
副業解禁となり、副業を探すサラリーマンや会社員が増えてきています。これからの時代は副業が当たり前になっていくと思いますが、私たちは一体どのような副業を選択すれば良いのでしょうか?
今回は営業・セールス職に多いフルコミッションという働き方を副業にする方法についてご紹介していきます。フルコミとは何なのか?という素朴な疑問から、その特徴まで解説していきます。
>>フルコミッションの情報サイト|side bizz(サイドビズ)
大副業時代の幕開け
少子高齢化が進む近年の日本では、女性やシニア層の活用するなど、労働者確保のために様々な対策が行われています。
その中でも、経済活性化の効果があるとして大きな注目を集めているのが副業です。
これまで日本では、多くの企業が副業を禁止していましたが、政府が副業の促進に動き出したことで、副業を許可する企業も徐々に増え始めています。
まさに副業解禁の時代と言えるでしょう。
副業を解禁する理由は雇用主側にもあります。
副業を許可することは、雇用主にとって優秀な人材の獲得できるチャンスが広がるメリットがあるからです。
本業と副業を同時にこなせる優秀な人材を確保できるだけでなく、他社から採用できるケースもあるため、企業の底上げにつながります。
また将来的には複業や兼業といった新しい働き方で、雇用の幅を広げるきっかけにもなり得ます。
現代はインターネットやスマートフォンの普及により、空いた時間に副業をすることが簡単になりました。
副業をすることは、ただ単に収入を上げるだけでなく、人脈を築いたり趣味を活性化させるなどさまざまなメリットがあります。
本業とまったく違った分野にチャレンジできるのも、副業をする魅力だといえるでしょう。
副業であれば、転職しなくても業務外のキャリアを積んでいくことができるため、働き手側にとっても大きなメリットがあるといえます。
このような事情や背景があり副業解禁が広がっています。
ここまで読んだ方は、今の時代に副業が必要な理由を理解することができたと思います。
副業を許可する企業がこのまま増えていけば、これからの時代は、副業が当たり前の時代になっていくことでしょう。
関連記事:副業解禁しない会社はヤバい?副業を解禁した大企業40社の目的と理由
フルコミッション型の副業とは?
フルコミッションとは、完全歩合制の働き方を指します。
働いた時間によって給料を与えられる歩合制と異なり、フルコミッションは成果に応じて報酬が決められるため、実力がないとお金を稼ぐことができません。
逆に実力があれば、本業以上に稼ぐことも可能になります。
フルコミッション型の副業は、働いた分だけ報酬が増えていく仕組みなので、達成感を感じやすいと言われています。
勤務スタイルも問われないケースが一般的なので、好きな時間に働けるメリットがあります。
無理せず自分のペースで仕事を進めていくことができるので、プライベートと両立することができるでしょう。
自分の裁量で働くことができるので、時間を効率よく使うことができれば、早い段階で成果を上げることが可能になります。
フルコミッション型の副業の場合、仕事はすべて自己管理となるため、主体性を持って取り組む必要があります。
努力や自分を律する力を欠いてしまうと、報酬に大きく影響してしまうので注意しなければなりません。
これまで人から指示されて働くことに慣れてきた人にとって、最初は困難なこともあるでしょう。
一方で、日頃から歩合制が自分に合わないと感じている人であれば、フルコミッション型のほうが働きやすいといえます。
関連記事:フルコミッションセールスって何?営業マンが副業や起業で稼ぐコツ
代表的なフルコミッションが多い業界としては、投資用マンションなどの不動産、保険、太陽光発電、ソフトバンクなどの光回線が挙げられます。
興味がある方は探してみるのも良いでしょう。
関連記事:フルコミッションの仕事って何?営業セールスや副業の代表例5選
フルコミッションは辛い
フルコミッションはたくさん稼げるメリットがある一方で、収入がゼロになる可能性もあるので注意しなければなりません。
フルコミッションの雇用形態は業務委託契約になるので、基本給の設定がありません。
