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営業代行の契約書でチェックすべき注意点|失敗しない契約締結

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営業代行を依頼する際には契約書を締結します。しかし、一般的な契約知識を持ち合わせていないとチェックすべき項目がわからず、失敗してしまうこともあります。

そこで今回は、営業代行の契約書についてフォーカスして解説していきたいと思います。

営業代行とは

営業代行

営業代行はその会社の商品やサービスを売るために必要な営業、また販売に関わる業務などを依頼して代行しているサービスです。

営業代行のサービスにはアポイント代行や常駐型、オートコールシステムなど様々な種類があり、アポイント代行では電話などで顧客にアポイントを取って自社の商品やサービスをセールスします。

関連記事:営業支援サービスは使わないと損!?営業代行システム&ツール10選

テレアポ専門の代行業者も存在し、ターゲットとなる顧客に積極的に商品やサービスを紹介するスタイルが多いです。

常駐型では社内に営業代行のスタッフが入り、必要なときに助言を受けたり、サービスを利用することが出来ます。細かいアドバイスや営業戦略の微調整ができ、効果的に営業を行うことが出来るのが良いところです。

オートコールシステムではコンピューターが新規顧客の発掘を行い、低コストで集客が可能になります。さらに個人の顧客を対象としたBtoCタイプ、法人の顧客を対象としたBtoBなどのサービスも存在します。

営業代行サービスを利用して得られるメリットは、自社の営業力がアップすることです。営業代行サービスを運営している会社のスタッフの多くは営業のプロです。営業戦略やマーケティングに詳しく、営業のノウハウを熟知しています。

そんなプロを味方につけることで会社全体でスキルのアップに繋がり、営業能力も身につきます。

関連記事:営業代行会社の選び方は?営業代行を使う理由ランキング3選!

営業代行と業務委託の違い

営業代行と業務委託の違い

業務委託は自分たちの会社が本来行う営業に関する業務を、外部の業者に委託することです。業務委託も営業代行も似ている部分が多く、どちらも営業委託の依頼を請け負い、企業の代わりに営業活動を行います。

ですが少しだけ違う部分があります。それは業務に対する視点の違いになります。

関連記事:営業アウトソーシングの種類6選と営業代行の料金&成果報酬

営業代行は依頼された業務と求められた結果に対して、計画通りに業務を進めていきます。営業に必要なマーケティングなどを行って、その結果を納品するのです。

一方業務委託は依頼された業務の実行から営業戦略の計画、提案や改善までを含めたサービスを行います。あらかじめ指定された業務を遂行し、納品物を納めることになるのです。営業代行は指示された業務だけを、業務委託は実行から納品まで全て任せてしまうスタイルです。

例えばある商品を売り込むときの営業活動を行うときには、営業代行では依頼主への報告は結果の部分である売上数がメインになります。顧客に対しては商品の買い取りに特化して、売上を伸ばす業務を積極的に行うのです。

業務委託では商品の売上数はもちろんのこと、顧客へのヒアリング結果やターゲットの情報、営業戦略やサービスの改善点までを伝えることになります。

営業代行

営業代行の料金

営業代行の料金

営業代行では固定報酬や成果報酬、成功報酬などの料金システムがあります。固定報酬は定額制になっていて、受注や売上、営業の結果に関わらず料金は一定になっています。

関連記事:営業代行の成果報酬はいくら?売りやすい商材もランキング5位まで紹介!

