新しいインバウンドマーケティングの手法
webを活用したインバウンドマーケティングは古くから実施されていますが、その分競合が多くて差別化がしにくいというデメリットがあります。
そんな中、新しいインバウンドマーケティングとして注目されているのが「リファラルマーケティング」です。
リファラルとは「紹介」「推薦」を意味する言葉で、知人・友人などを紹介する行為のことを言います。
このような「人からの紹介」をビジネスに活用しようとする動きが出てきています。
その代表例が、
- リファラル採用
- リファラル営業
になります。
リファラル採用
リファラルの中でも、リファラル採用が注目されています。
リファラル採用とは、社員がヘッドハンターになって知人・友人などを正社員として勧誘することを言います。
古くは「縁故採用」「コネ入社」なんて呼ばれることもありましたが、欧米では主流の採用手法になっています。
近年、リファラル採用が注目されてきた理由としては、従来の採用手法が限界を迎えたこと、人材不足が挙げられます。
少子高齢化で人材難に陥った企業が、社員に報酬を用意して知り合いを紹介するように促しているのです。
この採用手法を取り入れることで、離職率の低下にも繋がり、企業は一石二鳥ということになります。
リファラル営業
「人からの紹介」をセールスに活用しようという流れもあります。
どの企業も新規開拓営業は課題になっており、そのやり方も時代と共に進化してきています。
その中で、リファラル営業プラットフォームが登場しました。
リファラル営業サイトにはフリーランスの営業マンがたくさん登録されているので、必要に応じて自由に営業リソースを調達することができます。
つまり、営業のアウトソーシングが簡単に実現するのです。
これによって、
- 販路拡大
- コスト削減
の2つを同時に実現する仕組みがリファラル営業プラットフォームなのです。
>>リファラル営業プラットフォーム|side bizz(サイドビズ)
インバウンドマーケティングのツール
インバウンドマーケティングを行う為には、ツールの導入がおすすめです。
その為に最適なツールも開発されていて、無料トライアルできるサービスも多くなっています。
特に導入が容易で初期費用も比較的少なくて済むクラウド型ツールはとても人気があるので、どのようなサービスがあるのか調べてみましょう。
インバウンドマーケティングツールとして導入事例が多いのはHubSpotだと思います。
HubSpotはマーケティング、セールス、カスタマーサービスの統合型プラットフォームとして作り上げられていて、それぞれに対応したツールを自由に利用できる仕組みになっています。
別名MA(マーケティングオートメーション)ツールとも呼ばれているので、知っている人は多いかも知れません。
ブログやSNSの構築を容易にしたり、コンテンツ管理を行えたりする汎用性が高いツールです。
HubSpotと同様に総合型のプラットフォームとして広く導入されているのがOracle Marketing Cloudです。
Oracle Marketing Cloudはマーケティングオートメーションの面で特に優れていて、BtoBならEloqua、BtoCならResponsysを活用することで効果的なマーケティングが可能になります。
また、オウンドメディアの最適化やオーディエンスターゲティングにも活用できるツールが盛り込まれているため、インバウンドマーケティングを効率化していくのに必要な環境が整っています。
このようなクラウド型のプラットフォームは刻々と機能が増えていくのも魅力で、将来的な対応についても心配がいりません。
MAツールは本格的なインバウンドマーケティングを実施する際に向いています。
まとめ
ここまでインバウンドマーケティングについて解説してきたので、インバウンド営業の重要性が十分理解できたと思います。
これからの時代は押し売り型のアウトバウンド営業よりも、インバウンド営業が主流になっていくはずです。
つまり、これは「環境の変化」を意味します。
この環境の変化を軽視したり、それに対応しない企業は決して生き残ることができません。
致命傷になる前に、早めの対策をしていきましょう。