
副業をした結果、思ったよりも儲かったというケースがあります。しかし、その収入は果たして確定申告する必要があるのでしょうか?
そもそも確定申告はなぜ必要なのでしょうか?税金はいくらかかるのでしょうか?疑問は尽きません。
そこで今回は、副業収入を確定申告するやり方や、税金の節税ノウハウについてご紹介していきたいと思います。
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概要
副業で月5万円は稼げる?
最近は副業解禁の流れがあるため、サイドビジネスに関心を持つ人が少なくありません。
20~40代の正社員約3,000人に調査したアンケート結果の結果によれば、約9割の人が副業に関心を持っているという回答でした。
また同様の調査で副業経験の有無を聞いたところ、約3割の人が何かしらの副業を経験したことがあるとのことでした。
そして月の収入についてアンケートしてみると、約4分の1人が5万円以上稼いでいます。
ちなみに約半数の人が、月1万円~月5万円の収入でした。
一方、副業経験者に副業に費やせる時間を尋ねたところ、約6割が週5時間未満ということです。
これらの結果から見ると、副業で月5万円以上稼ぐことは決して不可能な数字ではないことが分かります。
関連記事:おすすめの副業ランキング48選!今やるべきサラリーマンの複業を解説
副業は時間管理が難しい
ただし本業を持っている人は、副業に費やせる時間が限られているので、必ずしも稼げるという訳でもないようです。
副業する人の多くが課題として挙げていることは「時間管理について」であり、いかにして副業の時間を取れるかがポイントになっています。
そのため副業で月5万円以上稼ぎたいならば、時間管理のスキルを身につける必要があります。
その上で自分に合った仕事を選べれば、それ以上に稼ぐことも夢ではありません。
月5万稼ぐとバレる?
人によって目標金額が異なるので一概には言えませんが、副業が軌道に乗ってくると安定して月5万円くらいは稼げるようになってきます。
しかし、ある程度軌道に乗ってくると心配になるのが、「周囲に副業で稼いでいることがバレないか?」という点です。
20~40代の正社員約3,000人に、副業が認められているかアンケートしたところ、半数以上の人が「認められていない」という回答でした。
副業に関する情報があふれている中で、まだまだ副業が認められていない会社が多いことが分かります。
関連記事:スマホ副業はアプリを活用する|おすすめの副業ランキング1位~3位
副業がばれるケースとは?
一般的に、会社の給料以外に副収入が発生した人は、確定申告が必要になります。
しかし、この確定申告から、副業をしていることがばれるケースがあります。
月5万円など金額に関わらず副業がばれてしまうのは、前年の所得に応じて課税される住民税の金額で発覚するケースが多いといわれています。
どういうことかというと、住民税の金額が会社の給料分より多くなっているために、会社の経理にばれてしまうのです。
では確定申告しなければ良いと考えてしまいがちですが、それでは脱税になってしまうので、確定申告だけはしっかり行いましょう。
このようなケースを回避する為の対処法としては、確定申告や住民税を申告するときには、会社の給料から天引きされる「特別徴収」ではなく、自分で納める「普通徴収」にしておくと良いでしょう。
さらに最近では、facebookやTwitterなどのSNSから副業がばれてしまうケースがあるので、インターネットへの書き込みは慎重に行いましょう。
関連記事:副業がバレるとどうなる?正社員の副業・兼業マニュアル
おすすめの在宅副業
今はパソコンやスマホを使って、昔の内職的な仕事が出来るようになってきています。
下記にその例を一覧にしました。
- 転売やせどり
- データ入力(ライティング)
- YouTubeへの動画のアップロード
一般に販売されているブランド製品をネットショップで販売したいならせどりや転売がおすすめです。
転売の儲けは「仕入れ価格をいかに安くするか」で決まりますので、有力な仕入れ先やコネクションがある場合、チャレンジしてみても良いでしょう。
