
営業経験者であれば、程度を問わず多少はサボった経験があることでしょう。
それは営業の合間の休憩だったり、ノルマが達成したから思いっきりサボったり様々だと思います。
しかし、仕事をさぼるということは決して誇れることではありません。
そこで今回は、営業がさぼる理由や訳、その特定方法まで解説していきたいと思います。
営業はサボれる仕事
様々な仕事がある中、営業職は他とは異なる特殊な存在と言えるかもしれません。
なぜならサボろうと思えば、簡単にサボることができてしまうからです。
毎日外回りをする営業パーソンなら、一旦会社を出た後は上司などに見られてしまう心配がなく、時間の合間を使ってダラダラと過ごすこともできます。
大胆な社員では、外回り営業を装って自宅に帰って昼寝するなど、一日中サボっていることもあり、帰る時間になれば何食わぬ顔で帰社して営業日報を書いたりしています。
実際は昼寝をしていたり、暇を持て余していたりする場合でも、基本的に会社側はそうした行動の詳細を知る由もありません。
人員が豊富な大企業であればまだ管理できると思いますが、人材不足の中小企業ではそこまで手が回らないのです。
とはいえ、常にサボっているようでは営業成果も上がらないので、会社のお荷物になってしまいます。
そのため、一応最低限の業務はこなすという営業パーソンが殆どなのです。
しかし、最低限のことさえやっておけば、後は堂々とサボれるという都合の良い思考を持つ営業がいるのが厄介かもしれません。
やることはやるものの必要以上のことはやらない。
向上心や生産性のない働き方をしていることで、どのみち将来は会社のお荷物(負担)になる可能性が高いので、こうした営業スタッフはテコ入れをしなければいけません。
サボりやすい仕事であることが怠け癖を刺激し、「サボっている営業は多いから自分も…」という悪しき習慣が蔓延しているのです。
外回り営業は意外と暇
営業と一口に言っても種類がありますが、特に暇になりやすいのが外回り営業です。
新規開拓にせよルート営業にせよ、個人の裁量でスケジュールを決めることができるため、休む時間を自分で作り出すこともできるのです。
その中でも使命を果たすべく業務に精進する者もいれば、裁量があることを良いことにサボりまくる人もいます。
外回りに行ってくると言いつつも、実際は外回りしないケースもあり、毎日外回りの時間を休み時間のように利用するケースもあるのです。
しかもサボっている時間にやることがない場合、「この仕事は暇すぎる…」と言い出す始末です。
また、意図的にさぼっていなくても営業の谷間はどうしても発生してしまいます。
例えば、13:00にアポイントがあり、次が15:00のアポイントのような時は、14:00に最初のアポイントが終わると15:00まで1時間の空きができてしまいます。
この時間はカフェにいったり、ブラブラしたりするのですが、会社からすると「携帯電話でテレコールでもしろよ」と言いたくなるはずです。
しかし、外にいる営業マンを管理することは難しく、会社側も「この時間はしょうがない」と諦めているのが現状になります。
こうした実態を考慮すると、会社側としてはGPS管理を行いたくなるところでしょう。
今は法人携帯やスマホなどにGPS機能があり、従業員の行動を監視することも不可能ではありません。
営業スタッフにも「見張られている」という意識を持たせることでピリッとするはずです。
ただ、従業員の許可なく監視を行うのは要注意です。
監視をするということは、即ち会社から信頼をされていないことの表れであり、従業員としては決して良い気分がしません。
それに闇雲にGPSで居場所を特定すると、プライバシーの侵害にもなりかねないのです。
当たり前の話ですが、営業マンの士気も低下することでしょう。
サボってる営業を特定する方法
そもそも営業職は、仕事をサボっている時にはどんなことをやっているのでしょうか?
