本当の人脈とは?
「人脈を増やしたい!」と考える人は多いと思いますが、そもそも「本当の人脈とは何なのか?」ということまで考えている人は少ないと思います。
整理整頓するためにも、ここで「本物の人脈」について理解しておく必要があると思います。
本当の意味の人脈とは「何でも気軽に相談できる関係性」という定義になります。
例えばあなたが今繋がっている人達(=人脈)を頭の中でイメージしてみてください。
その人達に以下のような相談ができるでしょうか?
- 新規事業の立ち上げを考えているが、良い取引先が見つからない
- 投資家を探しているが、なかなか出資者が見つからない
- 恋人の誕生日プレゼントが決まらない
- 美味しい焼肉が食べたいので、オススメ店を教えて欲しい
1~2は仕事に関することなので、相談しやすいかもしれませんが、3~4はプライベートに関することなので、相談できる相手が減るはずです。
つまり、本当の人脈とは1~4全てを気軽に相談できるような相手のことなのです。
もう少しくだけたイメージで伝えると、「近くにいるから一緒にランチ食べに行かない?」と当日に言えるような間柄ということです。
仕事の取引先などを、いきなり当日ランチに誘うのは少し抵抗感がありますよね。
しかし、仲の良い人であれば、フランクに誘えるはずです。
そのような人があなたには何人いるでしょうか?
その数があなたの本当の人脈数なのです。
表面的で上っ面な人脈を作っても、あなたの人生は決して豊かになりません。
もし人脈を広げるのであれば、本当の意味での人脈形成を心掛けましょう。
人脈の作り方
ここまで読んだ人は、本当の人脈がどういうものか理解できたと思います。
それでは次に、肝心要の人脈作りについて解説していきたいと思います。
多くのビジネスパーソンが「人脈を増やしたい!」と思っているはずですが、それを実現できている人は少ないはずです。
現代はインターネット社会なので、人と人との関係性が希薄化しています。
異業種交流会で一度出会っただけでもFacebookの友達になったり、LINEで繋がることが当たり前の時代ですよね。
なので、そこで繋がっているだけの人達は、あなたにとっての本当の人脈になり得ないと思います。
つまり、この逆張りをすれば良いのです。
例えば異業種交流会で出会った人がいた場合、意気投合したならその場ですぐに飲み会のアポイントを取ってしまいましょう。
取引先とも同じ対応で構いません。
もし相手がお酒が飲めて、外食するのが嫌でない場合、積極的に誘い出してみましょう。
このような交際接待費(=経費)が出ない場合もあると思いますが、その場合には自腹を切れば良いだけです。
つまりこれは、あなたにとっての自己投資の一環なのです。
この金額をケチったり、外出するのが面倒だと思ってる限り、本当の人脈は増えることは絶対にあり得ません。
飲みニケーション不要論もありますが、個人的には真っ正面からそれを否定したいと思います。
SNSはじめ、人間関係が希薄化している現在では、逆の動きをした方が賢明だと思います。
つまり、少ない人数だったとしても濃密な関係性を持つのです。
そのような場面で、アルコールはとても役に立ちます。
「飲み会では無礼講」という言葉もあるように、お互い腹を割って話せる場所が飲みニケーションの場です。
このような考えを旧時代的だとか、否定的に捉えることは個人の自由ですが、オンラインの関係性だけで人間関係が深まるとは到底思えません。
特に現代人はリアル(=本物)を求めているのです。
メッセージを100回やり取りするよりも、電話を10回するよりも、直接語り合った方が関係性は深まるはずです。