また、パソコンの入力スキルに自信があるのならば、データ入力の仕事も良いでしょう。
データ入力とはライティング業務とも言われており、企業から依頼された内容を文字起こしする作業になります。
様々な調べものをしながらデータ入力をするケースもありますので、自分の知識や見識が広がるメリットもあります。
関連記事:年収アップするには副業収入が必要|年収300万円時代を生き抜く方法
YouTuber(ユーチューバー)が流行中
他にもYouTuber(ユーチューバー)はとても現代風ですね。
YouTubeは動画の再生回数に応じて、動画をアップロードした人に広告収入が支払われる仕組みになっています。
報酬については不透明な部分がありますが、一般的には0.1円×動画の再生回数がその動画の収益と言われています。
仮に1万回、自分の動画が再生されれば、単純計算で1,000円の収入になります。
関連記事:社会人の副業は意外と稼げる!?正社員やサラリーマン副業のススメ
女性向けの副業
世の中には数多くの副業が存在しているので、誰にでも月5万円以上の副収入を得るチャンスはあります。
特に女性の場合、女性ならではの副業も存在します。
関連記事:副業で高収入を目指したい人は必見|土日でも稼げるおすすめ副収入5選
女性やOLの儲かる副業
その1つがチャットレディであり、儲かる副業として話題になることがあります。
チャットレディとは、仲介サイトを通じて知り合った異性と、メールのやり取りをする接客業のことです。
メールの返信など、サイト内のアクションに応じてポイントを貯め、後日まとめて換金することが主流となっています。
「チャットレディ」というのは、アダルト系もありますが、決して怪しいものではなく、モーニングコール代わりにメールするサービスや、悩み相談の相手になるサービスなど様々なものがあります。
チャットレディはスマホなどを使って在宅ワーク可能であるため、有効時間を活用して始められる副業でもあります。
実際にサイトに登録してみると、意外と多くの人から返信があることが分かります。
その内容もマンガに関する雑談や、お仕事お疲れメールなど、基本的に安全な会話が多いようです。
しかしやり取りを続けていると、徐々にアダルトな方向のやり取りに移行するユーザーもいるので、その辺りは注意が必要です。
また、会いたいという露骨な誘いがある場合もあるので、あくまでもビジネスライクな返信をするスキルが求められます。
このチャットレディで稼げる報酬相場は、月3万円~月5万円程度といわれています。
メールの返信数によって報酬が変わるため、どの位の時間を割いてチャットレディを続けられるかが稼ぐためのポイントです。
パソコン1台&在宅でできる副業なので、女性であれば気軽に取り組むことができます。
関連記事:本当に稼げる副業をご紹介!厳選したおすすめサイドビジネス9選
ネットビジネスの副業
パソコンやスマホを使って、ネットビジネスを始めたいと考えている人は多いでしょう。
ネットビジネスといえば副業やお小遣い稼ぎの代表格で、アフィリエイトやブログ運営などたくさんのやり方があります。
どのネットビジネスも初期投資が低く、在宅ワークが可能であり、コツをつかめば簡単に稼ぐことができます。
関連記事:お金の稼ぎ方は人それぞれ|賢い副業のやり方&悪いお金の稼ぎ方
アフィリエイトの始め方
アフィリエイトを始めるには、まず広告を掲載するブログを立ち上げることから始まります。
アフィリエイトで儲かるためには、たくさんの人に読んでもらえるような記事を作成することが重要になります。
例えば日記系のブログを立ち上げて、最新のトレンド商品を紹介するなど、読者が関心を持ちそうな話題を提供することが大切です。
また、アフィリエイトで稼ぐためには、テーマを絞ることがとても重要です。
専門化することで、質の高いユーザーが集まるので、広告効果が最大化されます。
さらに、サイトのコンテンツを充実させると、Googleなどの検索エンジンでも上位表示されやすくなります。
関連記事:お小銭稼ぎはサラリーマンの常識|会社員におすすめの副業方法
副業収入の平均額はどれくらい?
