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飲みニケーションするコツを大公開
飲みニケーションが苦手な人にとって、飲み会は地獄かもしれません。
しかし、飲みニケーションするコツを身につければ、何も怖いものはありません。
むしろ飲み会が好きになってしまうかもしれません。
「100枚の名刺より1回の飲み会」という格言があること、お酒(アルコール)は便利なモノです。
しかし、何の戦略や目的もなく、フラっと飲み会に参加するのはお勧めしません。
飲みニケーションを成功させるためには秘訣があるのです。
ここでは飲みニケーションするためのコツについて解説したいと思います。
①コスト意識を持つ
飲みニケーションということは、言葉の通り「飲食費を支払う」ことになります。
つまり「経費(コスト)」が発生するということです。
会社が接待交際費を支給するならマシですが、個人的な飲み会であれば全額自己負担になります。
どちらにしても、経費が発生するのには変わりありません。
そう考えた場合、絶対にコスト意識を持つべきなのです。
例えば、1万円の飲み会だった場合、それを回収できるだけの収穫を得なければいけません。
その収穫とはつまり「売上」のことです。
社内行事であれば別ですが、もしビジネス関係の飲み会(異業種交流会や会食など)に参加するのであれば、売上に繋がるような何かを得る必要があります。
なので、もしビジネス関係の飲み会に参加する場合には、必ず「コストを回収できるのか?」を考える癖を付けましょう。
➁SNSをフル活用する
SNSは現代ビジネスにおいて、必要不可欠なツールになっています。
FacebookやTwitter、Instagramなどを日常的に使っているビジネスパーソンは多いはずです。
そこには様々な個人情報が投稿されているので、それを集めて飲みにケーションのネタにしてしまいましょう。
ビジネス系の飲み会では、最初会話が盛り上がらないはずです。
なので「Facebookを拝見したんですが、ゴルフが趣味なんですね?」と話題を振れば、相手は喜んで話してくれるはずです。
もし相手のSNSが見当たらなければ、会社のSNSをチェックしてみましょう。
現在は、法人としてのSNSアカウントを持っているのが当たり前の時代です。
そこには新製品の情報や、プレスリリース情報などが発信されているはずです。
それらをチェックして話題のネタにするのが良いでしょう。
➂気遣いで演出する
食事する相手が「お酒は苦手」というケースもあるでしょう。
そのような場合には、気を遣わせないように夜の会食でなく、ランチ会を催しましょう。
ランチ会であればお酒が絡まないので、アルコールが苦手な人でも気楽に参加できると思います。
さらにランチ会であれば、1回あたり2千円程度で済むので、コスパが良いこともメリットだといえます。
夜の会食はどうしても1万円ぐらいかかってしまいますが、ランチ会であればその経費(コスト)で5回ほどの会食に参加できます。
これはつまり「費用対効果が5倍になった!」ことを意味するので、積極的にランチ会はやるべきだと思います。
④お店選びは慎重に
自分が会食を主催する場合、お店を選ぶことになりますが、場所選びは慎重にしましょう。
まずやるべきことは、参加者(相手)の自宅住所を把握しておくことです。
そして、自宅住所に帰りやすい場所を会場として選ぶのです。
相手の嫌いな食べ物をリサーチする事や、お店のメニューを事前に確認しておくこと、お店の名物料理を把握しておくのはもはや当たり前の話です。
もちろんどれも個室があるお店で、そのような行きつけの飲食店を10軒ほど持っておくのをおすすめします。
東京であれば、渋谷、新宿、池袋、銀座、品川、上野など、主要駅には必ず行きつけの店を作るべきだと思います。
その飲食店を参加者が気に入ってくれて、お店の常連になってくれれば大成功だと思います。
➄ネクストアクションを決める
楽しく会食するのは良いことですが、それで終わっては意味がありません。
コストを支払う会食なので、必ずネクストアクションを決めるようにしましょう。
- 明日、私からアポイント日程のメールを送りします。
- 本日話題に上がった新製品を、来週ご提案させてください。
これは好きなタイミングで打診して良いですが、一番印象に残るのは別れ際に伝えることだと思います。
なので、不自然でなければ、別れ際にネクストアクションを決めるようにしましょう。
⑥お礼メールを送る
会食相手がお客様だった場合、絶対にお礼メールを出すべきだと思います。
電話で伝えても良いですが、メールの方が相手に気遣いさせないですよね。
とはいえ、これは飲み会のあるあるネタですが、アルコールが入った状態では酔っぱらっているので、なかなか良いお礼メールが作れません。
すると「明日起きてからにしよう…」とか「後でもいいや」という気持ちになり、結果的に送信するのが遅れたり、そもそも送るのを忘れたりするのです。
それでは本末転倒なので、お礼メールは必ず会食の前に作成する癖を付けましょう。
作成したお礼メールを「下書き」の状態にしておけば、後は送信ボタンを押すだけです。
これを翌日の朝一番にお客様へ送信するのです。
お昼過ぎに送信するようなヘマを絶対にしてはいけません。
➆飲み会を好きになる
色々なテクニックを紹介してきましたが、そもそも自分が飲み会を好きにならなければ、飲みニケーションは苦痛のままです。
なので、最後には「飲み会が好きだ!」と言えるようになりましょう。
上手く飲みニケーションすれば、人脈が増えて、あなたの支援者も増えるはずです。
ビジネスをする上で、自分の事を支援してくれる人は多ければ多いほど有利となります。
せっかくの飲み会なので、楽しく参加しましょう。
飲みニケーションには戦略が必要
飲みニケーションと聞くと、なんとなく「お酒を酌み交わして仲良くなること」と思われがちですが、ビジネスにおいての飲みニケーションはそんな生易しいものではありません。
仕事を円滑に進める目的があったり、売上を増やすために飲みニケーションは行われているのです。
そう考えた場合、何の戦略もなく飲み会に参加することは、武器を持たずに戦場へ行くのと同じだと気付くはずです。
きちんとしたコスト意識を持って、必ず勝てるシナリオが必要なのです。
このような意識で飲み会に参加すれば、きっと成果はついてくるはずです。
人間関係が希薄化している現代では、人間関係を深掘りした人が勝つはずです。
人と同じことをやっても意味がないので、逆張り思考で飲みニケーションを有効活用していきましょう。