すぎることなく、着ている人の立ち居振る舞いを綺麗に見せてくれます。
HUGO BOSS（ヒューゴ・ボス）
ヒューゴボスはドイツのブランドであり、格式ある高級紳士服ブランドです。
様々な材質、形のコートが販売されており、カジュアルなものからフォーマルなものまで揃えることができるので、使い勝手が良いのが特徴的です。
高級ブランドなので価格は高めですが、その分素晴らしいコートを提供してくれるでしょう。
派手ではないものの、身に着けたときの上品さがヒューゴボス製品の特徴です。
MACKINTOSH（マッキントッシュ）
コートを選ぶうえで外せないブランドがマッキントッシュです。
防水布であるマッキントッシュクロスは、雨の多いロンドンで生まれたブランドだからこそのモノであると言えるでしょう。
この画期的なクロスを用いて作られるコートは多くのレインコートに使われており、その防水性は英国軍にも認められています。
コートの形はステンカラーコートが定番で、シンプルな形が多いのですが、一目見てわかる上質さと、機能性の高さはマッキントッシュ特有だと思います。
コートの他にもキルティングジャケットが有名なブランドなので、そちらを選択するのも良いと思います。
Luigi Bianchi Mantova（ルイジ・ビアンキ・マントヴァ）
Luigi Bianchi Mantova（ルイジ・ビアンキ・マントヴァ）はイタリアンスーツの代表ブランドです。
1911年から続くイタリアでも最も古いファクトリーの1つなので、そのクオリティはお墨付きといえます。
HERNO（ヘルノ）
HERNO（ヘルノ）はクラシコ・イタリアに加盟している伝統＆由緒あるイタリアンアパレルのブランドです。
イタリアの老舗コートブランドといえば「HERNO」なので、上質なコートを探す場合にはピッタリだと思います。
TATRAS（タトラス）
TATRAS（タトラス）はダウンウェアブランドとして非常に有名ですよね。
「イタリア×ポーランド×日本」のコラボブランドとして設立したので、日本人にも馴染みあるブランドだと思います。
綺麗なシルエットが特徴的なので、綺麗目スタイルを目指す人にはおすすめできます。
ASPESI（アスペジ）
ASPESI（アスペジ）はイタリア発のアパレルブランドです。
プレミアムベーシックウェアブランドとして、日常に付加価値を提供してくれる服を提供しています。
営業マンのおすすめマフラー
コートと一緒に考えておきたいのが、冬場の必需品マフラーです。
外回りする営業マンにとって、首回りが寒いと喉が冷えてセールストークが走りませんし、風邪もひきやすくなってしまうのでマフラーは必須だと思います。
ここではビジネスパーソンにおすすめしたいマフラーをご紹介していきます。
JOHN SMEDLEY（ジョンスメドレー）
JOHN SMEDLEY（ジョンスメドレー）は英国王室御用達ブランドなので、その品質は確かだと思います。
英国発祥のニットブランドですが、その歴史はとても古くて、2021年で237年目を迎えました。
世界で最も古く、イギリスにとって最もで象徴的なニットウェアブランドだと言えます。
MONCLER（モンクレール）
MONCLERといえば、フランスの高級ダウンウェアブランドですよね。
本格アウトドアメーカーとして始まっていますが、ファッション性の強いアパレルが人気なので、今ではプレミアムダウンウェアとしての地位を確立しました。
フランス国旗と同じ「トリコロールライン」がシンボルアイコンなので、MONCLERらしいマフラーを選ぶのも良いと思います。
Paul Smith（ポールスミス）
Paul Smithは、伝統とモダンを融合したクリエイティブなデザインが特徴的な英国ブランドです。
若い人から年配者まで幅広いユーザーから支持を受けており、日本にもPaul Smithのファンは多いと思います。
ポールスミスと言えば「マルチカラー」ですよね。
暗くなりがちな冬服のアクセントカラーになるので、マフラーで少し遊びを入れても良いと思います。
まとめ
営業職はお客様を接客する仕事なので、見た目を意識しなければいけません。
スーツ、ネクタイはもちろんですが、コートやマフラーを着こなすにもポイントがあります。
普段は洋服に興味がない人でも、仕事着に関しては「仕事だから仕方ない」と割り切ることも大切です。
トップセールスを目指すなら、お客様に好印象を与えるような服装を心掛けるようにしましょう。