副業収入の平均収入は「月に6万2千円」ほどというデータがあります。
クラウドソーシングサービス大手の「ランサーズ」の調査によるものです。
つまり、副業収入を年収換算すると平均74万円ほどになります。
同社の調べによりますと、副業を持つ人は増加傾向にあり、かつ仕事自体の単価も上がってきている状況のようです。
副業に従事するフリーランスは、現在744万人にまで増えていますが、今後は増えていく一方だと言われています。
日本国全体で見た時の経済規模は、2018年で8兆円弱のボリュームになってきています。
複業や兼業で稼ぐ人が増えてきた
副業する人が多いと言っても、400万円以上の多額な副収入を得ている人はごく一部しかおらず、全体の1割程度に過ぎません。
つまり、全体的には全く稼げていないことがわかります。
実際、半数を超える人が副収入の年収は10万円以下と答えています。
年齢分布を見ると、20~30代の若い人が多く、男女別だと全体的に男性の割合が多いようです。
これまで正社員としての本業1本に絞って働いてきた男性陣が、パラレルワーカー化してきた実態があるのかもしれません。
パラレルワークとは、複業や兼業、パラレルキャリアとも呼ばれますが、2社以上の会社と雇用契約を結び、働く人のことを言います。
そのような人達は、働き方改革や、副業解禁をきっかけにして増えてきたように思えます。
上り調子と言い切れない日本経済の中で、自身の収入や生活に不安を持つ人による、新しい流れと言えるかもしれません。
関連記事:パラレルワークが急増する理由3選|おすすめパラレルキャリアと副業
副業では経費を活用して節税する
サラリーマンが副業をする際は、個人事業主(フリーランス)として行うことになります。
よって、経費の計上ができるようになります。経費を計上すれば、結果的に節税対策へ繋がっていきます。
経費とは、事業のためにかかったコストのことで、収入から差し引いて計算しても良いとされています。
多額になる経費としては、車やパソコンの購入費用など高額なものが挙げられます。
しかし、一定以上の高額になると、負担額を一括で経費計上できなくなります。
関連記事:サラリーマンの副収入は月5万円が目標!休日副業から起業する方法
節税のコツ
車やパソコンの購入費用は、減価償却という計算法で計算した額で、複数年にかけて経費計上していきます。
減価償却費は、購入金額を税法で決められた「耐用年数」で割ることで算出します。
したがって、耐用年数が短い「中古車」の方が、より多く経費として計上できるのでお得だと言うことになります。
因みにパソコンの耐用年数は10万円~20万円未満の場合3年、20万円以上の場合4年になります。
関連記事:副業で稼ぎたい人は必見!サラリーマンにおすすめな副業5選
人件費も経費にできる
さらにアルバイトなどを雇った時には、その人件費を経費に計上出来ます。
副業で人を雇うとすれば、「単発」「短期」か「出来高払い」の仕事で手伝って貰うケースが多いことでしょう。
「単発」の場合には、確定申告上は「雑給」扱いでの処理が出来ます。
単発でも報酬は、最低賃金以上であることと、勤務記録があることが求められます。
「出来高払い」で人を雇う際には、「外注費」として計上しましょう。
外注費として経費を計上したい場合は、仕事の内容・支払い条件を明記した「請負契約書」「外注契約書」、そして仕事を頼んだときの「発注書」、報酬の支払いをしたときの「支払明細書」などの書類が必要です。
きちんと保管しておくようにしましょう。
関連記事:確定申告が必要な所得とは?知っとくべき副業の経費とやり方
副業収入の税金はいくら?