あらかじめ金額が決まっているので予算が立てやすく、予算内で必要なサービスを受けられるのが良い点です。相場は月100万円前後です。

成果報酬はアポイント代行に多く、テレマーケティングをしてアポイントが取れたときや商品やサービスが売れたときに「成果」としてお金が発生します。アポ一件につき、2万円~5万円ほどが相場となっています。

アポイント代行はサービス利用しただけでお金が掛からず、成果があったときだけ支払う形態なので最低限の予算で依頼出来るのがメリットです。その分他の報酬形態よりも高い値段が設定されていたりしますが、それだけ結果を出せるという自信があるのかもしれません。

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成功報酬は業務が完了したときに支払います。商品の受注を獲得したときや販売完了したとき、セミナーやイベント開催で集客をしたときなどを「成功」と定義して、業務を成功させたときにお金を支払います。

代行業者に対して目標の売上額を設定したり、利用者数などを決めてその数字を達成したときを「成功」とするケースもあるのです。報酬の単価は契約一件につき、いくらという成約単価方式や売上の何%というレベニューシェアというシステムを取り入れている業者もあります。成功報酬の相場は数万円から数百万円です。

関連記事:営業代行を依頼するメリットは?気になる報酬体系などを解説

営業代行契約書の役割り

営業代行契約書の役割り

営業代行の契約書は依頼主と業者の間で交わされる文書で、契約したことを証明するものになります。法律上では口約束でも契約は成立しますが、記録を残したり、損害リスクを避けるために作成されます。

営業代行の契約書の役割の一つは、記録を残しておくことです。記録を残していればどのように仕事を進めていけば良いのか分かりますし、依頼を受けた代行業者はいつまでに成果を出せば良いのか、依頼主はいつまでに料金を支払えば良いのかも分かります。

また営業代行だけでなくビジネスの場ではトラブルに巻き込まれないように、あらかじめ契約書を交わして口約束ではないことを確認し合います。きちんと文章にすることでお互いの立場を明確にし、権利や義務を明らかにして義務を進めていくのです。

契約書には損害リスクを回避する役割もあります。契約書を作成せずに業務を遂行してしまうと相手が契約違反を犯しても、違反したことを証明することが難しくなります。

また証拠が残らないので、簡単に約束事を守らなくなってしまう可能性が高くなるのです。契約書をきちんと作成していればトラブルが起きたときにも証拠となり、裁判に発展してしまったときでも重要な証拠になります。契約書は法律行為そのものを説明出来る強力な証拠となるので、自分たちの身を守るためにも契約書が交わされるのです。

関連記事:個人でも営業代行はできる?起業方法と営業代行サービスの手数料相場

営業代行契約書の注意点

営業代行契約書の注意点

一般的に営業代行契約書のひな型ではサービスを実行するにあたっての確認事項、料金や支払い期日などを盛り込みます。これらの項目がきちんと記載されているのか、約束通りの内容になっているのかチェックすることが大切です。

サービスを実行するための確認事項では、報酬の対象となる業務内容が入っているか確認します。顧客リストの作成や市場調査、テレアポや新規顧客の集客、顧客への営業やクレーム対応など依頼した業務が全て入っているのか見ておきます。

特にテレアポは電話して欲しい本数などは決められているのか、具体的な数字も見ておくと安心です。

関連記事:テレアポ営業を極める|電話営業のコツやノウハウ【虎の巻】

業務の進め方も決まっているのか確認することも重要で、どのように作業が進められていくのか、誰が指揮を取るのかを把握しておきます。代行業者を利用するときには業務を委任することになるので、業者のペースで仕事が進められます。

任せっきりにするのも良いのですが、何らかの形でスタッフに指示が出来るような契約にしておけばこちらの要望も通りやすくなるのです。

料金の項目では固定報酬なのか成果報酬なのか、成功報酬なのかをチェックし、料金の数字が間違っていないか目を通しておきます。成果報酬や成功報酬の場合はどの時点で料金が発生するのか、必ず確認しておくようにするのも大事な注意点です。

さらに前金は必要か、分割払いは可能かなど細かく決めて、契約書に入れておきます。料金はいつまでに払えば良いのか、期間を延長するときの追加料金なども書いておきます。

契約書はとても重要な書類になりますので、きちんとチェックするように心掛けましょう。

関連記事:営業代行で起業する前に必ずやるべきこと|独立・開業のコツ&ノウハウ

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