
フルコミッションという働き方が注目される中、フルコミに転職したいと考える営業マンが増えてきています。これはトップセールスほど顕著な動きで、独立起業を視野に入れた腕試しの様相を呈しています。
そこで今回はフルコミッションで働く上で押さえておきたいリスクや注意事項をご紹介していきます。完全歩合制という働き方にはリスクがあります。働き出してから知ったのでは遅いので、この機会にきちんと押さえておきましょう。
>>フルコミッションの情報サイト|side bizz(サイドビズ)
転職は人生の岐路
転職をする時には、人生の岐路に立っていることが多いです。
転職先によってその後の人生が決まる可能性は高いので、迷うことは当然だと思います。
しかし、正しい決断を行うのは容易ではなく、転職先を安易に同業他社にしてしまう人も多いのが実態です。
同業他社は転職しやすいですし、今あるスキルをそのまま活用できるからです。
しかし、同じような会社に転職しても、大きく変わることはありません。
給料は大きく変わりませんし、勤務時間も変わらないでしょう。
転職をしたからといって、人生が変わることは少ないのです。
思い切って人生を変えるなら、フルコミッションの仕事を転職の選択肢に入れることも良いでしょう。
フルコミッションであれば、自由な働き方や自分の力次第で大きく稼げる可能性があります。
つまり、フルコミが人生を大きく変える転機になる可能性があるのです。
ただし、フルコミで成功する人には努力が必要になります。
努力ができないのであれば、フルコミで稼ぐのは難しいかもしれません。
一方で、大きく稼げる可能性があるのも事実です。
普通の給与で大きく稼ぐことは難しいですが、フルコミであれば売上に応じて報酬がもらえるからです。
フルコミの場合は固定給が発生しないので、売上からもらえるパーセンテージが多いことも特徴の一つです。
転職を考えるなら、フルコミを選択肢に入れてみることをおすすめします。
フルコミッションはきつい
フルコミッションがきついと言われる理由は、儲けられる可能性がある一方で、報酬がゼロになる点です。
固定給があれば報酬がゼロになることはありませんが、フルコミッションではその保証がありません。
よって、売上が上げられないときには、生活が苦しくなるでしょう。
しかし、儲かるときには大きく儲けることができます。
一ヶ月仕事をして売上がゼロになるのであれば、一般の企業でも厳しい状況に陥る可能性は高いです。
そう考えると、フルコミッションだからきついわけではなく、売上が上げられないこと自体がきついのです。
他にフルコミッションがきつい理由には、個人事業主=経営者になるので孤独ということがあります。
経営者はすべて自己責任で決めるために、孤独になります。
ただし、孤独だからといってずっと辛いというわけではありません。
同じ境遇の経営者と孤独について、気持ちを分かち合うこともできますし、相談乗ってくれる起業家の先輩も多いです。
個人事業主が孤独だからきついというのは一概には言えません。
むしろ、孤独を他の人と話せる方が楽しいのかもしれません。
共通の話題があれば打ち解けられるでしょう。
そのようにして、段々と人間関係の輪が広がっていくのです。
関連記事:フルコミッション営業とはセールスの地獄|「きつい」と言われる理由
関連記事:営業ノルマが未達成になる原因は?きついノルマを達成する方法
フルコミは本当に稼げる?
フルコミッションで稼げるかを疑う人がいますが、フルコミでは月50万円~100万円稼ぐのは普通です。
これらの例は特別に多いというわけではありません。
特に稼げるフルコミとしては、代表的なものに不動産営業があります。
不動産営業は契約した金額から、一定の割合を受け取ることができます。
売買契約などをまとめることができれば一回で、100万円単位の報酬になることがあるのです。
それ以外にも賃貸契約であれば、契約件数を多く取れる可能性があります。
それであれば安定した報酬にすることができるのです。
他に、軽貨物のドライバーという稼ぎ方があります。
軽貨物のドライバーであれば仕事がたくさんあるので、安定した報酬を得ることができます。労働時間を増やせば、報酬を増やすことが可能な仕事です。
もう一つフルコミの仕事で稼げるものには、保険のフルコミ営業があります。
外資系保険会社で多く活用されている仕組みですが、保険の販売をする代理販売業になります。
販売代理店では色々な保険会社の商品を扱えるので、お客さんからすれば比較しやすく選びやすいのが特徴です。
そのため人気の保険代理店をしている人には、次々に仕事が舞い込んできて、収入も上がっていくという仕組みになっています。
口コミでお客さんを広げられることも、この仕事の良い部分でしょう。
関連記事:フルコミッションセールスって何?営業マンが副業や起業で稼ぐコツ
関連記事:フルコミッション営業で稼ぐ|月収100万円以上にする方法
フルコミの社会保険や有給はどうなる?
フルコミッションの仕事では、請け負う会社の社会保険に入ることはできません。
保険関係は雇用契約が前提ですので、フルコミには適用されないからです。
雇用関係が請け負う会社と成立していないことがポイントです。
フルコミの場合は、雇用契約ではなく完全歩合制の業務委託契約になります。
業務委託を受けているだけですので、請け負う会社に所属しているわけではありません。
その点から考えると、フルコミには最低賃金も無ければ有給もないのです。
有給は保険と同様に雇用契約が前提なのでフルコミには適用されないのです。
有給はないですが、休日は自分で設定することができます。
また、フルコミの仕事は個人事業主として請け負いますので、社会保険は自分で手続きを行う必要があります。
所属している分野の協会などに社会保険の手続きをすると、社会保険に入ることもできるのです。
そのような保険に入らないのであれば、国民健康保険に入ることになるでしょう。
どうしても社会保険に入りたいのであれば、お金を支払って入ることは可能です。
月額の料金が固定になっていることが多いために、稼ぐ金額が大きくなれば社会保険の方が安いケースもあります。
入る前に国民健康保険と比べてみるといいかもしれません。
関連記事:フルコミッションに有給は与えるべき?違法にならない為のコツ
フルコミは副業から始めてみる
フルコミッション営業の仕事は副業から始めることができます。
例えば、不動産仲介であれば、「不動産を購入したい」「賃貸マンションを借りたい」という知人や友人を紹介するだけで稼げる仕事もあります。
そのような営業手法をリファラル営業(紹介営業)と言いますが、本業の合間にフルコミ営業ができます。
フルコミの仕事は時間をかければいいというものではありません。
ちょっとの労働時間でもたくさんの商品が売れれば、大きな収入になります。
そう考えると、副業でフルコミの仕事をしても、しっかりとした収入になる可能性は高いです。
本業ではノルマがあるために、時間をかけた戦略は取りにくいです。
しかし、副業であれば、時間をかけても、売れればいいという考え方ができるのです。
それであれば売れるまで我慢できるので、売れる戦略を立てやすいでしょう。
そんなフルコミッションの副業をするときに役立つサイトがあります。
リファラル営業サイトでは、無料の会員登録をするだけで、掲載している全ての商材の代理店契約が完了します。
好きな商品を選んだら、すぐに紹介営業が開始できることが特徴になります。
取引先と会うときに、その会社が欲しがりそうな商材を探しておいて、それを勧めるだけで報酬が手に入る可能性があります。
他にも興味がありそうな人に、商品を勧めるだけでも、報酬を受け取れる場合があるのです。
紹介営業は本業のあいだに営業するには、ちょうどいいサービスになっています。
関連記事:フルコミッション副業の代表的な6種類を紹介|フルコミ営業の特徴
関連記事:フルコミッションの仕事って何?営業セールスや副業の代表例5選