一つには営業車で寝るというものが挙げられます。
次のアポまで時間が空くことはよくあることですし、仕事の生産性をアップするために軽く休憩を取るくらいなら、会社も許容できるかもしれません。
しかし長すぎる休憩は単なるサボりになってしまいます。
そうした行動を会社側は特定できるのかというと、ドライブレコーダーを搭載しておけば簡単にチェックすることができるでしょう。
営業車の動きを逐一、記録しておくことができるため、例えばコンビニなどで長時間停車していたことも簡単に調べることができるのです。
ばれるリスクを踏まえると、長時間あるいは頻繁に営業車で寝る行為は要注意と言えます。
悪質と判断された場合はクビになってしまう可能性もあるからです。
もしも退屈だからとサボってしまうことが多いのならば、やる気を出す方法を考えて行動を改めることが必要だと思います。
そもそも「やる気がない」ことがサボりの根底にあることが多く、仕事への気持ちが入っていない証拠でもあります。
たとえ暇な時間ができてしまった場合でも、やれることは沢山あるはずです。
顧客にもっと良いプランを提案するにはどうしたら良いのか、仕事の能率をアップさせる方法を考えてみるなど、今以上に仕事に真剣に取り組むことでやる気も増大できるのではないでしょうか。
営業がサボるのは辞めたい証拠
サボる営業の心理は色々です。
例えば、「辞めたい気持ちがある」というのもその内の一つだと思います。
特に新人営業の場合はこうした気持ちになりやすいと言えるでしょう。
不慣れな業務の中、思うような結果が出せないと、「自分は営業職にむかないのではないか?」という気持ちを抱きやすいものです。
また、営業の仕事では、高いノルマを求められたり、客先で冷たい対応をされたりなど、精神的にしんどい場面もあります。
楽しい気持ちよりも辛い気持ちが上回ることで、ついついサボりたい心理になってしまう新人営業がいるのも無理はないです。
会社としてはサボりを罪としてクビにするのはとても簡単です。
それに辞めたいと考える新人営業を無理に引き止めても会社のためにはならないかもしれません。
しかしこうしたケースに、どのようにして対処を行っていくかによって、会社としての実力が試されるところだと思います。
使えないからと簡単にクビにするのではなく、使える人材へとブラッシュアップさせた方が会社の利益にもなるはずです。
サボる新人営業が辞めたい心理になっているのならば、その心理へのフォローを適切に入れて精神を鍛えていくことも欠かせません。
仕事をサボる新人には何らかの理由が隠れていますので、内面を見据えて必要な策を講じていくことも必要でしょう。
営業の暇つぶし一覧
ここでは営業職がやりがちな暇つぶしをご紹介しておきます。
これを知っておけばサボる営業マンの傾向が理解できるので、対策も立てやすくなると思います。
1時間ほど暇つぶしができる方法として、まず書店での立ち読みが挙げられます。
立ち読みくらいならコンビニでもできるものの、駐車場や店内が狭いゆえ上司や同僚などに見付かってしまわないとも限りません。
なので、大型書店は営業パーソンが出入りする格好のスポットになっています。
スマホゲームをするのも時間のつぶし方の一つです。
いつでもどこでも楽しむことができますし、エアコンをきかせた営業車の中で快適な時間を過ごせます。
夢中になるとあっという間に時間が過ぎるので、1時間くらいなら余裕だと思います。
漫画喫茶(ネットカフェ)の利用も大人気です。
漫画や雑誌などを楽しめるほか、ドリンクや軽食なども用意されています。
スーツを着た営業らしき人が、1人で漫画を読みふけっている光景はよく見られるものです。
昼寝も定番の暇つぶし方法です。
朝の出社後、営業に行くのかと思いきや、公園や郊外のショッピングセンター、パチンコ屋などの駐車場に直行するケースもあります。
大きな駐車場は会社の人間にバレにくいので好んで選ばれているようです。
そのままパチンコに興ずるという暇つぶしもあり得ます。
昼間のパチンコ屋にはスーツ姿の営業職と思われる人がちらほらいるものです。
喫茶店でまったりするという暇つぶしもありがちです。
会社から離れたところのお店なら見つかるリスクも低く安心でしょう。
新聞なども置いてありますので、コーヒーをゆっくり飲みつつ、勤務中の隙間時間を優雅なものにできます。
このような暇つぶし方法を把握することで、企業として対策できることがあるかも知れません。