ちなみにフルコミッションなのに社員として雇用すると違法になるので注意しましょう。
関連記事:フルコミッション営業とはセールスの地獄|「きつい」と言われる理由
基本給が設定されている歩合制であれば収入ゼロになる心配はありませんが、フルコミッションは成果が報酬に直結する働き方なので、成果が出ないと当然収入はゼロになってしまいます。
歩合制の働き方に慣れている人にしてみれば、この点は「辛い」「きつい」と感じやすいでしょう。
安定した報酬が欲しい人にはフルコミッションは向いていないので、仕事を始める前に自分に適正があるかどうかよく考えておく必要があります。
フルコミッションセールスで報酬を得るには、自分を厳しく律する力も必要です。
途中で仕事を怠けたり自堕落になってしまうと、安定した報酬を得ることが難しくなるため、自分をしっかり管理しながら仕事を続けていかなくてはなりません。
また、フルコミッションは気軽に休めないデメリットもあります。
フルコミッションはスケジュール管理から顧客の管理まで、すべて自分で行わなければならないので、休んでしまうと今後の仕事に大きな影響が出てしまいます。
自分の能力以上の仕事を請け負ってしまうと失敗しやすいので、無理のないペースで仕事を進めていくようにしましょう。
関連記事:営業ノルマが未達成になる原因は?きついノルマを達成する方法
フルコミ副業の種類
一言でフルコミッション副業と言っても様々な種類があるので、自分に合った業界や商材を選ぶことが大切です。
フルコミッション副業の中で特に求人が多いのは、不動産営業や太陽光発電、軽貨物ドライバー、光回線(ソフトバンク)、NHKの集金代行、ガスの切り替え営業など6種類になります。
フルコミ営業の場合、営業として個人宅などをまわり、商材を売り込んで契約を取ることが業務内容になります。
基本的にフルコミ営業は知識がなかったり未経験でも始めることができますが、成果が出なければ報酬を得ることができません。
長時間働いたとしても、成果を出さなければ報酬はゼロとなってしまうので注意が必要です。
逆に、自分に合った営業方法やコツさえ掴んでしまえば、効率よく稼いでいくことができます。
フルコミ副業で効率よく稼ぎたいのであれば、自分の興味のある商材を選びましょう。
自分も買ってみたいと思えるような商材を選べば、顧客に商材の良さを上手くアピールすることができ、結果につながりやすくなります。
フルコミ営業は顧客に商品を売り込む仕事なので、自分の得意分野を選ぶことも大事です。
得意分野であれば成果も上がりやすく、モチベーションの維持にもつながるため、フルコミ副業を長く続けていくことが可能になります。
関連記事:フルコミッション型セールスの種類と雇用形態を徹底解説
大学生のフルコミアルバイトは違法?
フルコミッションは、業務委託契約を結んだ場合にのみ適用される完全歩合制の雇用形態なので、企業と雇用契約を結ぶアルバイトとは異なります。
よって、有給や残業代の支払いはなく、最低賃金の縛りもありません。
その反対であるアルバイトや正社員などで雇用契約を結ぶ場合、フルコミッションを適用してしまうと違法になりますので注意が必要です。
雇用契約を結んだ場合に適用されるのは、基本給が設定されている歩合制です。
フルコミ営業はアルバイトではできませんが、業務委託契約でのみ適法となります。この点をよく理解していないと、知らないうちに違法な仕事をしていることもあるので要注意です。
フルコミッションと歩合制は混同しやすいので、副業を始める前に違いをよく理解しておくことが大切です。それと同時に、自分がどちらの働き方に適しているのか冷静に判断することも必要になります。
フルコミッションと歩合制は異なる魅力があるので、それぞれの特徴をよく比較して、後悔しないような選択をしましょう。
主体的に動くことが得意で、毎日チャレンジ精神を持って働くことを楽しめる人であれば、歩合制よりもフルコミッションが向いています。
営業が得意な人にとってみれば、自分の成果が報酬に直接反映されるフルコミッションは嬉しい給与形態だといえるでしょう。
関連記事:なぜフルコミッションのアルバイトは存在しないのか?その理由とは?