たとえ副業でも年間20万円以上の所得を得たときには、所得税と住民税が発生します。
そして、本業と副業の収入額を合算した金額を確定申告する必要があります。
しかし、本業が会社員である場合など、勤務先で年末調整を行ってくれている場合には、「給与所得や退職所得以外の所得」が20万円以下であれば、確定申告をしなくても良いとされています。
例えば、月100万円の副業収入があっても、99万円が経費計上できれば、年間所得は12万円ということになります。
したがって、このケースでは確定申告自体が不要になり非課税になります。
関連記事:副業禁止は違法行為?禁止規定がおかしい理由とバレないお勧め副業
確定申告が不要になるケース
それでは、どんなときに確定申告が必要になるのでしょうか。
例えば、ブログを運営してアフィリエイトからの広告収入がある場合などがこれにあたります。
自分が運営するブログに、A社とアフィリエイト契約を結んだ広告を載せるとします。
あなたのブログを訪れた人が、A社の広告を見て該当商品を購入した場合、ブログ運営者に広告収入が支払われることになります。
仮に、このアフィリエイト収入が月5万円、年間60万円だったとします。
ここから家賃・取材交通費・プリンタ代・プロバイダ代など必要経費が差し引かれ、最終的な金額が17万円になったとします。
すると、年間所得20万円以下の「雑所得」ということになりますので、確定申告をする必要がなくなります。
つまり、このようなケースでは非課税になることになります。
関連記事:サラリーマンの小遣い稼ぎなら副業がおすすめ|社会人の小銭稼ぎ
副業収入を確定申告する
確定申告とは、前年1~12月までの所得に対する税金などを行うために2月中旬~3月中旬の1ヶ月間で税務署に収入や控除の申告を行うものです。
1社からしか給料を貰っていないサラリーマンならば年末調整だけでOKですが、ダブルワークで副業所得があるサラリーマンや自営業の人は確定申告が必要です。
確定申告では色々な手続きが必要ですが、面倒だからといって確定申告しないと脱税の罪に問われる可能性があるので注意しましょう。
関連記事:副職はみんな何してる?おすすめの副業ランキング1位~5位
電子申告でも納税できる
かつての確定申告は、税務署や役場に出向いて手書きで書類を作成することが多かったですが、現在は国税庁のe-Tax(イータックス)でも書類を作成することができます。
作成した書類を印刷して、税務署に郵送するだけで済むので非常に簡単です。
この方法だとミスが少なく、コストもかからないのでおすすめです。
もし確定申告で副業がばれること防ぐためには、住民税は自分で支払うように申告する必要があります。
しかし、この申告も自治体によって対応してくれないことがあります。
もし副業していることがばれたくなければ、確定申告する前に税務署や税理士に確認しておくことをすすめします。
また、確定申告する際には節税対策すると、所得を抑えられる効果が出ます。
経費をうまく利用して所得を抑える方法があるので、色々と試行錯誤してみると良いです。
この点についても、税理士などからアドバイスを受けてみると良いかもしれません。
関連記事:ダブルワークの税金や注意点は?ダブルワークの基本から解説
納税金額はごまかさない
ダブルワークで収入があるにも関わらず確定申告しないと、年末調整の時の手続きによって、本業の会社に税務署から連絡が行き副業がバレることがあります。
場合によっては追徴課税まで発生するケースもあります。
どうせ隠してもバレる可能性は高いので、もし副業収入が年間20万円以上の場合には、素直に確定申告を行った方が無難と言えるでしょう。
この次では、具体的な確定申告のやり方をご紹介していきたいと思います。
確定申告の方法
まず、確定申告に必要な書類を、税務署やインターネットから用意しましょう。
確定申告には、本業の源泉徴収票(原本)も必要です。
他に各種控除のための書類、医療費の領収書・各種保険料の控除証明書・寄付金の受領書なども準備します。
次に確定申告書の用紙を税務署で貰うか、税務署のサイトでダウンロードしましょう。
確定申告書にはAとBという2つの様式がありますが、副業をしている場合にはBを使用します。
さらに、自分の申告内容を補足する付表(所得の内訳書や医療費控除の明細書など)と計算書(必要経費の計算書など)も揃えます。
資料が集まったところで、いよいよ確定申告書を記入していきます。
それが終わったら、確定申告書を提出期限内にあなたの住所を管轄する税務署へ提出し、納税して完了です。
納税方法は、現金・預貯金口座からの振替・e-Tax(イータックス)での納付の3種類から選べます。
確定申告書提出前には、添付する書類等をもう一度確認して、確実に一度の手間で済むようにしましょう。
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