今川義元の名言
昨日なし明日またしらぬ人はただ今日のうちこそ命なりけれ。
この言葉は「昨日はもう過ぎ去ってしまった。明日はまたどうなるか分からない。人は今日一日を生きることがすべてである」という意味の名言です。
桶狭間の戦いで織田信長と対決した今川義元は「今を生きろ」と進言したのです。
命のやり取りをしていた戦国武将らしい言葉ですよね。
武田信玄の名言
為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らぬと捨つる人のはかなさ。
この言葉の意味は「物事は努力すれば必ず成し遂げられる。努力すればできることを最初からできないと諦めてしまうのは人間の弱さである」ということです。
人気漫画から生まれた「諦めたらそこで試合終了ですよ」という有名な名言もありますよね。
それと同じで、最初から諦めてしまっては何も始まらないのです。
百人のうち九十九人に誉めらるるは、善き者にあらず。
これはビジネスの現場でもよく聞く言葉ですよね。
多くの人から認められているから優秀だということにはなりません。
褒める人の中には、嘘をついていたり、ポジショントークをしている人もいるからです。
もし起業する場合には「10人中9人が反対するのであれば成功する」と言われます。
もし逆に「10人中9人が賛成する」のであれば、そのビジネスは失敗する可能性が高いのです。
この考え方は、特に経営者が持っておくべき思考術だと思います。
人は城。
人は石垣。
人は堀。
情けは味方。
仇は敵なり。
戦国最強と言われていた武田信玄は、兵の重要性を理解していました。
人材を適材適所に配置し、モチベーションをアップさせれば、期待以上の成果を発揮してくれるのです。
この名言には、組織をコントロールする術が詰まっているように感じます。
高坂昌信の名言
人を讃るに能き証拠を引き、誹るに悪き証拠を引くが本道。
この言葉には「人を褒める時はその人が優れていることを示す証拠を出し、反対に人を批判する時にはその人が悪いことを示す証拠をが重要である」という意味があります。
感情論で語るのではなく、ちゃんと論理的に説明しないと、部下は納得しないのです。
公平正当な評価を心掛けましょう。
上杉謙信の名言
運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり。
この言葉の意味は「合戦の勝敗は天が決めることなので、自分にはどうにもできない。自分にできるのは鎧をまとって心身を強固にし、足を動かして手柄を上げることだけだ」ということです。
つまり色々考えて悶々とするよりも、とにかく行動するのを推奨したのです。
心に勇みある時は悔やむことなし。
自分が正しいと信じたことであれば、失敗しても後悔は少ないですよね。
勇気ある行動こそが、悔いのない人生をつくるのです。
我は兵を以て戦ひを決せん。
塩を以て敵を屈せしむる事をせじ。
上杉謙信は、宿敵である武田信玄が塩の輸送を止められているのを知ると、敵対する立場でありながら武田信玄に塩を送ったそうです。
この逸話から生まれた「敵に塩を送る」ということわざは、今でも語り継がれています。
宇喜多直家の名言
一人で事にあたるな。
この名言は「戦国の三梟雄」と言われた宇喜多直家の名言です。
何でも自分一人で出来ると思うのは危険な発想だと思います。
仕事というのは自分一人で出来るはずがなく、周りの支援があってからこそ実現するのです。
小早川隆景の名言
すぐわかりましたという人間に、わかったためしはない。
部下に仕事を任せる場合、その内容を指示すると思いますが、すぐに「わかりました」という人には注意しましょう。
きちんと理解していない可能性があるので、指示した内容をもう一度本人の口から説明してもらうのが理想的でしょう。
これは仕事でのミスをなくし、リスクヘッジすることに繋がっていきます。